防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2008年4月1日号
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基地等見学を実施
《群馬》
女性モニター「自衛隊が益々身近に」
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 群馬地本(本部長・浦野重之1陸佐)は2月15日、群馬地本女性モニターの海自厚木航空基地及び陸自広報センター見学を実施した。女性モニターは今年度で2期目となり、昨年4月から1年間、イベントなどを通じて自衛隊を理解してもらう目的で活動している。
 見学は厚木航空基地から始まり、ターミナルビル内にある広報展示室で第4航空群の瀬之口広報班長から厚木航空基地の概要説明を受けたあと、展示物を見学した。その後、エプロン地区で第6航空隊による固定翼哨戒機P3-Cの航空機説明を受け、女性モニターは初めて間近にする装備品について熱心に質問していた。
 午後からは、陸自広報センターに移動し、係員から館内の説明を受けた。迷彩服に着替えて、館内にある展示物や3Dシアター等の上映を楽しんだ。
 見学終了後、参加者から「どこに行っても隊員の方々が温かく迎え入れてくれて、一年の活動を通じて自衛隊の存在が益々身近に感じられるようになりました」などの感想が聞かれた。
 群馬地本では、来年度の女性モニターを募集し、継続して女性層を通じ自衛隊を紹介していくとしている。

入隊予定者がラジオ出演
《茨城地本》
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 茨城地本(本部長・杉本正明事務官)では毎週水曜日、15分間のFMラジオ番組「自衛隊気ままにトーク」を放送している。3月12日の放送では、今春に航空学生として入隊する作田友美さんをゲストに迎えた。作田さんは茨城県から初めてとなる女性の航空学生入隊者だ。
 作田さんは番組で、自衛隊を知ったきっかけから始まり、志願の動機について「幼い時から自衛官になるのが夢でした。中学生の頃、大空を飛んでみたいと思い、ずっと夢に向かって努力してきました。実際に入隊が決まり、少し不安もありますが、夢に向かって羽ばたきたいと思います」と話した。また、部隊見学や体験搭乗など各種イベントに参加したときの感想、航空学生に入隊を決意した思いなどが語られ、充実した放送内容となった。最後に、「職業は一生ものだと思います。将来どんな職業に就きたいかが決まったら、あとは実行するだけです。自衛官に憧れている方は、ぜひチャレンジしてもらいたいと思います」とリスナーに熱く呼びかけた。
 茨城地本では、「入隊予定者のトークは、リスナーにとって最も興味深い。今後も多彩なゲストを出演させ、一般市民に広く自衛隊をPRするとともに、作田さんが茨城県初の女性パイロットとして活躍することを期待する」としている。

「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
(株)東環 高橋大治
=高橋氏は平成18年3月、第21普通科連隊(秋田)を陸士長で任満退職。27歳
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 私は、自衛隊任期満了退職に伴う再就職に際して不安感がいっぱいでした。「今まで自衛隊でやってきたことが、一般企業でどれ程通用するのか」それは、資格があっても実経験がないことからのからの不安でした。
 しかし、秋田地方協力本部で開催した平成17年度合同企業説明会で現在の職場である(株)東環と出会い、この会社の人達がどのような思いで仕事をしているのか、会社をどのようにしていきたいのかなど、様々な話しを聞いているうちに自分もここで仕事をしたいと強く感じていくと同時に、不安な気持ちは薄らぎました。
 自衛隊では、与えられた任務を忠実に遂行するため上官に服従することが当然のことでしたが、会社では一人一人が別の意見を持ち、個々に考えを持って仕事を行いつつも協力関係を作っています。入社した当初は、文化の違いの中でとまどいと知識の少なさを痛感しました。自分一人では作業を進めることが出来ず、任せてもらう仕事も無いことを実感した時には、悔しくて自分が情けなくなりました。しかし、情けなさを知った分、知識を増やそう、仕事を早く覚えようという気持ちが湧いてきたと思いますし、何より仕事を一つ一つ覚えて行くことが楽しくなり、やりがいを感じられるようになりました。
 現在、東環ではプラスティックのリサイクル計画を推進しており、私は、その為の3人の先発隊(ダッシュ隊といいます)の中の一人に社長から抜擢していただきました。とてもうれしい反面、まだまだ自分の経験や知識の少なさを思うと身の引き締まるような感じがします。このチャンスを生かしてしっかり学んで成長できる様に頑張ります。また、これまで自衛隊で民間会社に無い知識と経験を少しでも生かして、一生懸命仕事に取り組んで行くつもりです。
 最後になりましたが、(株)東環では一般の方の見学も受け入れておりますので、現役自衛官の皆さんも是非一度見学に来て頂きたいと思います。また、再就職にあたり、秋田地本地域援護センターはじめ再就職援護関係者の皆さんには大変お世話になりありがとうございました。

