海上自衛隊第31航空群(群司令・小松龍也海将補)は1月5日、初訓練飛行及び初訓練航海を実施した。
初訓練には、第31航空群所属の救難飛行艇、訓練支援機と電子戦データ収集機、画像情報収集機及び第111航空隊所属の掃海・輸送ヘリの参加を得て、8機種12機が訓練に臨むとともに、支援船が参加した。
訓練に先立ち、隊員約500名に対し、群司令が「岩国の各航空隊は海上自衛隊唯一の任務を実施しており、各航空隊のレベル低下は海上自衛隊の能力低下することを肝に銘じ各自が飛行作業、整備作業等に当たれ」と訓示し、「かかれ」の号令で、各隊員が持ち場に就き、航空機が次々に離陸していった。
岩国航空基地を離陸した航空機は、江田島や宮島上空を飛行した後、救難飛行艇US—2とUS—1Aが、基地沖合の海上で離着水や救難訓練を実施した。救難訓練では、初訓練航海の支援船が見守る中、US—1Aの機上救助員が、寒風の吹く低水温の海に果敢に飛び込み、遭難者役の隊員を救助する等の訓練をし、初訓練を完了した。 |