愛知地方協力本部金山募集案内所(所長・宮田勇一1陸尉)は1月28、29の両日、陸上自衛隊春日井駐屯地で「愛知私学4強」と言われる名門校、愛知享栄学園享栄高等学校硬式野球部の生徒37名に対し自衛隊インターンシップを実施。自衛隊の魅力を周知しつつ、就業体験を通じて同校野球部の夏の甲子園出場に向けたチーム全体の精神力及び体力の向上に寄与した。
インターンシップ参加の経緯は、同校野球部OBで平成12年春の甲子園への出場経験がある金山募集案内所広報官の橋本1陸曹に対し、同校野球部の大藤敏行監督から「硬式野球部員の意識を変えるため、自衛隊での就業体験を通じ困難な状況でも乗り越えられる強い意志と精神を養ってもらいたい」との強い要望があったことから。
春日井駐屯地に到着後、生徒たちは迷彩服に着替え、自衛隊の概要説明及び災害派遣活動の講話を受講。午後からは、災害派遣活動の体験を行い、想定被災地に徒歩で向かう状況を付与され、徒歩で水缶1本(20キロ)及び折り畳み担架1セットを各分隊(3個分隊編成)に配分、約25キロの土嚢を背嚢に入れて約3キロを行進しつつ、途中で患者が発生した状況も付与され、担架に乗せて行進する体験を行った。
障害走路通過の体験では綱の登降、鉄条網等の通過及び走行訓練を行い、全員で協力しながら目的を達成し、チーム全体の精神力、体力の向上を図ることができた。
全国制覇目指す
参加した生徒たちからは「自ら行動する積極性が身に付きました」、「チームが一つになれました」、「これまでの行動がいかに機敏性に欠けていたのかを知ることができました」との感想が聞かれた。コーチ陣からも「生徒の意識を変えることができました」、「チーム一丸で困難な課題に立ち向かう姿は素晴らしかった」、「自衛隊に興味が湧きました」などの意見を頂き、悲願の「全国制覇」を果たすための熱量を基幹要員全員が感じ取りるとともに、自衛隊を十分にアピールすることができた。
金山募集案内所は、インターンシップで得たことを糧に、夏の甲子園で「全国制覇」という悲願の目標を達成することを心から願いつつ、日々の募集広報に邁進していく。 |