秋田地本(本部長・太田久雄1空佐)は12月10日、秋田市立明徳小学校からの依頼を受け、同校が実施する総合的な学習の時間に協力した。この協力は、同校の教師が秋田地本のホームページを見て防衛省・自衛隊が総合的な学習の時間に協力していることを知り、人生の先輩として児童たちに話をしてほしいとの依頼があり実現したもの。
当日は、「自分の未来についてビジョンを持とう」という学習テーマに基づき、広報室長の加藤3陸佐が6年生52人の児童に対して、「自衛隊の仕事の内容」や「自衛官を志した理由」「仕事の苦労や喜び」について講話した。児童たちは、災害派遣時の活動の様子や秋田県内における自衛隊が協力する行事など、初めて知る自衛隊の活動に興味津々だった。講話後の質問も活発で、「どんな訓練をしているの?」「どんなときにやりがいを感じるの?」など、質問で手を挙げる児童が後を絶たなかった。また、中には事前にインターネットで自衛隊の活動などを調べてきた児童や将来自衛官になりたいという児童もおり、子供たちの自衛隊に対する高い関心が伺えた。
秋田地本では、「講話を通じて児童が自分の将来を考える一助になった。今後も積極的に総合的な学習の時間に協力し、児童・生徒の見聞を広める機会を設けていく」としている。 |