第31普通科連隊(連隊長・矢野哲也1陸佐)は6月25及び26日、習志野駐屯地において「即応予備自衛官(以下「即自隊員」)にとって初めての母隊訓練」を実施した。この訓練は、即応予備自衛官招集訓練の魅力化を図る施策のひとつであり、普段は所属する中隊の駐屯地で訓練する即自隊員を、現職時に勤務していた駐屯地に集め訓練するものである。今回は第1空挺団出身の即自隊員を対象として、習志野駐屯地を出頭先とする第4中隊(中隊長・和田1陸尉)が担任した。
第3・4・5中隊の空挺団出身者の即自隊員8名が参加し、第4中隊の常備自衛官とともにレンジャー塔を利用し空路潜入を想定したリペリング訓練、体育理論に基づいた体育訓練(簡易競技)を実施して共に汗を流すとともに、課業外には懇親会を実施して大いに盛り上がるなど親睦を深めた。
訓練に参加した各中隊の即自隊員からは「訓練に参加して良かった。現職で所属していた時期が違っていても訓練を通して現職のような絆ができた。また訓練に参加したい」との所見が寄せられた。
連隊は今回の成果を踏まえ、次年度は空挺団出身の即自隊員30名以上が参加できるように、本訓練を先行的に企画・調整するとともに、訓練内容の充実を図り、更に隊員相互の絆を深め、連隊への帰属意識の高揚を図る。 |