【総隊直轄部隊演習
(PKO等先遣隊)】
本演習は、5月14日から16日に北富士演習場において、PKO等先遣隊要員の練度確認を目的として行われ、演習場内に仮宿営地を構築し新型コロナウイルス感染拡大防止の対策を講じつつ、宿営地の警備要領、他国軍との「宿営地の共同防護」そして「駆け付け警護」要領等を演練し、あらゆる状況下においても任務を完遂し得る態勢を確立した。
また、本演習では本部管理中隊の通信小隊と衛生小隊の訓練検閲を行い練度を評価するとともに任務遂行能力の向上を図った。
【RJNO(在外邦人等保護措置)連隊練成訓練】
本訓練は、5月17日から20日に北富士演習場及び東富士演習場において、6月に実施される検閲(総隊直轄部隊演習)に向け、陸上総隊司令部及び関係部隊の指定要員を含め現地における在外邦人等の保護に係る一連の行動について演練することを目的に行われた。本訓練で連隊は更なる実効性向上のための貴重な成果及び教訓を得た。
【総隊直轄部隊演習(#16DGPE)】
本演習は、5月21日から23日に北富士演習場において、第16次派遣海賊対処行動支援隊(以下「#16DGPE」という)の任務遂行能力を確認評価し派遣準備に万全を期すために行われた。
演習に先立ち統裁官(中央即応連隊連隊長・山田憲和1陸佐)から、適切な状況判断(「マンネリ」・「慣れ」の排除)及び安全管理・健康管理(新型コロナウイルス感染対策の徹底)の2点が要望事項として示された。
演習では活動拠点の警備要領や各種事態対処等を演練するとともに、隊員及び現地役務の新型コロナウイルス感染疑いの対処要領なども演練し、あらゆる状況下においても任務を完遂し得る態勢を確立した。
また、本演習には女性自衛官の穴澤1陸曹が警衛小隊要員として参加しており、陸上総隊司令部幕僚長(牛嶋築陸将)による現地指導時に、「警衛小隊として女性が参加するのは初めてで不安と緊張があるが一生懸命任務を完遂したい」と力強く語ってくれた。
#16DGPE要員は7月に出国予定であり中央即応連隊として延べ15回目の派遣となる。 |