11月24日、東京・九段下の日本武道館で第32回全日本実業団空手道選手権大会(主催・全日本実業団空手道連盟、主管・全自衛隊空手道連盟)が行われた。
自衛隊からは、組手試合団体戦に9チーム、同じく男子個人戦に21人、女子個人戦に3人が出場。形試合では、団体戦に4チーム、男子個人戦に13人、女子個人戦に2人が出場した。また、マスターズ(40歳以上)では組手試合男子個人戦(40~49歳)に6人、形試合男子個人戦(40~49歳)に2人が出場した。
この中で、組手試合マスターズ男子個人戦(40~49歳)部門に出場した、二階堂恭嗣2陸曹(体育学校=朝霞)が見事初優勝を飾った。接戦をモノにしながら勝ち上がった決勝戦も一時は相手にリードを許す厳しい展開。「先日のマスターズ全国大会で守りに入り敗退した悔しさから今回は攻めを強く意識した」との言葉通り、見事逆転、その後も攻め続け勝利を手にした。
表彰後にチームメート等から胴上げをされた後の表情は、普段の鍛錬と「一戦一戦大切に積み重ねた」結果が出た安堵と喜びに溢れていた。
また昼食後に行われた式典では全日本実業団空手連盟から自衛隊中央病院、自衛隊体育学校、陸自高等工科学校へ、長年の大会運営に寄与した事に対して感謝状が贈呈された。 |