JR東日本では5月1日から豪華寝台列車「トランスイート四季島」を運行させる。JR九州の「ななつ星」の成功をみてJR各社は同じような商品を売り出している。豪華列車と銘打つだけに「ーー四季島」の乗車料金も半端ではない、3泊4日のコースで一人最高95万円(2人1室利用の一人料金)。利用する人がいるのかと心配するがなんと11月末の運行まで予約でいっぱいだという。また同じ日の新聞には世界1周クルージングの広告が出ていた。誤植ではないかと思うほどの数字が並んでいる。100日間、1人部屋で最高5250万円、催行の旅行社は3年前にも同様の企画を成功させているそうだ。こんなにもお金持ちが日本にはいるのかなと見ていると、桁ちがいの訪日団があった。サウジアラビアのサルマン国王ご一行様である。まず日本中をビックリさせたのがエスカレーター付きの飛行機乗降タラップである。もちろん前もって運んでいたものだが並みの人間には思いつかない準備だ、行き先々に持っていくのだろうか。繰り返しテレビに映された御一行様の高級車の列、随行員は20機に分乗して1500人を超え、500人は帝国ホテルに宿泊した。総経費はいったい?。老婆心ながら地下資源が永遠であることを祈りたい。米経済誌フォーブスによると資産が10億ドル(1130億円)を超える個人は(ビリオネアと言うらしい)世界に2043人とか。「所得格差」などという言葉が滑稽に聞こえてくる。