防衛省主催、第4回「日ASEAN諸国防衛当局次官級会合」が3月13日、都内で開催された。金澤博範防衛事務次官が議長を務め、東南アジア10ヵ国およびASEAN事務局の次官クラスが参加した。
今年は日ASEAN友好協力40周年を迎え、また第2回「拡大ASEAN国防相会議」(ADMMプラス)の本会合、初のADMMプラス実動演習、第3回「ASEAN地域フォーラム災害救援実動演習」なども行われる節目の年。
会合参加者は前日、安倍晋三総理大臣を表敬。安倍総理は厳しさを増すアジア太平洋地域の安全保障環境を踏まえ「今後、日ASEAN間の防衛分野での協力が一層重要となる。明日の本会合における率直かつ建設的な意見交換がASEAN諸国との関係強化につながることを期待する」と述べた。
今回の会合では「地域の共通の安全保障上の課題」と「今後の日ASEAN協力」について意見を交換。
その中で、アジア太平洋地域は北朝鮮の核・ミサイル問題や領有権の問題から、自然災害や海上安全保障に至るまで、様々な課題に直面しており、域内各国が緊密に協力して解決を図っていくことが必要とした。
また、日本とASEAN諸国が共に協力して、ADMMプラスを中心とした域内の多国間安全保障協力を深化させていくことが重要とした。 |