防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   955号 (2017年5月15日発行)
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4特群〈上富良野〉
 第4特科群(群長=岸良知樹1陸佐=上富良野)は、4月9日、富良野地方自衛隊協力会会長(向山富夫上富良野町長)、同副会長(木佐剛三中富良野町長)をはじめ、関係協力諸団体の来賓及び家族が見守る中、平成29年度自衛官候補生課程教育入隊式を行った。
 岸良群長は教育開始に当たり「失敗を恐れず、積極的に行動せよ」と「同期の絆を大切にせよ」の二点を要望し、少し緊張の面持ちの自衛官候補生に対し、今後の自衛官としての成長に期待を込め激励した。
 真新しい制服に袖を通した39名の自衛官候補生は、家族の見守る中、溌剌と力強く服務の宣誓をし、自衛官としての第一歩を踏み出した。

呉教育隊〈海自〉
 花曇り空の下、海上自衛隊に新たに入隊した第10期一般海曹候補生課程学生183名及び第13期自衛官候補生課程学生102名の入隊式が、4月7日呉教育隊(司令・関川秀樹1海佐)において、呉市長代理 小松良三呉副市長、石崎元成呉市議会議長をはじめ部内外多数の来賓の出席を得ておこなわれた。
 入隊式では、呉地方総監・池太郎海将が、第10期一般海曹候補生の海上自衛官任命及び第13期自衛官候補生の自衛官候補生任命を行い、「諸君に期待するところは、何事に対しても『愚直たれ』ということである。愚直さを追求するために、最後まで『あ』きらめない、物事を『あ』などらない、人を『あ』ざむかない、この3つの『あ』の実践を通して『愚直さ』を追求していってもらいたい」と訓示した。
 新入隊員たちは、初めての儀式に初々しい制服姿で臨み、任命の際に名前を読み上げられると緊張しながらも元気よく返事をしていた。一般海曹候補生による「服務の宣誓」は佐久間正樹海士長(元航空自衛官)を代表として、また自衛官候補生による「自衛官候補生の宣誓」は水田圭亮自衛官候補生(山口県防府商業高等学校)を代表として、課程ごとに総員で暗唱すると若い声が式場全体に大きく響き渡り、学生たちの決意の強さがうかがわれた。
 入隊式には500名以上の家族が来隊し、海上自衛隊の厳粛な入隊式と制服に身を固めた学生の凛々しい姿に印象深く感じ入っている様子だった。入隊式が終ると分隊編成式を見学し、学生たちを励ましながら呉教育隊を後にした。

佐世保教育隊〈海自〉
 4月7日、第10期一般海曹候補生課程及び第13期自衛官候補生課程の入隊式が佐世保教育隊(司令・梅崎時彦1海佐)で行われた。前日からの雨も明け方には上がり、満開の桜が若人の門出に花を添えた。
 式典には、佐世保副市長をはじめ約700名の来賓、家族が参列し、佐世保地方総監、佐藤誠海将、佐世保在籍各級指揮官臨席のもと厳粛に挙行された。
 一般海曹候補生203名、自衛官候補生114名の計317名は、希望と強い覚悟をもって入隊式に臨み、初々しく緊張した中にも海上自衛官としてスタートを切った凛々しさが垣間見られた。
 梅崎佐教司令は式辞で、「あせらず、ひとつひとつ地道に修練を重ね基本を修得し、海上武人としての礎を築け。困難なときこそ仲間を思いやり、切磋琢磨して、同期のために汗を流し絆を深めよ。また、教官との信頼関係を築き同僚としての絆を深めよ」と、教育期間中の心構えを示達した。
 佐藤佐総監は訓示で「国旗、自衛艦旗の下に集いし我々は、この旗の国に生まれ、この旗の国に育ち、この旗の国を守る者たちである。今日から始まる厳しい修練に取り組むこととなるが、如何なる状況下にあっても与えられた任務を完遂するため勉学及び体力の練成に励むことを期待する」と、学生を激励した。
 これから5ヵ月間の厳しい修練が始まる。自衛官候補生課程は7月1日に2海士に任命後練習員課程に連接され、両課程は8月24日まで教育が実施される。
 スタートラインに立った学生達は、将来の海上自衛隊を担う我が国の宝。今は掘り出したばかりの原石かもしれいないが、5ヵ月後には、光り輝き、眩いばかりのダイヤモンドになるよう佐世保教育隊職員一同全身全霊をもって教育に当たっていく所存である。

