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開設1周年記念行事〈与那国駐屯地〉 |
4月23日、西部方面総監部西部方面情報隊隷下部隊の与那国沿岸監視隊が所在する与那国駐屯地(司令・塩満大吾2陸佐=兼与那国沿岸監視隊長)で初夏を思わせる様な爽やかな日、開設1周年記念行事が盛大に行われた。
小林鷹之政務官、外間守吉与那国町長らをはじめ約80名の来賓を招待。海自掃海艇「ししじま」の艦艇広報、陸自LRー2海自Pー3C空自Fー15による祝賀飛行も行った。小林政務官は「南西諸島では防衛力の空白を早期に解消することが極めて重要」等と訓辞を述べ、安倍晋三内閣総理大臣の「『国民の自衛隊であれ』自衛隊創設以来の揺るがぬモットーです」「この地域において自衛隊がしっかりとした存在を示し、日々、着実な任務を遂行することは、我が国の平和と安全、ひいてはアジア太平洋地域の平和と安定のため極めて大きな意義を有するものです」等とメッセージを代読した=写真。
与那国に駐屯地が出来て1年。塩満司令は「情報収集任務の練度をあげ、活かせるように努めたい。島民らとの交流は、夏祭りなどのイベント協力、個人的なPTA活動などを通じて理解は進んでいると思う。これからも地域一体の駐屯地となれるよう取り組んで行く」などと述べた。
※与那国駐屯地所在部隊(隊員数 約160名)与那国沿岸監視隊・西部方面通信情報隊 収集小隊・第442会計隊・第322基地通信中隊 与那国派遣隊・第136地区警務隊 与那国連絡班 |
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入隊式 |
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〈第4師団〉 |
平成29年度の自衛官候補生課程の入隊式が、4月7日に第40普通科連隊(小倉)、第118教育大隊(久留米)、9日に第16普通科連隊(大村)、第19普通科連隊(福岡)、16日に第41普通科連隊(別府)においてそれぞれ行われ、合わせて505名の自衛官候補生が入隊した。
自衛官候補生は、約3ヵ月間の課程教育において、自衛官としての資質を養い、各職種共通の基礎的な知識及び技能の習得を目指す。
第19普通科連隊(連隊長・松崎早博1陸佐=福岡)では、4月9日、駐屯地体育館において、春日市長、大野城市長をはじめ、多数の来賓及び自衛官候補生の家族が見守る中、平成29年度自衛官候補生課程教育入隊式を挙行した。
福岡・佐賀・熊本各県から入隊した自衛官候補生128名は、真新しい制服に身を包み、緊張の面持ちで式に臨んでいた。
自衛官候補生を代表して、中嶌候補生による元気溌剌とした「申告」、次いで全員による「宣誓」が行われ、各人の決意が力強く表明された。松崎連隊長は、式辞で自衛官候補生一人ひとりの成長を願い、無条件で愛する親以上の愛情をもって教育に臨む方針を示すとともに、この時、この場所に運命的に集いし同期みんなで支え合い、一致団結して辛いことも苦しいことも乗り越えるように激励した。自衛官候補生としての第一歩を踏み出した彼等の制服姿に、家族は深く感激した様子であった。
一方、大村駐屯地に入隊した、佐藤拓馬候補生は「無事入隊式を終え、この教育期間で、体力、知識及び技能を習得するにあたり、厳しい訓練や苦しい場面などこれまで経験したことない壁が待ち受けていると思いますが自分たちの目標を達成できるように、前期教育間に各人毎やるべき事を判断し、お互い一日一日の時間を大切にして一生懸命、切磋琢磨していきたい。そして3ヶ月間、誰一人欠けることなく、みんなで乗り越えたいと思います」と、抱負と、決意を語ってくれた。 |
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〈多賀城〉 |
多賀城駐屯地(司令・二瓶惠司1陸佐)は、4月5日、「平成29年度一般陸曹候補生課程前期及び自衛官候補生課程」の合同入隊式を実施した。
第22普通科連隊教育隊(連隊長・二瓶惠司1陸佐)には自衛官候補生課程(男子)87名、第119教育大隊(大隊長・通山2陸佐)には、一般陸曹候補生課程前期284名及び自衛官候補生課程(女子)114名の総計485名が入隊した。
