防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2013年2月1日号
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地域との絆を一層強く
地本便り
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40カ所にダルマを贈呈
群馬県自衛隊を励ます集い
激励訪問を支援
群馬地本

 群馬地本(本部長・壁村正照1陸佐)は12月6〜20日にかけて「群馬県自衛隊を励ます集い」(代表・牧野五十七氏)が毎年実施している、安全を祈願した上州ダルマを贈呈する激励訪問を支援した。
 この激励訪問は、「群馬県自衛隊を励ます集い」が、昭和42年から毎年実施しており、今年で46回目となる。この行事は脇野清氏(発起人)が、航空自衛隊百里基地で深夜、豪雨の中スクランブル発進する戦闘機を目前にし、寸暇なく遂行される防衛任務に感動し、その安全を祈願してダルマを贈呈したのが始まり。今年は40ヵ所の主要な基地等に贈られた。
 20日の市ヶ谷における贈呈では岩?茂統合幕僚長らが出迎え、牧野代表らと挨拶を交した。その後、安全ダルマが贈呈されると、にこやかに記念撮影と懇談が行われた。
 この他にも、陸海空幕僚監部や主要部隊等を訪問し、安全と更なる活躍を祈願し贈呈が行われた。各幕僚長等は贈呈者の一人一人に感謝の意を表しながらダルマを受け取り、任務遂行と安全確保への決意を新たにしていた。
 また、別の日には、陸上自衛隊朝霞駐屯地、航空自衛隊入間基地、海上自衛隊横須賀地区及び群馬県内所在の各部隊にも安全ダルマが贈呈された。
 激励を終えた牧野代表は、「我々の贈ったダルマが少しでも自衛隊員皆様の安全と士気高揚に役立てば満足です」と感想を語っていた。
 群馬地本は、「今後も『群馬県自衛隊を励ます集い』の活動を支援し、各部隊の任務遂行と安全確保に協力していきたい」としている。

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高校生 炊き出しに挑戦
淡路校の防災イベントを支援
兵庫

第3高射特科大隊が協力
野外炊具を使い豚汁作り

 兵庫地本(本部長・服部正1陸佐)は、12月22日に県立淡路高校の依頼を受け、同校の実施する防災イベントを陸上自衛隊第3高射特科大隊の協力を得て支援した。
 これは、高校の防災教育の一環として、生徒が実施してきたさまざまな防災に関する取り組みを紹介し、また、自衛隊等の関係機関に接することにより地域住民の防災意識を高めることを目的に企画されたもので、被災時の炊き出しを想定し実施した。
 高校生たちは、隊員から野外炊具に近づく際の注意事項を聞いた後、隊員のサポートを受けながら自分たちで準備した食材を計画に従って鍋に入れ調理した。高校生たちは、調理中も「いつもこうやって食事を作っているのですか」や、「自衛隊に入って苦しかったことは何ですか」などさまざまな質問をし、隊員たちはその一つ一つにユーモアを交えながら丁寧に答えていた。
 完成した豚汁は、隊員たちと共に実習した高校生から付近の住民など約600名に振舞われた。
 当日は、時折小雨の降る寒い中であったが、参加者たちから「東日本大震災の災害派遣の様子をテレビで見て感動しました。これからも頑張ってください」など労いの言葉を掛けられ、隊員たちは、寒さを感じさせない明るい笑顔で応えていた。
 兵庫地本は、「今後もこのような機会を活用し、広報活動に努めていきたい」としている。

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体験コーナーを初企画
面談でのわかりやすく丁寧な説明に加え
就職セミナーに参加
秋田

 秋田地本(本部長・阿部博文1空佐)は、12月26日に秋田市内で催された就職セミナー(マイナビ主催)に参加し、訪れた学生に自衛隊の概要や各種採用制度等についてアピールした。同セミナーには、秋田県を中心に採用に積極的な企業28社が出展し、参加学生総数は421名。
 面談コーナーでは当地本募集課員や広報官のほか、カレッジリクルータの柿崎孝信3陸尉が学生達に対しわかりやすく丁寧な説明を行った。また、主催した企業で初企画となる「実務体験コーナー」では当地本部員(相楽那奈3海曹)による手旗信号及び募集班長(須藤清彦1陸尉)による基本教練の説明・展示及び実習を実施し、参加した学生達からは「手旗は初めてで難しかったけれど、楽しくて良い経験になりました」「自衛官の方の動作がきびきびとしてカッコ良かった。自分も出来るようになりたい」といったコメントがあり好評であった。
 当地本では「今後もこういった就職セミナーにおいて、従来通りの方法のみにとどまらず、様々な視点から職業としての自衛官をより身近に捉えて貰えるような新しい企画を積極的に展開していく」としている。

