私は35年余りの自衛隊勤務を終え、平成23年9月に定年退官いたしました。雇用情勢が厳しい折、就職援護室の紹介により「株式会社セノン千葉支社」に就職することができました。就職援護室長をはじめ、就職援護室の皆さんの親身なサポートに感謝しつつ日々業務に励んでおります。
セノン千葉支社は警備業務、空港保安警備業務、ビルメンテナンス業務、車両運行管理業務、道路管理業務などの総合安全サービス提供企業として事業を展開しております。私はビルメンテナンス業務の一員として、電気設備の保守管理業務を実施しており、具体的にはビルの各部に安全かつ安定的に電力が供給できるように、キュービクル(電気設備)、電力線などに異状がないかを点検し、さらに街路灯、室内灯などの不点調査修理および電気設備全般にかかわる不良個所の修理を実施しております。
私以外の方々は現場で電気工事を何十年と行ってきた豊富な知識、経験および優れた技能を持つ職人です。このような方々の中で、果たしてやっていけるのだろうかと心配をしたものですが、先輩方の温かい指導および手助けにより、現在では一通りのことを問題なく実施できるようになりました。
自衛隊に30数年も勤務すると指導的立場になることもあり、入隊当初のピッカピッカの初任海士の頃の「はい」という素直な心、「私がします」という奉仕の心、「すみません」という反省の心、を忘れかけていないでしょうか。再就職にあっては、今一度「ピッカピッカの初任海士」に戻り、そして自衛隊生活で培った「ガッツ」「気力」「体力」で臨めば何の心配もありません。また企業もそのような人材を求めています。自衛官であったことに誇りと自信を持ち、決して無理をせず、健康に留意され頑張ってください。皆様のご健闘をお祈りいたします。 |