高田駐屯地(司令・小林弘樹1陸佐)は4月21日、創設63周年記念行事を行った。真冬並みに冷え込み生憎の氷雨となったが、部隊指揮官・三島孝之副連隊長の指揮のもと、隊員約380名がグラウンドに整列、来賓・一般市民、隊員家族等の多数の来場者が見守る中、行事は整斉と行われた。
小林司令は式辞で「自衛隊が活動をする上で重要なことは皆様の理解と協力です。地域社会との信頼関係の維持・醸成、地域社会との『調和』こそ、我々が活動する上での基盤となるものであります。高田駐屯地はこれからも地域に信頼され、地域と『調和』のとれた駐屯地となるよう努力する所存です」と述べた。
国会議員をはじめ来賓からの祝辞があり、観閲行進へと移行。駐屯地所在部隊が災害派遣等を担任する地域の市町村旗を乗せた車両が行進し、その後、高田・新発田駐屯地合同音楽クラブの演奏とともに先頭に普通科連隊の威風堂々とした徒歩行進、施設科部隊・支援部隊等の車両行進が行われた。
訓練展示では、音楽演奏、ラッパ吹奏、模擬戦闘訓練を披露、模擬戦闘訓練では雨の中泥だらけになりながら行動する隊員達の姿、155mm榴弾砲FH—70や戦車の轟音、銃撃戦など実戦さながらの迫力に観客から大きな歓声が湧きあがった。 |