防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   923号 (2016年1月15日発行)
-
1面 2面 3面 4面 5面 7面 8面 9面 10面 12面

新年のご挨拶を申し上げます

防衛副大臣 若宮 建嗣
 明けましておめでとうございます。隊員及び御家族を始めとする関係者の皆様におかれては、よき新年をお迎えのことと存じます。
 昨年は、4月の「2+2」で18年振りに日米防衛協力のための指針(ガイドライン)が改定され、日米同盟に新たな一ページを刻んだ飛躍の年となりました。私も、昨年12月にワシントンDCを訪問し、ワーク国防副長官との間において、日米同盟が我が国の安全と地域の平和と安定の確保のために引き続き重要であることを確認し、強固な日米同盟の構築のため引き続き緊密に協力していくことで一致いたしました。
 日米同盟を十分に機能させるためには、米軍の抑止力を維持しつつ、地元の基地負担を軽減することも重要です。特に、現在の普天間飛行場の危険性を除去するため、唯一の解決策として日米で合意した辺野古沖への移設を着実に進めるとともに、今後とも沖縄の基地負担の軽減を目に見える形で実現するべく力を尽くしたいと考えています。
 昨年は3回にわたり沖縄県を訪問させていただき、嘉手納以南の土地の返還等に関する取組を説明し、御理解と御協力をお願いいたしました。昨年には一部の土地の返還前倒しについて日米間で合意しましたが、嘉手納以南の土地の返還を始め、沖縄県の負担軽減が一日も早く進むよう引き続き全力で取り組んでまいります。
 このほかにも、防衛省・自衛隊が取り組むべき課題は数多くありますが、国民の皆様の期待に一層応えることができるよう、私も副大臣として全力で職務に取り組む所存です。
 最後に、本年が皆様にとって幸多き年となるよう祈念申し上げ、年頭の挨拶とさせていただきます。

防衛大臣政務官 藤丸 敏
 新年おめでとうございます。読者の皆様、そして全国各地及び海外での任務に就かれている隊員諸官、本年もよろしくお願い申し上げます。
 昨年は、各国との防衛協力や交流を積極的に推進することができた年となりました。初の日英「2+2」を皮切りに、日仏・日豪・日インドネシア「2+2」を実施、また、ASEAN諸国、インド、韓国等ともハイレベルでの交流を進めました。本年も、昨年新設した防衛装備庁を中心に、防衛装備・技術協力を一層進めるとともに、様々なレベルでの交流や共同訓練等を通じて各国との関係の構築・強化を図ってまいりたいと思います。
 中国については、昨年の日中防衛相会談で一致した防衛当局間の海空連絡メカニズムの早期運用開始を始め、戦略的互恵関係の強化に資する防衛交流の発展に向けて引き続き取り組んでいきたいと考えております。
 また、こうした施策も含め、防衛省・自衛隊の活動は、国民一人ひとりの御理解と御支持があって初めて成り立つものです。私も政務官として、分かりやすい広報活動を積極的に行い、国民の皆様の信頼と協力を得ていきたいと考えております。
 このほかにも、防衛省・自衛隊が取り組むべき課題は数多くありますが、精一杯職務に励んでまいりますので、なお一層の御協力と、隊員の御家族を始めとする関係者の皆様の倍旧の御理解・御支援をお願いいたします。
 最後に、本年が皆様にとって素晴らしい年となるよう祈念申し上げまして、私の新年の挨拶といたします。

防衛大臣政務官 熊田 裕通
 明けましておめでとうございます。国内外の各地で勤務されている隊員の皆様、御家族の皆様に謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 近年、我が国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増しています。グローバル化と技術革新の急速な進展、大量破壊兵器や弾道ミサイルの開発・拡散、国際テロの増加、そして特に今日では、宇宙空間やサイバー空間に対する自由なアクセス及びその活用を妨げる要因が増大し、一国・一地域で生じた混乱が、直ちに国際社会全体の課題に拡大するリスクが高まっています。
 こうした中、昨年は、ソマリア・アデン湾における海賊対処行動の一環として、我が国から初めて多国籍部隊に司令官を派遣しました。また、南スーダンPKOにつきましては、私自身、政務官として、派遣される隊員の激励を行いました。防衛省・自衛隊としましては、このような国際社会の取組に引き続き積極的に関与してまいります。
 また、国内に目を向ければ、昨年は、関東・東北豪雨災害など自然災害にも見舞われました。防衛省・自衛隊においては、大綱・中期防に基づき、災害対応から宇宙空間やサイバー空間における対応に至るまで、各種事態に実効的に対応できる能力を保持できるよう、防衛力整備に努めてまいります。
 このように、我々が果たすべき役割は多岐にわたっておりますが、私も全力を尽くしてまいります。
 最後になりましたが、隊員や御家族を始めとする関係者の皆様の御健勝をお祈りして、新年の挨拶とさせていただきます。

魁の風
〜中央即応集団〜

Central Readiness Force
-
UNMISS年始行事
 南スーダン派遣施設隊第9次要員(隊長・相園和宏1陸佐)は、平成28年1月1日に、南スーダン共和国の首都ジュバ市にあるUNトンピン地区日本隊宿営地において、年始行事を行った。
 隊員一同、日出ずる国日本の方角に昇る朝日に対し遥拝を行い心を一つにした。
 また、年男による書初め及び餅つきに加え、昼食には、炊事班によるおせち料理及び雑煮が振る舞われ、南スーダンでの正月を全隊員で祝った。
〈隊長年頭の辞〉

 新年あけましておめでとう。この南スーダンの地で、初日の出を諸官と一緒に拝み、新たな年を迎えられたことを嬉しく思う。
 さて、指揮移転してから、期間の長短はあれど、そろそろ皆が環境に慣れ、日々、活動に精を出してくれていることと思う。
 日頃の諸官の努力に感謝したい。本当にありがとう。
 隊の活動は、施設活動に取り組む者、隊の安全に資する情報を提供する者、関係部署と連携して隊の運営を計画・調整・統制する者、必要な物を調達・取得する者、隊員や資器材を輸送・提供する者、命の水と美味い飯を作り提供し続ける者、装備品の整備や施設の修繕をする者、指揮の命脈である通信を維持・運営する者、隊の防疫・健康を管理する者、その活動部隊や宿営地を警戒し守る者、そしてその日々の活動を記録・発信する者、その全てが第9次要員というチームの一員であり、どの機能が欠けても任務達成はできないものと思料する。それぞれの機能が役割を果たし、気持ちを一つにし、全員で任務を完遂して、無事に日本へ帰るべく、この新たな2016年をより良きものにして行こう。


NEXT →
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2016 Boueihome Shinbun Inc