入隊式は、部内外多数の来賓の出席の下、新隊員に対する家族の熱い視線が注がれる中で厳粛に挙行され、第22普通科連隊、第119教育大隊の各課程代表者が、任命書を授与されるとともに、申告及び宣誓を力強く実施した。新隊員は、希望に満ちた眼差しに溢れ、先輩たちに負けない立派な自衛官を目指す意気込みが強く感じられた。
第22普通科連隊長からは、「団体生活の中でルールを守り、自分の立場、役割をしっかり認識し、受身にならず、何事にも挑戦せよ。同期の『絆』を大切にし、『辛さ』『苦しさ』を克服するため協力し、胸を張って、3ヵ月後の修了式を迎えよ」と激励された。
入隊式終了後の祝賀会食及び新隊員との懇談に参加した家族は、着隊してわずか6日ばかりで凛々しくなった我が子の姿に感動しつつ駐屯地を後にした。 |
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陸幕内隊員自主募集情報収集優秀部官褒賞授与式 |
4月27日、陸幕長室で「平成28年度陸幕内隊員自主募集(縁故)情報収集優秀部官褒賞授与式」が行われた。
陸上幕僚監部では厳しい募集環境から、各部官に対して情報通知件数目標(100人あたり7件)を付与し、陸幕内での隊員自主募集の活性化を図っている。28年度は、陸自における100人あたりの情報通知件数平均約9件を大きく上回る11・5件という成果を出した。また総通知件数においても、目標の69件に対して、107件という成果を出した。
その中でも、通知件数42件(陸幕全体の約40%)、100人あたり約24件(全国平均の倍以上)という、特に優れた成果を出した装備計画部には、その功績を讃えて陸幕長褒賞が授与された。
岡部俊哉陸上幕僚長は訓示で「陸幕がまず、『隗より始めよ』で実践しようとし、それを各部官が真面目に受け取り、しっかり取組んでくれた」と述べ、「引続き本来の任務も、これを機に新たな気持ちでがんばってほしい。本当に心から感謝する。ありがとう」と惜しみない賛辞を贈った。
代表して褒賞状と副賞を拝受した航空機課総括班業計係長・姫野智一2陸佐(3件の自主募集情報を通知)は、「意識改革」が成果を出せた大きな要因だと言う。「『自主募集情報収集が支援ではなく任務だ』、という意識が部長以下ひとりひとりに徹底されていた」と話す。部内では数字を競い合うほど意識を高め合っていたそうだ。「地本任せにせず、また部隊に対して積極的に自主募集情報収集を依頼している以上、陸幕としてしっかり成果を出さなくてはいけない」と、責任感を持って取組んだ。今回の受賞にあたり姫野2陸佐は、「少しでも人材の基盤に貢献できたことが嬉しい。毎年続けないといけない。次も今回の数字を超えるような成果を出したい」と笑顔で語ってくれた。 |
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かすみがうらマラソン支援〈霞ヶ浦駐屯地〉 |
霞ヶ浦駐屯地(司令・山内大輔陸将)は4月16日、土浦市川口運動公園陸上競技場で開催された第27回かすみがうらマラソン兼国際盲人マラソンの運営を駐屯地隊員17人をもって支援し、円滑な大会運営に寄与した。
今年で27回目の開催となる本大会は、国際陸上競技連盟公認コースをフルマラソン(42・195km)、10マイル(16・09km)及び5kmの3部門で実施され、盲人マラソン等の参加者を含め約1万9000人が出場した。
当日、現地において山内司令より指導・激励を受けた支援隊員は、会場において競技役員輸送班と飲料水輸送班に分かれ、役員輸送班はフル及び10マイルの各種目ごとに先導車、審判車となる自衛隊車両に大会役員を乗せ、マラソンコースを走行しランナーの先導を行った。また、飲料水輸送班はコース上の27・5kmと40kmの各給水地点に1t水トレーラをけん引して飲料水を輸送し、ボランティア団体へ引き継いだ。
また、大会翌日に土浦市長をはじめ大会関係者が駐屯地を訪れ、山内司令に対し感謝の言葉を頂いた。
霞ヶ浦駐屯地は引き続き、この種大会の運営に協力し地域の信頼を得ていく。 |
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