多数の来賓と共に入隊予定者を激励
《埼玉地本》
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 埼玉地本(本部長・園田郁夫1陸佐)は3月15日、父兄会埼玉県支部連合会が主催した平成20年入隊予定者激励会を支援した。
 会場となった、さいたま市民会館うらわホールは、入隊予定者及び家族等約300人、来賓として埼玉県知事を始め、入隊予定者出身校の校長、県内各駐屯地・基地司令、各部隊長のほか、地元出身者を盛大に送り出したいと駆けつけた父兄会会員らでほぼ満席となった。
 激励会は、国歌斉唱のあと、出席した入隊予定者の入隊種目と名前が読み上げられた。上田清司埼玉県知事は祝辞のなかで、「国や自治体は、警察や消防等で対処できない時、最後に自衛隊にお願いをする。最後の砦である自衛官の道を選んだ選択は素晴らしいことであり、勇気のある決断だ」と、入隊予定者にエールを送った。その後、石破防衛大臣のビデオメッセージの放映、陸海空先輩隊員による歓迎の言葉、記念品贈呈などが行われ、最後に入隊予定者を代表して阿久津徹君が感謝と決意の言葉を述べ(写真)、厳かに行われた第1部が終了した。
 第2部アトラクションは、第32普通科連隊らっぱ隊による日課号音の吹奏に合わせ、隊員の一日の生活を紹介、続いて入間基地の入間修武太鼓が力強い和太鼓の演奏を披露し、式を締めくくった。
 参加した入隊予定者からは、「周囲の人達の期待の大きさを肌で感じられ、身が引き締まる思いです」という感想が聞かれ、それぞれに入隊の決意を新たにしている様子だった。

自衛隊写真展を開催
《栃木》
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 茨城地本(本部長・杉本正明事務官)では毎週水曜日、15分間のFMラジオ番組「自衛隊気ままにトーク」を放送している。3月12日の放送では、今春に航空学生として入隊する作田友美さんをゲストに迎えた。作田さんは茨城県から初めてとなる女性の航空学生入隊者だ。
 作田さんは番組で、自衛隊を知ったきっかけから始まり、志願の動機について「幼い時から自衛官になるのが夢でした。中学生の頃、大空を飛んでみたいと思い、ずっと夢に向かって努力してきました。実際に入隊が決まり、少し不安もありますが、夢に向かって羽ばたきたいと思います」と話した。また、部隊見学や体験搭乗など各種イベントに参加したときの感想、航空学生に入隊を決意した思いなどが語られ、充実した放送内容となった。最後に、「職業は一生ものだと思います。将来どんな職業に就きたいかが決まったら、あとは実行するだけです。自衛官に憧れている方は、ぜひチャレンジしてもらいたいと思います」とリスナーに熱く呼びかけた。
 茨城地本では、「入隊予定者のトークは、リスナーにとって最も興味深い。今後も多彩なゲストを出演させ、一般市民に広く自衛隊をPRするとともに、作田さんが茨城県初の女性パイロットとして活躍することを期待する」としている。

岩手県で3人目の防災担当官が誕生
《岩手地本》
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 岩手地本は、岩手県紫波町役場が防災対策専門官に岩手駐屯地所属幹部自衛官を推薦し、採用されることが決定した。この採用で県内の退職自衛官による防災担当官は県庁・滝沢村に次いで3人目となる。紫波町長はこの決定について、「紫波町では平成14年に続き、昨年夏にも北上川の氾濫による水害が発生し、死傷者を含む大きな被害があった。この教訓から専門知識を有する経験豊富な人材登用の必要性を痛感し、自衛官の採用を決断した」と話している。


護衛艦を一般公開
《鹿児島地本》
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 鹿児島地本(本部長・佐藤俊也1海佐)は3月8、9の両日、鹿児島本港区北埠頭で第26護衛隊所属の護衛艦「おおよど」「とね」の協力を得て、護衛艦一般公開を実施した。この岸壁は、かつて高速船桟橋として使用されていたものが移転したことで、今回初めて護衛艦が入港した。
 初日は、第12普通科連隊の支援により軽装甲機動車などの装備品展示も併せて行われ、子供達が興味深げに覗き込んだり、嬉しそうに隊員と写真を撮るなどしていた。
 2日目はあいにくの雨になったものの、多数の見学者が訪れた。桟橋付近では一時、順番待ちしてからの乗艦を要請する隊員の姿も見られた。朝から降り続いた雨は、午後の出港時刻前になると綺麗に上がり、「おおよど」「とね」の2隻は、大勢の人達に見送られながら佐世保を目指し鹿児島を後にした。


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