ベトナム人民軍総参謀長兼国防次官のドー・バー・ティ上将が4月15日、岩崎茂統合幕僚長の公式招待で防衛省を訪問した。儀仗広場で栄誉礼を受けた後、岩崎統幕長と懇談し、アジア太平洋地域の安全保障環境、海上安全保障および日越防衛交流などについて意見交換を行った。
両者は、自衛隊とベトナム人民軍のハイレベル交流(大臣級、政務官級、幕僚長級等)の重要性を強調するとともに、外交関係樹立40周年を迎えた日越の緊密な関係が、両国の安全保障およびアジア太平洋地域の平和と安定に不可欠であることを再認識した。
また、ADMMプラス(拡大ASEAN国防相会議)をはじめとしたアジア太平洋地域における多国間枠組みでの協力を重視し、海上安全保障、災害救援・人道支援活動などの、国際社会の平和と安定のための協力をさらに強化することで合意した。
両国はそれぞれADMMプラスにおける防衛医学EWG(エキスパートワーキンググループ)、人道支援・災害救援EWGの共同議長国として、6月にブルネイで実施される実動演習をリードしている。 |