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うき防災フェアで装備品展示を支援
熊本地本

 熊本地本(本部長・斎藤剛1陸佐)は、1月12日、宇城市で行われた「うき防災フェア13in宇城」において、陸上自衛隊第8師団第42普通科連隊が担当した装備品展示を支援した。
 このイベントは、地震等の大規模自然災害時に一人でも多くの住民が災害への備えと対策を「見て、聞いて、体験」し、「自ら考え、自ら行動」する力を高めることにより地域における自主防災力の向上を目指すことを目的として行われたもので、平成14年から毎年開催されている。
 本年の防災フェアに第42普通科連隊が装備する軽装甲機動車2両、高機動車2両、指揮官車(パジェロ)1両及び人命救助システムを展示し、来場者に対し性能等を懇切丁寧に説明した。
 また、地本ブースは九州北部豪雨災害時における自衛隊災害派遣活動状況のパネルに、興味深く見入いる人で溢れかえり、自衛隊の活動に対する感心の高さが伺えた。
 更に、軽装甲機動車と高機動車2両による体験試乗コーナーにも試乗希望者が長蛇の列を作り、大人も子供も普段乗ることのできない特別な車両に大満足の様子だった。
 今回の「うき防災フェア13in宇城」には、約700名もの市民が来場し、防災・減災に関する意識の高さが伺えた。
 熊本地本は、「今後とも各種イベントの支援を実施し自衛隊の更なる理解と協力を促進し、もって地本任務の完遂に努めていく」としている。

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約半年間で60校408名
就業・職場体験支援
岐阜地本

 岐阜地本(本部長・伊東修1空佐)は24年6月6日を皮切りに11月30日までの間に、中学校55校、高校5校合計60校408名に対し、就業・職場体験を支援した。
 職場体験への依頼は、18年度の開始から年々増え続け、今年は過去最多の60校から依頼があり、岐阜地本では、依頼のあったものは全て受け入れる態勢で臨んだ。多くは2日間の体験で、自衛隊の概要説明、基本教練、ロープワーク、救急法、航空自衛隊岐阜基地見学及び体験喫食を行った。指導には、本部募集課戦闘員2名に加え、学校担当事務所の広報官が当たり、広報効果を考慮し、主に航空自衛隊岐阜基地にある展示航空機の翼下を利用して実施した。
 自衛隊の体験に対して評判は上々で、体験終了後の送迎時には、参加した女子高生全員が「まだ自衛隊にいたい〜」と泣き出すほどであった。また、22校からお礼の手紙や職場体験成果報告新聞などが送られ、その手紙には「将来は自衛官になりたいです」と書かれているものもあった。
 岐阜地本では、「自衛隊を理解してもらう有意義な活動であると捉え、今後も参加者が満足してもらえるよう努めるとともに、未来の自衛官志願者に繋がるよう誠心誠意臨みたい」としている。

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日本一の鯖江眼鏡をかけた恐竜のダイナ君
福井地本がマスコット・キャラを作成

 福井地本(本部長・堀博幸1海佐)は、この度マスコット・キャラクターを作成した。募集対象者や小中学生といった若年層に対し、自衛隊に対する親しみをもってもらうことを目的としたもので、昨年6月から作成計画がスタートした。
 キャラクターのデザインは一般公募とし、7月2〜9月3日までの約2ヵ月間で、インターネットやポスター掲示、デザイン系専門学校等への応募依頼をしたところ、福井県のみならず全国各地から多くの応募作品を得た。厳正な審査の結果、福井地本のマスコット・キャラクターには「ダイナ君」が選ばれた。「ダイナ君」は、仙台市在住のイラストレーター、ペンネーム「海山幸(うみやまさち」さんによるもの。「ダイナ君」は、眼鏡をかけた恐竜をモチーフにしたもので、福井県が日本国内における有数の恐竜化石産地であること、また、福井県鯖江市が眼鏡の生産量日本一ということに由来している。
 福井地本では、早速「ダイナ君」ののぼり旗やステッカーを作成するなど、各種広報活動に活用している。福井地本は、「今後も『ダイナ君』グッズや着ぐるみ等を作成し、各種広報イベント等におけるPRに活用し、自衛隊に対する親近感向上を図っていく」としている。


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