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   2002年12月15日号
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第41回防衛庁合気道演武大会開く
防衛医大など5支部を表彰
 第41回防衛庁合気道連合会の演武大会が11月30日、所沢の防衛医科大学校内武道場で(財)合気会の植芝守央道主を迎えて開催された。
 昨年は、米国の同時多発テロのため中止を余儀なくされた。
 午前中、演武大会に先駆けて防衛庁OBで連合会の役員でもある渡辺弘8段の指導による合同稽古があり、この日を楽しみに早めに到着した支部会員約70名が元気に汗を流した。
 演武大会は午後1時に開会し、柳澤協二連合会会長(防衛研究所所長)が「今日国際テロリズムという目に見えない相手に戦いを備えていこうとしている組織の一員として、自己の鍛錬の手段として合気道を選択された皆さんには、合気道の経験が、国防を考える上で必ず役立つと考えます。本日は、平素の成果を充分に発揮していただきたい」と挨拶したあと、来賓である植芝守央道主が「昭和30年代に発足した防衛庁の合気道は、皆様のお力により、綿々と伝統が築かれております。防衛庁の皆様が日々合気道の稽古を通じ、ご自身、仕事、家庭といろいろな面で役立たせていただいていると思っております。今後も稽古を着実に進められ、修練を積んで幅広い社会生活を営んでいただきたい」と祝辞を述べた。
 今回の大会には、北は大湊、南は新田原で22支部、約250名の会員が参加した。また、大会には各地の道場、団体で師範として活躍している3名のOBも年齢を感じさせない円熟した見事な技を披露した。演武大会の最後は、道主による対武器、多人数掛けなどの模範演武で大会を終了した。
 大会終了後、優秀支部として防衛医大、技本一研、厚木、春日・新田原合同の4団体が表彰を受け、また、長年部隊で活躍、連合会の発展に尽力し、昨年12月に定年退官した旭川支部の兼平民洋6段、その他7名に表彰状と記念品が連合会から贈られた。
 なお、防衛庁合気道連合会は、昭和36年に発足、全国の自衛隊、機関に44の支部、約1000名の会員がおり、自衛官、事務官等、学生、OB、米軍等、さらにそれらの家族と多岐にわたり、全国各支部で稽古を重ねている。

補統でパソコン競技会
 補給統制本部(本部長・佐藤哲陸将)は陸自の兵●占●中枢として、全国をネットワークで接続した補給管理システムのパソコンで補給等業務を実施している。最新レベルのIT技術を利用し、より効率的な業務遂行のため、パソコンによる事務処理能力が必須かつ不可欠の新編時(平成10年度)より毎年、全隊員に対してパソコン検定を、更に成績優秀者を対象にパソコン指導官検定を実施して、その能力向上に努めるとともに検定の集大成としてパソコン競技会を実施している。

 本年度は、11月12日に各部から選抜された124名により、ワープロ、表計算、プレゼンテーション及び文章早打ちの四種目でパソコン競技会を実施した。民間のパソコン検定2級以上のレベルの問題にもかかわらず、平素練成してきた技能を十分に発揮し、特に文章早打ちでは田中事務官が30分間に最大3198文字を正確に入力するなどハイレベルな戦いが繰り広げられ、団体の部では需品部が優勝を飾った。

国内競技会で好成績 体校
 11月中、国内外で開催された大会に、多数の体育学校選手が出場し、好成績を収めました。競技内容と結果(入賞まで)は次の通りです。(大会名、開催地域、日時、選手名、成績の順)

<レスリング>▽クレイマンズ国際大会(カナダ・9〜10日)山本英典=60kg級優勝、鈴木豊=74kg級5位▽全国社会人オープン大会(大久保・23〜24日)杉谷武志=フリー55kg級優勝、徳留旭=同2位、菊地直樹=同5位、小泉和幸・下村博=フリー60kg級3位、岩谷和樹=同5位、小原康司=フリー66kg級優勝、木村享史=フリー74kg級優勝、森口俊幸=同3位、秋葉洋一=フリー96kg級5位・グレコ96kg級2位、清藤利幸=グレコ60kg級2位、中島伸吾・下村博=同5位、西田哲人・馬場隆行=グレコ66kg級3位、綾田慎也=同5位、小川明彦=グレコ74kg級3位、小向忍=グレコ84kg級3位

<ウェイトリフティング>▽全日本社会人選手権大会(清水・22〜24日)小島仁志=62kg級優勝、鈴木正紀=同3位、齋藤和巳=69kg級優勝、片山喜久治=同5位、岩男太=同6位、岡田正伸=77kg級優勝、三宅敏博=85kg級2位、菅井博朗=94kg級2位、佐藤和紀=同4位、森田宗弘=105?超2位、古川真澄=53kg級2位▽世界ウェイトリフティング競技選手権大会(ポーランド・17〜24日)堰川康信=56kg級8位

<ボクシング>▽全日本アマチュア選手権大会(熱海・19〜24日)村橋薫=フライ級(51?)優勝、高森英樹=フェザー級(57kg)2位、平間武大=ライト級(60?)2位、菊池真也=ウェルター級(67?)2位

<柔道>▽講堂館杯大会(新木場・23〜24日)相馬大樹=73kg級5位

<近代五種>▽全日本選手権大会(東京・27〜28日)村上佳宏=2位、津山論将=3位、溝内敬士=4位、石川公文=5位、岡田優=6位

「頑張っています」新しい職場
<活躍するOBシリーズ>
名古屋高速道路協会  牧 茂
 北は青森から南は沖縄まで、警戒管制、教育職域で航空自衛隊にお世話になりました。
 昨年8月、小牧基地の第5術科学校を最終勤務地として、33年余り着憤れた制服を脱ぎ、一社会人として再出発いたしました。
 再就職先については、車の運転に何らかの形で関われるような職業を思い描いていました。そんな折り、小牧基地援護室から名古屋高速道路協会のお話があり、狭き門の難関を突破して、職員として採用され、はや1年が経過しました。
 名古屋高速道路協会は、名古屋高速道路公社が、建設管理する都市高速道路に関する諸業務の、円滑な運営に寄与するために設立された財団法人であり、公共性の高いやりがいのある仕事といえます。
 私の所属する交通管理隊は、その中の第一線の現場で交通事故や故障車等、多種多様な事案に迅速に対処する業務で、日夜交代で車による交通巡回、あるいは交通管制システムによる交通管制を行い、安全で快適な交通を確保することを主任務とし、かつ、お客様の立場になって、対応することに努力しております。
 当初は、緊急で現場に着いてもあっちをウロウロ、こっちをウロウロ結局は何もできず、冷汗に脂汗、夏は体中ぐっしょりの大汗の毎日でしたが、上司、先輩方の厳しき中にも丁寧なご指導と、自衛隊時代に培った気力と体力のお陰で、わずかながらも仕事の片棒を担ぐことができるようになって参りました。先輩の「ドライブをしているのではない。パトロールしているのだ」という言葉を重く受け止めております。

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