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923号 (2016年1月15日発行) |
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第1空挺団「降下訓練始め」を実施 |
1月10日、陸上自衛隊習志野演習場(千葉県船橋市)で、国内唯一の空挺部隊第1空挺団(団長・兒玉恭幸陸将補)による「平成28年降下訓練始め」が降下訓練の安全祈願、隊員・部隊の団結強化と士気高揚を目的として行われた。防衛省・自衛隊の新春行事を祝うかのようなこの上ない晴天の中、約500隊員・車両約30両・航空機約20機が参加し、中谷元防衛大臣、若宮健嗣防衛副大臣、熊田裕通大臣政務官、岩崎茂防衛大臣政策参与、黒江哲郎防衛事務次官、河野克俊統合幕僚長、岩田清文陸上幕僚長をはじめ、防衛省・自衛隊高級幹部、招待者、一般来場者等約1万人以上が訓練展示を見守った。
第1部では、輸送ヘリや固定翼機等各種航空機からの落下傘降下訓練が展示され、第2部では敵部隊により領土の一部が占拠されたと想定し、落下傘降下による空挺作戦、ヘリによるヘリボン作戦、陸海空統合で戦車を含む重装備部隊の揚陸作戦で敵を撃滅するまでの訓練が展示された。
各場面で観客からは歓声やどよめきが起こり、精鋭無比の部隊に対して惜しみない拍手が送られた。
中谷大臣は訓練展示後の訓示で「勇壮かつ厳格な訓練を見て、現場の皆さんが基本を大切に日々厳しい訓練練成に励み、たゆまぬ努力を重ねていることを確信した」と賞賛した。そして兒玉団長の『全ては任務が基準』という統率方針のもとに「さらに即応性、精強性を高め、引き続き国防の任に邁進して頂きたい」と期待を述べた。 |
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