第22普通科連隊(連隊長・永田真一1陸佐=多賀城)は1月7日、駐屯地で「平成25年訓練始め」を行った。
駐屯地朝礼終了後、第38連隊グラウンド通路上から隊舎前まで、永田連隊長を先頭に連隊本部と各中隊が4列縦隊でレンジャー呼称を行いながら、連隊一丸となって訓練に邁進した。
また、駆け足終了後に5号隊舎前で中隊対抗綱引きを開催した。幹部を含む中隊選抜20名のリーグ戦で1回勝負、3本の綱のうち2本を先取した中隊の勝利とし、白熱した競技が行われた結果、第2中隊が優勝した。
その後、連隊隊員の「よいしょ!」の掛け声とともに、永田連隊長が木槌で力強く鏡開きを行った後、ダルマに目入れを実施、最先任上級曹長の一本締めで訓練始めを終了した。
この日は、駐屯地最先任上級曹長・池田昭二准陸尉の統率で天突き運動と自衛隊体操も実施。各部隊最先任上級陸曹とともに壇上に上がった池田准陸尉の号令で、元気な声と躍動感あふれる動作で、駐屯地の全隊員が一つになって新年のスタートを切った。
「はだか駆け足」神社まで5キロ
中隊対抗綱引きで優勝した22普連第2中隊(中隊長・白川誉真3陸佐)は1月11日、訓練始めとして塩釜神社まで「はだか駆け足」を行った。
この駆け足は安全祈願と「はだか」の付き合いにより仲間意識を高揚させることを目的に昭和38年から始まり、天候に左右されることなく毎年行われている第2中隊の伝統行事で、今年で51回目を迎えた。
上半身裸で格闘ズボン、頭には鉢巻という出で立ちで午前6時、白川中隊長を先頭に中隊本部、小隊ごと一列縦隊で62名が塩釜神社へ向け駐屯地を出発、約5キロの行程を30分かけて黙々と走り到着後、隊列を組み表参道の202段の石段を一気に駆け上がり、応援に駆けつけたOBとともに、この一年の団結と無病息災を祈願。「はだかの心意気」を感じさせる高らかな声で中隊歌を合唱し、中隊の更なる団結を図った。 |