防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2013年7月15日号
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地域とともに、地域のために
防衛基盤のより一層の強化に尽力
地本便り
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「行動が見違えるほど変化」と教職員ら
中学校の宿泊学習初日に集団生活を指導
山梨地本
 山梨地本(本部長・石津吉康1陸佐)は6月18日、富士吉田市立吉田中学校2学年162名の「総合的学習」の授業で「修学旅行を前提とした宿泊学習を行う前に、集団生活の基礎を身につけさせたい」との学校側からの要望を受け、2年連続で協力を行った。
 生徒を3組に分けるとともに、授業も「基本動作の時間」「職業講話の時間」「懇談の時間」の3つに分けて約2時間行った。
 「基本動作の時間」では、個人の動作と集団の動作を指導。大月募集事務所長の手塚昇1陸尉が指導官となり、上級陸曹5名が5班(1班10名程度)を熱心に指導した。当初、生徒たちは「回れ右」で足を絡ませたりしていたが、短時間で集合から行進を行えるまで練度を上げた。
 「職業講話の時間」では、陸海空の自衛隊の任務と職種を紹介。本部募集課長の豊田安雄2陸佐が自分の経験を交えながら説明した。生徒たちは自衛隊の中に、ありとあらゆる職が揃っていることに驚きの様子だった。
 「懇談の時間」では陸海空の自衛官と集団生活、協力・協調についてディスカッション。広報室長の江口義隆1海尉が司会進行を担当し、3人の広報官と生徒の間で活発な意見交換が行われた。陸上部隊の隊員や護衛艦などの乗組員の強い団結心、徹底したプロ意識、集団としての職務の魅力など、生徒たちは広報官の言葉をしっかりと受け止めていた。
 教職員からは「宿泊学習の初日に山梨地本から集団生活について教育を受けると、集合時間の集まり方や動きに見違えるほどの変化がある」とのことだった。
 山梨地本は「総合的学習」の協力で昨年度、中学と高校合わせて800名を超えたが、今年度は「1000人超え」を目標としている。
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サービス満点! 海自横音ふれあいコンサート
隊長が始球式に登場
長野地本
 長野地本(本部長・福重毅尚1陸佐)は6月8日に中野市、翌9日は白馬村で開催された海自横須賀音楽隊「ふれあいコンサート」を支援した。
 コンサートに先立ち8日午前中、中野平中学校の吹奏楽部員40名にリハーサルを公開。午後からは地元中野市出身の隊長、内堀豊3海佐が中野市営野球場で音楽隊のファンファーレの鳴る中、独立リーグ信濃グランセローズの始球式に登場、喝采を浴びた。
 また同時に、中野西高校でウインドアンサンブル部37名に隊員14名がパートごとの技術指導を行った。プロの技術や練習方法を直接伝授された生徒たちは「大変勉強になった」と話し、全員そのままコンサート会場に足を運んだ。
 コンサート会場は両日ともに満席で、長野県では恒例の「信濃の国」の演奏と合唱で開演。続いて今回のテーマ「家族と楽しむ、お茶の間音楽大特集」に沿って「八重の桜メインテーマ」、時代劇やアニメのテーマソングなど、テレビで馴染みのある曲が演奏された。さらに中野市出身の作曲家、久石譲の曲を取り上げ大いに盛り上げた。2度のアンコールに応えた後、隊員たちは大きな拍手の中、聴衆の間を抜けて退場。会場出口で見送りを行いながら記念写真に応じ、感想を聞き、お礼を述べた。
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進路指導教論ら招いて連絡会議
勝田、霞ヶ浦、古河駐屯地で開催
茨城地本

 茨城地本(本部長・太田徹1空佐)は5月下旬に勝田駐屯地、6月上旬に霞ヶ浦駐屯地と古河駐屯地で、県内の高校59校、64名の進路指導教諭などを招き、自衛官募集などについての連絡会議を行った。
 太田本部長によるF―35の概要などの講話、募集課長による自衛隊の概要と自衛官募集業務、各地区援護担当者による援護業務についての説明を実施した後、地元出身の若い隊員を招いた懇談を行った。
 招かれた隊員が自己紹介も兼ねて「自衛官を目指した動機」「現在の仕事内容」を話すと、教諭たちから「入隊に親の反対はなかったか」「今後も自衛官として勤務したいか」など進路指導の参考にするための多くの質問があった。中には、自分の教え子だった隊員が2名参加した教諭もいて、すっかり成長した姿に驚きを隠せない様子だった。その後の会食では更に懇親を深めた。
 午後からは各駐屯地の教育訓練状況を見学。今春、入隊した自衛官候補生の訓練を見学した教諭からは、迷彩服に銃を携行しドウランを塗った顔で演習場を駆け回って頑張っている姿に「実際に、どのような訓練をやっているのか、よく分かった」との声が聞かれた。
 茨城地本は「今回は参加者の利便性を考慮し、会場を地域別に設置するとともに、地元出身隊員との懇談を通じて理解を深め、進路指導に活かしてもらうよう計画した。また職場体験学習や講話などの教育支援についても広く活用してもらうようPRした。この連絡会の成果が来春の入隊につながることを期待している」としている。