航空教育隊〈空自〉
 航空自衛隊の航空教育隊(司令・山本方之1空佐=防府南)で4月7日に第10期一般空曹候補生課程の、4月12日に第10期自衛官候補生課程の入隊・入校式が多数の来賓及び家族が見守る中、厳粛に執り行われた。
 航空自衛隊の曹士隊員の教育を主たる任務とする航空教育隊は、課程学生の受け入れを全国2か所(防府南基地及び熊谷基地)で行っている。この春新たに入隊したのは、一般空曹候補生533名(内女性161名)及び自衛官候補生1284名(内女性81名)の合計1817名である。
 式は、一般空曹候補生課程の学生に対しては2空士及び一般空曹候補生への任命、自衛官候補生課程の学生に対しては自衛官候補生への任命が行われ、引き続き学生全員が、体育館に響き渡るほど力強い声で服務の宣誓を行った。その後、航空教育隊司令からの課程履修命課を受け、代表学生が力強く申告を行った。
 航空教育隊司令は式辞で、現在の我が国を取り巻く安全保障関係や自衛隊に対する国民の関心や期待について触れ、新入隊員に対し「様々な状況や任務に対して結果の残せる隊員であって欲しい」と述べ激励。その上で、「諸君らには「強固な団結力とチームワーク」、「強くしなやかな折れない心」、「航空自衛隊魂(積極進取、迅速機敏、柔軟多様、協力協調)」の三点を要望する」と述べた。その後、安倍内閣総理大臣からの祝電が披露され、「我が国の平和と安全のため、自衛隊の任務がますます重要視される中にあって、入隊・入校される皆様には、自衛隊の大切な使命・任務を認識いただき、ご活躍されますことを期待申し上げます」とエールを送られた。
 式典の終了後、新入隊員を代表して地元の記者のインタビューに答えた清水2空士は「正式に自衛官として任命されたので、自衛官としての自覚を持って、国民の負託に応えられるように成長していきたい」と抱負を語った。

41普連〈別府〉
 第41普通科連隊(連隊長・泉英夫1陸佐=別府)は、4月16日に別府駐屯地において衆議院議員衛藤征士郎氏、岩屋毅氏をはじめ部内外から多くの来賓と家族、駐屯地モニターが臨席する中、平成29年度自衛官候補生課程教育入隊式を厳粛に挙行した。
 執行官である泉連隊長が入隊者31名に自衛官候補生としての任命を行った後、自衛官候補生を代表して、板井雄佑自衛官候補生が申告し、宮住勇次候補生が宣誓を力強く読み上げると、全候補生も宣誓を声高らかに復唱し入隊への意欲を表した。泉連隊長は、式辞の中で「国や地域を意識せよ」「同期の団結を強化せよ」の二点を要望し、「本日を境に、自分自身は国や地域のためにあることを強く意識して、お互いに助け合い、励まし合って本教育を乗り越えてもらいたい。そして自衛隊員、社会人としてともに成長し、国や地域のために貢献できるように一緒に頑張っていこう」と述べた。
 式終了後は、隊員食堂において来賓、家族を含めての祝賀会食が実施された。会食の中で小野大和候補生は自衛官候補生を代表して、「『やるべきことをやれ』をモットーに31名が共に助け合い励まし合って、逞しく真に役立つ自衛官かつ立派な社会人となれるように精一杯頑張り、心身ともに成長した姿を修了式で皆様にお見せすることを約束します」と新たな決意を述べた。家族と共に会食した候補生たちは、記念撮影をしたり、別府駐屯地に着隊してからのことを語ったりと、楽しいひとときを過ごして英気を養うとともに、自衛官候補生としての決意を新たに前へと踏み出した。

44普連〈福島〉
 第44普通科連隊(連隊長・黒羽明1陸佐=福島)は4月8日、駐屯地体育館において自衛官候補生の入隊式を挙行した。
 真新しい制服に身を包んだ45名の自衛官候補生は、多くの来賓や家族が見守る中、関大地自候生が申告を行い、有賀隼人自候生が力強く宣誓を誓った。続いて黒羽連隊長は「本教育で、精神的・体力的にも鍛錬され心身ともに充実し、同期との絆を深め、国を守る一員になることを学んでください」と式辞を述べ、松本駿自候生が答辞をおこない「自衛官として使命を自覚し同期と共に頑張りたい」と答辞を述べた。
 参列した家族は、社会人として、自衛官として人生の大きな一歩を踏み出した我が子の姿に感動し、共に自衛隊入隊の良き日を喜び合った。

8普連〈米子〉
 4月7日、桜満開の駐屯地体育館において第8普通科連隊(連隊長・福岡和博1陸佐=米子)は、平成29年度自衛官候補生65名の入隊式(前期)を挙行した。式には、野坂米子市長はじめとして、部内外からの多数の来賓の参列を得るとともに家族の見守る中粛々と挙行された。
 自衛官候補生(略称「自候生」(前期))は、防衛省職員の定数外という身分で、約3ヶ月間に亘り陸上自衛官として必要な基礎的な教育及び訓練を受けるものである。式では島根県出身・安食自候生が代表して申告するとともに、広島県出身・盛原自候生を筆頭に全自候生が力強く宣誓を行った。
 連隊長は祝辞において「克己心の涵養」と「同期の絆を大切にせよ」の二点を強く要望した。3ヵ月後に全自候生が、更に見違える様に逞しくなり立派な2陸士への目標とする良き門出となる一日であった。

姫路駐屯地
 4月8日、陸上自衛隊姫路駐屯地(司令・大津勝利1陸佐)において、平成29年度自衛官候補生課程入隊式を執り行なった。自衛官候補生68名が「服務の宣誓」を実施し、自衛官を目指す隊員としての決意を唱和した。
 大津司令は、「明確かつ具体的な目標を持て」「同期生との絆を大切にせよ」の二点を要望事項に挙げ、自衛官候補生68名が更に逞しく、実りある教育となることを祈念して祝辞とした。
 約120名の家族も参列し、国防という重大な任務を担う我が子の制服姿を見て、誇らしげな表情をしていた。

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