第31航空群第81航空隊(司令・大久保勝司1海佐=岩国)でOP—3C多用機の第3収集評価員として勤務する山下通助曹長(43)及び第1/第2収集評価員として勤務する細川耕作1海曹(53)は、12月11日「総飛行時間1万時間」を達成した。
山下海曹長は昭和63年3月、第34期海生徒として海自に入隊。航空士対潜課程を履修後、8航空隊(岩国)にP—3C哨戒機の非音響対潜員として配属され、以来23年間、51空(厚木)、81空(岩国)でOP—3C多用機の第3収集評価員、203教育航空隊(下総)でP—3Cの非音響対潜員教官をそれぞれ務めた。P—3Cに約4600時間、OP—3Cには約5400時間搭乗した。
細川1海曹は昭和56年5月、呉教育隊第208期練習員として海自に入隊。航空士対潜課程を履修後、5空(那覇)にP—2J哨戒機の音響対潜員として配属され、以来31年間、8空(岩国)でP—3C哨戒機の音響対潜員、51空(厚木)、81空(岩国)でOP—3C多用機の第1/第2収集評価員を努めた。P—2JおよびP—3Cに約5400時間、OP—3Cには約4600時間搭乗した。
達成当日はOP—3Cでの飛行任務を終えた山下海曹長及び細川1海曹を、大久保司令以下多くの隊員が拍手で出迎え、総飛行時間1万時間達成を祝福するとともに、航空部隊恒例の「水かけ」も行われ、両名への功績を讃えた。この業績に対し山下海曹長は、「無事に1万飛行時間を達成できたことは上司や部下のお陰であり、大変感謝しています」と、細川1海曹は「これまでの経験から得た教訓を後輩に伝え、航空部隊の発展に貢献したいと思います」と、語っていた。 |