防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   877号 (2014年2月15日発行)
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地域との絆を一層強く
地本便り

はまにゃん人気を実感
神奈川地本
 神奈川地本厚木募集案内所(所長・小谷温子2海尉)は12月10日、相鉄線・小田急線が乗り入れる大和駅で大和地区自衛官募集相談員7名の協力のもと、駅前広報を実施した。平成26年春開始の各種試験及び2月の自衛官候補生(男子)追加試験に備えたもの。
 大和駅前での広報は10数年間行なっておらず不安があったが、神奈川地本マスコットキャラクター「はまにゃん」がその不安を吹き飛ばしてくれた。駅前を通行する子供から大人まで「はまにゃん、かわい~い」「一緒に写真撮って~」など大人気だった。「はまにゃん」誕生から2年が経過しようとしているが、人気と知名度が確実に上昇している事が肌で感じられた。
 また、副会長をはじめ自衛官募集相談員の明るく、元気な協力もあり、300以上のリーフレット等は約1時間で配布を終了した。
 厚木募集案内所は「今後も募集相談員等の協力を得ながら積極的に広報活動を実施し、地域における募集及び防衛基盤の育成に努めるとともに、活動を通じて地域の方々に信頼と安心を与えることができるよう、任務達成に邁進していく」としている。

着せ替えコーナー盛況
岐阜地本
 岐阜地本(本部長・伊東修1空佐)は1月18日~19日、JR岐阜駅隣接のハートフルスクエアGで開催された「ハートフルフェスタ2014」に自衛隊広報ブースを開設した。
 ハートフルスクエアGは岐阜市の生涯学習拠点施設として開館された施設で、本イベントは岐阜市と同施設の主催により毎年実施され今回が12回目の開催で、生涯学習に関連する団体が参加する中、地域を守る仕事として例年、主催者側から要請を受け自衛隊ブースを開設している。自衛隊広報コーナーは、岐阜市民に対し自衛隊の理解を深めてもらうべくミニ制服試着コーナーや装備品展示を実施した。
 当日はこけ玉作りやおもちゃづくり等体験型の催しや各種講演会が実施され、またメインステージでは地域サークルの楽器演奏やダンスの発表会等多彩なイベントも催された。
 自衛隊ブースではミニ制服の試着をして記念撮影をする家族連れや陸上自衛隊の偵察バイクに試乗する子供達の姿が見られ、2日間で約345名がブースを訪れた。来場者からは「子供用の制服が可愛くていいですね」や「子供達が喜ぶ姿が見られて良かった」という声が寄せられた。
 本イベントを担当した岐阜募集案内所(所長・新井3空佐)は、「毎年ブースを出展してきた結果『自衛隊』の広報活動に対する市民の皆さんの認知度が高くなっていることを実感した。今後も地域イベント支援を続けることで、参加した子供達やその家族にとって将来自衛官になることが夢と言われるようなPRを実施していきたい」と話した。
 岐阜地本は、「地域に密着した広報活動を実施する現場の声を具現化し、地域住民に根ざした広報活動に努めていきたい」としている。

ブースを開設し適齢者に広報
第2音楽隊定期演奏会で
旭川地本
 平成25年12月14日、旭川地方協力本部(本部長・児玉巌1陸佐)は、旭川市民文化会館で行われた、陸自第2音楽隊第38回「定期演奏会」の場を活用して、地域住民の自衛隊に対する理解と信頼の獲得、自衛官等の募集、特に陸上自衛隊高等工科学校生徒の受験者獲得のための広報活動を行った。当日は、広報班長以下3名で広報ブースを開設し、来場した適齢者に焦点を絞り、自衛隊の優位性等をPRした。会場の大ホールには1450名もの多くの学生、市民等が集まった。来場者に配布されるプログラムには今後の採用試験の広告を掲載するとともに、2月に開催する地本主催のウインターコンサートのチラシを折り込み、広報も実施した。
 旭川地本は、「今後も一人でも多くの人が自衛隊への理解と信頼を高め、自衛官等の募集活動に協力してくれるように、各種広報業務を積極的かつ献身的にそして粘り強く行っていく」としている。

