防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース 防衛ホーム新聞社 防衛ホーム新聞社
   2002年3月1日号

インド洋で米英軍支援
「はまな」(下)と洋上給油中の米補給艦(2月20日、アラビア海で)
「くらま」「きりさめ」「はまな」
整々と任務遂行
 防衛庁・海上自衛隊では、インド洋でのテロ対策特措法により初めて米軍などの後方支援活動を行っている海自艦艇の洋上給油などを2月17日から22日までマスコミに公開した。
 インド洋北部のアラビア海に展開する海自艦艇5隻は自衛艦隊(司令官・谷勝治海将)、護衛艦隊(司令官・古庄幸一海将)、第2護衛隊群(司令・本多宏隆海将)、隷下の護衛艦「くらま」(艦長・清原洋1佐)、「きりさめ」(艦長・碇山武男2佐)「さわぎり」(艦長・佐伯精司2佐)、補給艦「はまな」(艦長・川原和仁2佐)、「とわだ」(艦長・江見雅博1佐)で、「くらま」「きりさめ」「はまな」は昨年11月9日に「さらぎり」「とわだ」は11月25日にそれぞれ日本から出航、遠く離れた海域で3ヶ月以上にわたる支援活動を続けている。
(写真=指揮官の本多2護群司令が支援活動の概要を説明)
厳しい任務を遂行する隊員・給油が長時間に及んでも休む暇はない
米補給艦には「はまな」から約5時間かけて燃料が送油された(2月21日)
Arabian Rainbow作戦(その2)

東チモール派遣隊に隊旗授与
中谷長官が小川派遣施設群長に直接隊旗を手渡した
 防衛庁では2月15日、中谷元・防衛庁長官から政府の東チモールへの派遣に関する編成命令が発令された。司令部要員10名、施設科部隊約680名を国連東チモール暫定統治機構(UNTAET)へ派遣する。
 部隊の編成が完了後、海上自衛隊の艦艇、航空自衛隊の航空機などをもって3月の初旬から東チモールへ展開する。今回の派遣は自衛隊として過去最大規模の派遣となり女性自衛官7名も加わる。また、オクシの地域では韓国の部隊と共同で任務を実施。これはPKOで日韓両国の部隊が帰揚力する初めてのケースになる。北部方面隊全体から選定された、第1時東チモール派遣施設群の代表は2月15日、総理大臣官邸を訪れ、小泉総理大臣に任務等の報告を行い、首相から激励を受けた。
 陸上自衛隊東千歳駐屯地では第1次東チモール派遣施設群(派遣群長・小川祥一1佐)の隊旗授与式と壮行会が行われた。
(写真=女性自衛官も連絡幹部、薬剤官、文書、厚生、輸送、通信で初参加)

いよいよオープン(4月6日)
朝霞・陸上自衛隊広報センター
 一昨年より工事が続いていた朝霞駐屯地、朝霞門一帯は囲いも撤去され見事な変貌をとげた。陸上自衛隊広報室が構想を立ち上げてから11年を経て、陸上自衛隊広報センターが姿を現した。4月5日に会館記念式典を行い、4月6日から一般公開される。開館時間は10時から17時まで、原則として月曜日、第4火曜日(祝祭日の場合は翌日)と年末年始8日間を休館日として運営する。
(写真=1階では迷彩服に着替えて装備品の装着、射撃やフライトなどを体感できる)

陸自広報センターの準備状況は、陸自ホームページ に掲載中。
広報センターに関する問い合わせ先は、03-3924-4176


その他の記事
ヒューマンインタビュー・木村太郎防衛政務官に聞く(インタビュアー 田中佳奈)
論陣 不審船の解明急げ 中国の説得可否が「鍵」
国際航空防衛教育セミナー開催 空幹校

(ヘルプ)

Copyright (C) 2001-2014 Boueihome Shinbun Inc