陸自第1師団創立46周年・練馬駐屯地創立57周年行事が4月13日、春雨に煙る同駐屯地グラウンドなどで開催され、終日、大勢の市民や家族づれで賑わった。 午前10時、1師団隊員多数がグラウンドに整列する中、武田正徳師団長、秋元司防衛大臣政務官、石原慎太郎東京都知事が臨場、栄誉礼を受け、巡閲した。次いで、武田師団長が式辞に立ち「飽くなき精強化の追求」「逞ましき戦士」「組織と共に自己実現」の3点を要望した。引き続き、秋元政務官、石原都知事が順次、祝辞などを述べたあと、大勢の観客が見守る中、普通科、特科、機甲科など、精強1師団れい下部隊が堂々たる観閲パレードを披露した。日本太鼓や第1音楽隊とラッパ隊の合同演奏に続いて、模擬戦闘訓練が行われ、実戦さながらの迫力あるシーンでは観客席から大きなどよめきが沸き起こった。特に、轟音がとどろく高射砲や戦車の空砲射撃では、思わず、耳をふさぐ観客の姿も。また、この日は、装備品展示や模擬売店なども催され、参加者全員で創立記念日を祝った。