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日露防衛相会談 |
3月20日、防衛省で稲田朋美防衛大臣は、ロシア連邦のセルゲイ・クジュゲトヴィチ・ショイグ国防大臣と防衛相会談を行った。両国の防衛相会談は、約3年4ヵ月振りとなる。
日露それぞれの防衛政策について説明があった後、両国が協力を深めていくことが重要であり、実務レベル協議、部隊間交流や日露捜索・救難共同訓練を引き続き実施していくことで一致した。また、地域情勢については、稲田大臣から北朝鮮の核・ミサイル情勢、および東シナ海、南シナ海情勢について説明があり、台頭する中国とどう向き合うかは国際情勢の秩序に関わる問題であると指摘。一方ショイグ大臣からは、国際テロへの対応、シリア情勢を中心に説明があった。
会談後両大臣は、第2回日露外務・防衛・閣僚会議(「2+2」)を、岸田外務大臣、ラヴロフ露外相とともに開催した。(1)北朝鮮情勢(2)ミサイル防衛(MD)(3)南シナ海及び東シナ海(4)ロシアによる北方領土への新たな地対艦ミサイル配備および師団の配備について(5)防衛交流の継続、本年中の海自練習艦隊によるロシア寄港について(6)テロ対策等への協力、等が協議された。 |
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平成28年度 ワークライフバランス職場表彰
防衛省、横須賀地方総監部、整備計画局情報通信課が表彰される |
3月21日、首相官邸において「平成28年度ワークライフバランス職場表彰」が行われ、整備計画局情報通信課、海上自衛隊横須賀地方総監部、防衛省がそれぞれ表彰された。
当表彰は、「職場環境の改善」、「業務の改善」への取り組みが特に優秀であると認められた、国家公務員の職場に対して表彰するもの。各府省等から推薦のあった全97件より、それぞれ6件が選定された。
海上自衛隊横須賀地方総監部が「国家公務員制度担当大臣表彰(職場環境の改善)」で、整備計画局情報通信課が「内閣人事教育局長表彰(業務の改善)」でそれぞれ表彰された。
また、防衛省が、ワークライフバランス推進のため、省内に表彰制度を設置・実施しているとして、「選考委員特別賞」で表彰された。
▽表彰理由は以下のとおり
【海上自衛隊横須賀地方総監部】女性隊員が艦艇職域に復帰できるよう、結婚・出産などのライフイベントと両立し得る今後30年間の経歴管理計画を作成(配偶者が隊員の場合は夫婦で)し、女性の活躍を支援。
【整備計画局情報通信課】業務に役立つパソコン操作のノウハウ集を作成し、組織全体に展開、スキル定着のためのチェックテストや職員からの相談窓口(詳細な操作方法の問合せ、意見・要望など)も設置。 |
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平成28年度自衛艦隊等先任伍長会報 |
海上自衛隊先任伍長(関秀之海曹長)は2月20日・21日で、今年度、第2回目の自衛艦隊等先任伍長会報を海上幕僚監部8階の第1共用会議室で行った。
初日は、海上幕僚副長との懇談で幕を開けた。懇談の中では、「人材を育てていく中で、自らの思いを伝えるのはかなり難しい事ではあるが、先任伍長は、隊員1人1人が何を考え、何を思っているかをよく考え、今の人たちにあった伝え方をし、コミュニケーションは先任伍長自らがとっていき、多忙感や疲労感を充実感に変えられる魔法のような対応が必要なのではないか」と話し、「先任伍長ネットワークを活用し、全国の先任伍長同士が相互に話ができる環境を更に構築してもらいたい」と締めくくった。
その後の会報では、各部隊から現状における取り組みや懸案事項の発表が行われ、昨今の服務事故の傾向から、人間関係の再構築が必要なこと、ネット社会が組織に与える影響等、建設的な意見が多く出された。
今後は、若年隊員だけではなく、上級海曹への再教育も重要であり「やるべきことをしっかりやり、挨拶、敬礼、整理整頓の基本を面倒臭がらずに出来る自衛官を育成し、これからの組織、後進のために皆の思いを一つにしていくこと」を再認識し会報は終了した。 |
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市ヶ谷台ツアー 40万人達成! |
市ヶ谷にある防衛省の名物である「市ヶ谷台ツアー」は、毎日午前と午後行われている。防衛省が六本木から市ヶ谷へ移転した時から開催されているこのツアー、3月22日午後、40万人目の見学者を迎えた。
40万人目の見学者となった片川聖夕さんは、宮澤博行政務官より花束と記念品を受け取った。
市ヶ谷台ツアーは、市ヶ谷庁舎や市ヶ谷記念館(東京裁判となった大講堂等を移駐復元した建物)、殉職者慰霊碑や広報展示室及び戦史資料の見学等を行っている。見学には電話もしくはインターネットでの事前予約が必要。約1・3kmの見学コースを歩いて見学することができる。
表彰される人事教育局人事計画・補任課長 |
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