小野寺五典防衛大臣は1月21日、海上自衛隊初度視察のため横須賀基地を訪れた。午前9時過ぎ、防衛省からヘリコプターで逸見岸壁に到着した小野寺大臣は、自衛艦隊司令部で現状報告を受けた後、護衛艦「きりしま」の艦内を懇談や会食などを含め約2時間かけて視察した。
視察後は隊員約450名を前に訓示に立ち「我が国周辺の安全保障環境は一層厳しさを増している。諸君の行う警戒監視などの任務は極めて重要」とした後、「私は東日本大震災で被災した宮城県の出身だが、諸君をはじめ多くの隊員が、我が身より被災者を優先し、黙々と救援活動に取り組む姿に勇気づけられた。諸君の献身的な活動に改めて敬意を表する」と述べ、最後に「即応態勢を確実に維持し、一層任務に精励することを切に望む」と要望した。 |