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| 「頑張っています」 新しい職場 |
| 活躍するOB シリーズ |
| 干歳第一ホテル 川浦平八郎 |
| 川浦氏は平成14年、情報本部東千歳通信所を2空尉で定年退職。55歳 |
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平成14年7月、航空自衛隊千歳基地を最後に退官し、約1年が経過しました。
仕事に追われながらも、少しずつ新しい環境に馴染んできたように感じますが、この間「アッ」という間に過ぎ去ったような気がします。退官後は再就職と決めていましたが、職域も職種も考えていないという実に余裕(?)のある状態で、今振り返るとお恥ずかしい次第でした。結局、援護担当の方々による適切親身なアドバイスを受け、通勤が楽で自分にも頑張ればできると考え、現在の千歳第一ホテルに勤務する事になりました。
当ホテルは、開業して8年と比較的新しく千歳市内中心部に位置する客室数119室のビジネスホテルです。近郊の送迎、客室毎の朝刊、ロビーでの無線インターネットなど、無料サービスも充実しており、大変好評を頂いています。
仕事の内容は幅広く、施設などの維持管理・備品消耗品の調達・送迎車両の運行や管理のほか、フロント勤務者に対する指示指導と営業活動も実施しなければならず、午後からは近郊の基地、駐屯地にお邪魔させていただいています。この営業に関しては、今までと立場が逆転し、難しい場面に立たされることもしばしば起こり、毎日実務を通じて否応なく学習させられている次第です。
最初は、気力と体力だけのスタートで途中何度か退職を考えたり、思い留まったりを繰り返しながら今に至っていますが、ホテルは「人」を相手にする職業であることから、特に礼儀とか信用を大切にし、それに裏付けされた良好な人間関係の継続を心掛け、多くの方々に満足してご利用頂けるようにこれから頑張っていきたいと思っています。
最後に営業でお邪魔した折、ご多忙中にもかかわらず、ご指導や励ましを頂戴しました諸先輩、各部隊の皆様に心からお礼申し上げます。 |
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| 回想の70年代音楽 (20) |
| リメーク大流行（おおはやり） |
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だいき この前書いた宮地真緒の「秋桜」はまだ聴いてないが、理髪店のラジオで鬼束ちひろの「いい日旅立ち−−西へ」、居酒屋のBGMでZARDの「異邦人」を聴いたぜ。本当にリメークが大流行だな。ああ、いまはカヴァーっていうんだっけ。
ひろか 「異邦人」といえば79年末から80年初に久保田早紀が歌って大ヒットしたものですが、当時はちょうどイラン革命、ソ連のアフガン介入という重大事が重なり、シルクロードの向こうに日本人の目が集まった時期でした。そういう時代の雰囲気を巧みにとらえた名曲と言えましょう。今、それが再び脚光を浴びる背景に中東の戦乱があると思えば複雑な気持ちになりますが…
だいき 久保田早紀は「異邦人」のイメージがあまりにも強烈だったのと、もともと芸能界で生き残っていけるタイプでなかったことからその後は鳴かず飛ばずとなりますが、のちに結婚相手(俳優久米明の息子だそうな)の紹介でキリスト教信者となり、教会の聖歌歌手・久米小百合として新しい境地を開いたと新聞に書かれたこともありました。
ひろか キリスト教も初めはシルクロードから東の方へ来たんだよな。ザビエル以前は。
だいき 仏教もそうなんだけど…話を「いい日旅立ち」'78)に変えますと、パパは大学生の頃よく駅のベンチで寝袋にくるまって野宿したのでその当時を思い出す曲だって。
ひろか 別の歌手が歌って歌詞も違う、行き先も北と西じゃあ感動も違うよね。鬼束ちひろの「いい日旅立ち−−西へ」も谷村新司の作詞なんでしょうか?
だいき 谷村新司の「昂」が石川啄木の詩のパクリだと言う説がありますが、実際に両方を比べてみると彼の詩的構想力のすばらしさに感嘆こそしても、決して啄木の物まねだなんて思えませんよ。
ひろか ちょっと時代が古くなりますが、フランク永井の「君恋し」も昭和初期にはやった曲のリメークですが、これは昭和初期の人気歌手・二村定一のもと歌と比べて極めてスローテンポにアレンジされていて、両方知っている人には評価が分かれるようで…
だいき 淡谷のり子がリメークの方を酷評していたらしい。とはいえ、パパは昔、昭和初期を舞台にしたTVドラマの中で流れていたもと歌の一部を聴いただけだけど、あれをフランク永井に合わせてスローにアレンジした人ってやっぱりよく売れるものを作る勘がすごいと思ったって。きみこいし様、お兄様(夢路いとし師匠)の分も長生きして下さい。
〈お知らせ〉読者の方5名にクリスマスプレゼント(零戦のペーパークラフト(1名)等)があります。このコーナーで取り上げてほしい歌(歌手)、できればそれにまつわる思い出を書き添えて編集部宛てにお申し込み下さい。 |
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| 6面へ |
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2003年11月15日号