初めて直接PR
進路指導教諭120名が集った協議会で 
三重地本
 三重地本(本部長・木戸口和彦1陸佐)は、12月10日に開催された、三重県の進路指導教諭約120名が一堂に会する進路指導協議会で、初めて直接進路指導教諭に自衛官募集をPRすることに成功した。
 参加のきっかけは三重地本募集課募集幹部である藤野1海尉が三重県職員自衛官募集事務担当者及び教育委員会担当者と話す中で、「受検者の中には募集を知った時期が遅く防大前期試験を受けられなかったりすることがある。不利益にならないよう就職の選択肢として学校で紹介してもらえないか」と話したところ、教育委員会担当者の強い賛同を得たことによるもの。
 協議会では、県自衛官募集事務担当者の藤本氏が自衛官募集事務の法的根拠等を紹介するとともに来年度の協力を求めた。また、三重地本の谷川3陸佐が高校3年生全員への自衛官募集チラシの配布と進路指導教諭等の説明会への積極的な参加をお願いした。終了後、参加者の教諭は「また別の機会に教えていただきたい」「チラシ等を生徒に配布する理由が判って良かった」などと語っていた。
 三重地本は「生徒に就職の選択肢と捉えてもらう上で先生から自衛隊を紹介してもらうことは非常に有効。引き続きこうした協議会等で情報を発信し募集基盤の拡充を図る」としている。

任期制隊員38名に対し
ライフプラン集合訓練
新潟地本
 新潟地本(本部長・宍戸勇1陸佐)新発田駐屯地援護室(室長・川ノ口竜男2陸尉)は1月9日、新発田駐屯地で入隊1年以上の任期制隊員38名に対し「平成25年度 第2回任期制隊員等ライフプラン集合訓練」を実施した。
 冒頭で北澤浩和・新潟地本援護課長が県内の援護組織及びライフプランの意義についての説明を実施し、その後、教育となった。
 教育では、援護室長から、任期制隊員を取り巻く現状と、近年の陸曹候補生合格者は入隊者の2割であり、大半の隊員が退職を余儀なくされる厳しい現状であること等が話され、入隊当初から将来を見越し在隊間の目標を定め着実に努力していくことが大切であること、またライフプランの必要性及び重要性を強調した。合わせて県内外における雇用情勢、企業の現況、援護組織の活用についての教育を実施した。
 その後、平成24年度に任期満了退職し一般企業に就職した退職自衛官から生の声として「自衛隊と一般社会との違い」を紹介した。参加隊員達は大いに興味を持ち聞き入っていた。
 最後に援護室長が「新発田援護室では、退職自衛官の皆さんが安心して次の職場で活躍できるよう親身な援護をしています。援護依頼があればサポートしますので、是非相談しに来てください」との心強い言葉で締めくくった。
 午後は、過去に連隊長も務めた自衛隊OBである(小森社会保険労務士事務所 特定社会保険労務士)小森重信氏を迎えライフプランの作成演習を実施した。冒頭で小森氏はライフプランを作成するにあたってのポイントとして、@目標を持って生活する必要性A作成方法B作成の基礎知識の概要Cお金・健康・貯蓄の重要性D人生における自衛隊生活の重要性の5項目を理解するよう強調した。また小森氏は「最も重要なことは、綿密なプランより実行可能なライフプランを作成し実行に移すこと」と話し、奥の深い内容に隊員達は聞き入り、教育は有意義に終了した。
 終了後のアンケートでは94%の隊員が「自分の今後の役に立った及び役に立つと思う」と回答。今後重点的に教育してほしい課目として、援護組織の活用・部内外技能訓練等があがり、再就職に向け意欲ある回答が寄せられた。
 新発田駐屯地援護室では、「今後も退職予定者の再就職先の援護及び教育等を実施し、新たな職場で活躍できるよう親身なサポートをしていく」としている。

高校球児に自衛隊の魅力を伝える
福島地本
 福島地本いわき地域事務所(所長・添田高広3陸尉)は1月7日から9日まで郡山駐屯地で実施された福島県立勿来工業高校野球部の隊内生活体験を支援した。
 今回は職業学習・集団生活・精神鍛錬・規律動作を通じ、様々な角度から自己と他者を見つめ、集団の中での自分の役割・生き方を考えることで「社会性の涵養」と「自己の人間的成長」及び「チーム力の向上を図る」という目的で実施した。
 生活体験には生徒25名と教諭3名が参加し、基本教練・体力検定・10q行軍・格闘の基本動作などを体験した。初日は慣れない環境で緊張し、ぎこちない様子だったが、担任した第6高射特科大隊の隊員が積極的に声掛けしてくれたお陰で自衛隊の環境にも馴れ、生徒と隊員が笑顔で歓談する様子も見られた。最終日には野球部監督の教諭から「この生活体験で生徒達がより逞しく成長してくれた」と喜びの声を聞くことができた。
 いわき地域事務所は「今後も隊内生活体験など自衛隊の体験企画を通して、さまざまな魅力を伝えていけるよう努めていきたい」としている。

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