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中村本部長「任務達成へ、いざ出陣!」
陸幕長授与の賞状を全員にお披露目
福島地本
 福島地本(本部長・中村浩之1陸佐)は6月24日、福島駐屯地体育館で今年度福島地本出陣式を行った。7月1日からの新高卒予定者などに対する募集広報解禁に伴い、一人でも多くの優秀な隊員の獲得に向け、地本全員の士気を鼓舞することを目的としたもので、7つの自衛隊協力団体の会長を来賓に迎え、地本全員で行った。
 出陣式では中村本部長の訓示、各地域事務所長などの力強い決意表明のほか、祈願ダルマの目入れ、激励品の授与などを行い、募集幟旗を掲げて、任務達成へ邁進を誓った。
 式開始に先立ち、福島地本の昨年度の優秀所と広報官が表彰され、その功績を全員で讃えた。さらに全国の優秀地本表彰において福島地本は一昨年度の第1級賞状受賞に連続して、昨年度も第2級賞状を受賞し、君塚陸幕長より授与された第2級賞状を各自衛隊協力団体会長をはじめ地本勤務隊員全員に披露した。
 中村本部長は「この成果は年度末の最後の最後まで、みんなが諦めず方面に貢献してくれた成果であり、大いに喜びを分かち合いたい。今年度も高い目標・任務が控えている厳しい環境ではあるが、福島地本と各協力団体が一丸となって、任務達成に邁進していこう。いざ出陣!」と訓示した。
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北の守りに感嘆
奈良地本が防協の研修を支援
 奈良地本(本部長・齋藤裕事務官)は5月30、31の両日、奈良県防衛協会による空自千歳基地と陸自第7師団創立記念行事総合予行研修を支援した。同協会は毎年1回、陸海空自の部隊を訪問して自衛隊の施設、装備品などを研修するとともに、隊員への激励を行っており、今回は副会長以下12名が参加した。
 初日は、空自千歳基地で管制塔、政府専用機、F―15などの研修を行った。特別航空輸送隊格納庫内に収められた政府専用機B―747の光り輝く機体を間近で見学した際は、日本の要人を乗せて海外に向けて飛んでいる同機の勇姿に思いを馳せ、会員たちはしきりにカメラを覗いてシャッターを切っていた。
 2日目は、東千歳駐屯地に場所を移し、90式戦車の体験試乗をはじめ観閲台からの祝賀式・観閲行進・訓練展示など創立記念行事総合予行の研修を行った。
 戦車などの火力のほか、対戦車ヘリコプターや空自F―15も加わった訓練展示では、その規模と迫力に圧倒され「さすがに機甲科師団だけのことはある」「ここまで迫力のある訓練展示は初めて」など会員は感嘆しきりだった。
 奈良地本は「今後も防衛協会の『県民に対し、防衛思想の普及と自衛隊への理解・協力を深めさせる』ための一環として行われる活動を積極的に支援し、また陸海空自の部隊などの協力を得て、協力団体などや県民に対する防衛省・自衛隊の周知宣伝に努めていきたい」としている。
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若者よ、防医大へ来れ!
静岡募集案内所が高校でセミナー
静岡地本
 静岡地本(本部長・武本茂1陸佐)の静岡募集案内所(所長・尾崎喜浩3陸尉)は6月5日、静岡聖光学院高校(静岡市駿河区)で、医学部進学に興味のある1、2年生約40名を対象に防衛医大セミナーを行った。担当広報官が概要説明や待遇面を説明し、学生生活などについて分かりやすく話したほか、DXD視聴やオープンキャンパス案内などを含め、50分間の講義を2回に分けて行った。
 同校からは2年前に卒業生が防衛医大に合格し入校していることもあり、講義後は「先輩が入っているので僕も目指してみたい」「7月のオープンキャンパスに参加してみたい」など、生徒の関心の高さが随所でうかがわれた。
 静岡所は「今後もこのような校内セミナーを随時行い、未来ある高校生たちのために積極的に情報発信していく」としている。
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防衛協会大津支部が女性自衛官候補者激励
志賀地本
 滋賀地本(本部長・坂部誠事務官)の大津募集事務所(所長・山本忠和3陸佐)は5月30日、防衛協会大津支部の女性自衛官候補生行進訓練への激励を支援した。第109教育大隊第314共通教育中隊は同27日から、あいば野演習場で訓練を行っており、この日は最終段階の25キロ行進。
 演習場に到着した大津支部の9名は新隊員教育の流れなどについて説明を受けた後、大休止地点に移動。行進訓練中の女性自衛官候補生を出迎え、拍手と声援でねぎらうと、到着した候補生たちは皆、笑顔で「ありがとうございます」と元気よく応えた。
 全員が到着し、異状有無の確認後、各区隊代表者へ大津支部長・服部一則氏が激励品を手渡した。
 その後、実際に自衛官が訓練などの際に食べている「缶めし」で教育大隊長と会食。演習の際に使用している廠舎の見学も行った。
 滋賀地本は「今後も各種支援を通じて、防衛基盤の更なる拡充に努める」としている。

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