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自衛隊ニュース   2013年2月1日号
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自衛隊PKO最長17年間の派遣終了
ゴラン高原から部隊が帰国

 昨年12月21日、平成18年から17年間にわたりPKO活動の一環としてUNDOF(国連兵力引き離し監視隊)へ派遣していたゴラン高原派遣輸送隊の終了と撤収が決定。同29日から部隊の撤収が始まり、1月17日までに第34次ゴラン高原派遣輸送隊(隊長・萱沼文洋3陸佐)および第17次UNDOF司令部要員(先任兵站幕僚・井上雄一朗3陸佐)が全員帰国した。

空輸隊も業務終結

 19日午前10時50分、空自入間基地に青い機体が到着した。これは、ゴラン高原へ派遣されていた第34次空輸隊(機長・三苫惠司3空佐他14名)、第1輸送航空隊(小牧)所属のC—130H。空輸隊は1月9日に日本を立ち、被服や生活必需品等を積み戻って来た。17年間のゴランPKOにおいて、空輸隊によるゴラン高原派遣輸送隊への物資輸送はCH—130Hで16回、U—4で18回を数える。

隊旗返還式

 1月20日、防衛省において、安倍晋三内閣総理大臣、小野寺五典防衛大臣をはじめ、防衛省・自衛隊の高級幹部が列席して、ゴラン高原派遣輸送隊の隊旗返還式が行われ、萱沼3佐が安倍首相に帰国報告・隊旗返還を行った。
 第34次ゴラン高原派遣輸送隊44名には、安倍首相から内閣総理大臣として特別賞状が手渡された。第6次隊から第33次隊まではそれぞれ第1級賞状だったが、今回は第1次隊から第5次隊までと同じ特別賞状。また、国際平和協力本部長として安倍首相から国際平和協力表彰賞状が第34次ゴラン高原派遣輸送隊と第17次UNDOF司令部要員に授与された。また、個人に対して萱沼3佐と井上3佐に防衛省から第1級賞詞が授与される予定。
 安倍首相は派遣隊員を前に、「大変御苦労さまでした」、「諸君は我が国の顔であり誇り」などと訓示し、自衛隊PKO最長となった派遣の功績を讃え労った。


ジブチに飛来
1輸隊のCー130H
派行空の要員交代で荷物輸送

 平成25年1月13日、自衛隊ジブチ活動拠点に航空自衛隊第1輸送航空隊のC—130Hが飛来した。
 これは、派遣海賊対処行動航空隊の要員交代に伴う荷物輸送を行うため。機長(加藤治3空佐)以下14名がジブチで活動する陸海自衛官と共に作業を実施した。


駐屯地No.1奏者決定
らっぱ競技トーナメントを開催
陸士は永田士長、陸曹は木村1曹が優勝
久里浜

 久里浜駐屯地(司令・小林英彦陸将補)は、平成24年12月17日、久里浜自衛隊協力会長、久里浜駐屯地OB会長を招いて駐屯地らっぱ競技会を実施した。駐屯地各部隊のらっぱ特技保有者を陸曹の部、陸士の部に分け、トーナメント方式により、3名の審判の判定によって勝敗を決し、それぞれの部の優勝者を決定した。
 また、駐屯地司令の審判による陸曹の部優勝者と陸士の部優勝者によるエキシビジョンマッチを行い、陸士の部で優勝した通信教導隊第1中隊の永田瑞朱士長が勝利した。
 統裁官である駐屯地司令は、「次年度も駐屯地らっぱ競技会を実施するので、引き続き練度向上に励み、司令要望事項である『さわやか・はつらつ日本一の駐屯地』に相応しいらっぱ手になってもらいたい」と要望した。入賞者は次のとおり。
【陸士の部】▽優勝:通信教導隊・永田瑞朱陸士長▽準優勝:中央野外通信群・加賀落妙美陸士長▽第3位:中央野外通信群・後藤諒太陸士長
【陸曹の部】▽優勝:通信学校・木村俊哉1陸曹▽準優勝:通信教育直接支援中隊・五十嵐充廣3陸曹▽第3位:通信教導隊・捧和美3陸曹


土佐の旧交を温める
高知県東京事務所長ら訪問
陸幹校

 高知県東京事務所の福田道則副所長や観光振興担当チーフの三木由紀子さん、主幹の門田明子さんらが1月22日、目黒駐屯地を訪問した。受け入れた陸自幹部学校の杉本嘉章1佐(高知県観光特使)と石田和成1佐が昨年まで高知地本長と高知駐屯地司令を勤めていた関係で今回の表敬訪問となった。
 一行は杉本・石田の両1佐からブリーフイング室で幹部学校の意義や組織、卒業後の学生の進路などについて説明を受けた。もちろん一行はCGSとかTACやAGSなどと言う言葉ははじめてで、図上戦術教育や現地戦術教育の説明を受けたり、学生が企業研修において様々な分野の会社で実際に研修することも知り、驚きの声をもらしていた。
 校内を見学の後、一行は高知県出身のCGSたちと昼食をとりながら賑やかな懇談を行うとともに、高知県の観光振興についてアピールした。


「謙虚に誠実に思いやりの精神で」
空自准曹士先任が交代
第3代本田准空尉から第4代新井准空尉に
空自の准曹士と相当事務官等約36000名のトップ! 

 平成25年1月18日、第3代航空自衛隊准曹士先任 本田久範准空尉から第4代航空自衛隊准曹士先任 新井岳志准空尉に交代した。
 交代式には、片岡晴彦空幕長、中島邦祐空幕副長をはじめ、幕内各部長などが出席。本田准尉が准曹士先任徽章を返納し、新井准尉が指定された旨の申告を行った後、片岡空幕長が新井准尉に准曹士先任識別章を授与した。
 新井准尉は「全国の隊員のために、謙虚に誠実に思いやりの精神を持って、隊員の意見を聞きつつ、全国の准曹士先任と共に、先任の職を果たしたい」と着任に当たっての抱負を語った。

第4代航空自衛隊准曹士先任
新井 岳志 准空尉 略歴

昭和56年7月 芦屋救難隊
昭和63年4月 航空救難団司令部
平成10年3月 補給本部計画部
平成15年3月 航空幕僚監部人事教育部
平成20年9月 補給本部第4部
平成24年2月 補給本部准曹士先任
平成25年1月 航空幕僚監部総務部
同 月21日  現職


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