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自衛隊ニュース   2008年12月15日号
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創立52周年記念行事
《東京地本》
多数の来賓招き、盛大に祝う
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 東京地本(本部長・田邉揮司良陸将補)の創立52周年記念行事が12月6日、防衛省大講堂で開催された。
 式典に先立ち、感謝状贈呈式が行われ、募集・援護業務などで地本に協力した企業など15団体と個人30名に田m本部長からそれぞれ感謝状が贈られた。
 記念式典では、国会議員や東京地本協力10団体など多数の来賓が出席する中で行われた。田m本部長は式辞の中で協力者に感謝の言葉を述べるとともに、地本部員に対して「部内外関係者と密に連携し、隊員の募集・援護・予備自衛官業務において、自衛隊の重要性を東京都の各自治体や協力者等と一体になり都民に根気よく、そして積極的に働きかけ、『日本を担う素質豊かな人材の獲得』と『隊員が後顧の憂いなく職務に専念できるための就職援護』、そして『民間にいながらも日本のために駆けつけてくれる予備自衛官等の管理』に誇りを持って邁進してもらいたい」と要望した。
 続いて、東京都危機管理監の島田幸太郎氏と東京都防衛議員連盟の小磯明議員からの祝辞、石原慎太郎東京都知事と泉一成東部方面総監の祝電披露がされ、東京地本52周年を盛大に祝った。
 また式典終了後には、井上和彦氏が「国民から見た自衛隊」をテーマに約1時間、防衛講話を行った。

全国初! 女性地本本部長が着任
《青森地本》
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 12月1日付の異動で、青森地方協力本部長に竹本三保(たけもと・みほ)1海佐が着任した。
 竹本本部長は、昭和54年4月に海上自衛隊に入隊、厚木航空基地通信隊長、兵庫地連募集課長、呉システム通信隊司令等を経て、このたび青森地本部長に着任した。全国50ヶ所に配置されている地本の歴代本部長(旧地方連絡部当時を含む)の中で女性として初めての本部長となった。
 着任にあたり、竹本本部長は『明るくさわやかに己の本分を尽くせ』、地本業務の特徴を活かしての『アイディアとチャレンジ』、そして陸・海・空自衛隊が所在する青森県の特性から、各部隊間との『連携と情報の共有』の3点を要望して、106名の地本部員の先頭に立ち、明るくさわやかに地方協力本部の任務遂行に邁進すると意欲を述べた。

演奏会で広報活動
《山形地本》
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 山形地本(本部長・日向和敏1陸佐)は11月8日、山形県県民会館で行われた第6師団定期演奏会で広報展を行った。この演奏会は今年で36回目を数え、当日は肌をさすような冷たい風が吹き抜ける中、開催を心待ちにしていた大勢の入場者で賑わった。
 山形地本は、第6師団の協力を得て受付正面に広報コーナーを設置し、陸海空自衛隊パンフレットをはじめ、航空機及び艦艇のカード、ペーパークラフト等の配布による広報活動を行った。広報コーナーには子供から年配者まで幅広い来場者が訪れ、思い思いにパンフレットを手に取り、客席へと足を運んだ。また、ロビーの一角に広報ビデオの放映コーナーを設け、航空観閲式や海自の紹介等各種広報ビデオを放映した。特に、岩手・宮城内陸地震の災害派遣の記録放映には多くの来場者が足を止め、その被害の甚大さを改めて感じるとともに派遣活動に汗を流す隊員に見入っていた。
 山形地本では、今後とも演奏会をはじめ師団行事など各種イベントを通じて陸海空自衛隊の広報活動を幅広く展開し、募集基盤の育成に努めていきたいとしている。

職業体験で募集基盤の醸成にも一役
《函館地本》
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 函館地本(本部長・日向錦次郎1海佐)は11月7日、赤川中学校2年生9人に対し、社会人に求められている職業観・勤労観を育成することを目的として「総合的な学習の時間」を活用し就業体験を実施した。
 はじめに函館地本で自衛隊の概要説明と南極の氷体験を行った。南極観測船「しらせ」が海自の船であることを初めて知った生徒たちは、水を入れたグラスの中でパチパチと空気がはじける音に聞き入り、「サイダーみたいだ」などの感想が聞かれるなど大いに興味を持った様子だった。
 次に函館駐屯地に移動し、28普連広報から陸自の概要説明がされたあと、駐屯地や資料館の見学、車両の体験試乗、ロープワークなどを実施した。ロープワークではもやい結びに挑戦し、最後には全員で競争するまでになっていた。生徒からは「最初は分からなかったけれど、諦めないで頑張って出来るようになったから嬉しい!」と喜ぶ声も聞かれた。
 函館地本では、「生徒たちは、今回の就業体験において、自衛隊の仕事に対して興味を持って積極的に参加していたので、募集基盤の醸成に大きな成果があった」としている。

幹候生採用予定者が戦車射撃を見学
《札幌地本》
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 札幌地本(本部長・山下純夫1陸佐)は11月20日、北海道大演習場島松地区で行われた「方面戦車射撃競技会」に幹部候補生採用予定者の大学生4人に対し、第7師団の支援を受け研修を実施した。
 この競技会の観覧者に対しては、戦車射撃の見学の他に、戦車部隊の任務、90式戦車の性能等の説明、訓練風景などを映した広報ビデオの上映などが行われた。戦車射撃競技会の研修では、実戦さながらの臨場感のなかで砲口から発射される戦車砲の迫力に学生たちは圧倒されながらも、次々と標的を撃ち抜く90式戦車の射撃精度と隊員の練度の高さに驚嘆していた。特に、各戦車小隊の隊員一人ひとりが全弾必中を胸に、全員が一丸となり、全力で訓練に取り組んでいる姿勢に感動した様子だった。
 この研修を通して、学生たちは入隊前の不安な気持ちを和らげるとともに将来指揮官として活躍する自らの姿をイメージし、自衛隊の根幹を担う幹部自衛官になるべく決意を新たにしていた。

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