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2008年4月1日号 |
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同期の絆を大切に |
1陸尉 秋山洋三 |
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防大52期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
私は、UNDOF(国連兵力引き離し監視隊)の司令部で副広報幕僚として勤務しています。今回の派遣は、私にとって初の海外勤務ですが、まず実感したのは勤勉かつ誠実な日本隊の活動への他国及び現地の人々からの評価の高さです。これは過去12年間、先輩方が築きあげた成果であり、その偉業を誇りに思うと共に非常に身の引き締まる思いです。
そんな私が今最も強く感じているのは同期の大切さです。皆さんは防大4年間で、幹部自衛官として必要な知識や技能もさることながら、かけがえのない仲間を得たのではないでしょうか。私は44期生として防大を卒業しましたが、8年経った今でも同期生は貴重な存在です。今回の派遣にあたり同期から多くの激励の電話等をいただき、初の海外任務を控えた私にとってとても心強いものでした。また、同期は単に励まし合えるというだけでなく、良きライバルとして互いに切磋琢磨できる存在でもあります。
これから、皆さんは幹部自衛官として陸・海・空それぞれの部隊で勤務し、当初は未知なことに戸惑いや不安を感じるかもしれません。そんな時、各地で頑張っている同期のことを思い出して困難を乗り越えてほしいと思います。そして皆さんが立派な幹部自衛官として活躍されることをゴラン高原の地から祈念しています。 |
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