防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   875号 (2014年1月15日発行)
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活躍するOBシリーズ
「頑張っています」新しい職場
奉仕の精神と思いやりを第2の人生でも生かして
(株)オートシステム 神永悦郎
神永氏は平成25年7月、海自幹部学校を海曹長で定年退職。54歳

 私は、昨年7月海上自衛隊幹部学校での勤務を最後に、36年間勤務した海上自衛隊を定年退官致しました。
 再就職に際しては、海上自衛隊市ヶ谷援護室にご尽力頂き、株式会社オートシステムに入社することが出来ました。株式会社オートシステムは、契約会社の役員車の運行管理業務を実施している会社ですが、日本の運行管理業務の業界では数少ないISO9001認証を取り入れております。
 ISO保有は、お客様に安心かつリラックスしてご乗車頂く運転を目指すとともに、安全運転を第一優先にしていることの証であると理解しております。
 私は、海上自衛隊入隊後7年間艦艇で勤務し、その後は東京業務隊を皮切りに、自衛隊中央病院、幹部学校と定年まで東京地区部隊の車両員として勤務した経歴上、東京都内の道路、地理状況はほぼ完璧に把握しておりましたので、再就職に際してさほど大きな不安もなく定年の日を迎えました。しかし、民間企業はそう甘い所ではなくいつもタイトなスケジュールの中で渋滞を回避しつつ、安全にお客様を時間内に目的地へ送り届けなければならないため、常に自ら道路状況を把握しておかなければならないなど、常に緊張の連続です。
 しかしながら、お客様を無事時間内に目的地に送り届けた時の達成感は、何度味わっても心地良いものです。
 ここ数年は定年退職する隊員も多いと伺っております。これから再就職に臨む皆さんも、悩みや戸惑いもあるかとは思いますが、何よりも健康で仕事が出来ることを喜びとし、自衛隊で培った奉仕の精神と、他人を思いやる感性を第2の人生に生かして下さい。


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アー ユー ヘディング トゥー ダウンタウン バークレイ
Are you heading out to downtown berkeley?
バークレイのダウンタウンにくり出すの?

 H! Howa are you doing? 皆さん。ご機嫌いかがですか?新しい年が始まりました。希望と夢をもって、この一年を充実させたいですね。私は、現在、アメリカ合衆国のカリフォルニア州立大学バークレイ校に高等教育の研究で短期留学しています。正月気分も元旦で終わり、英語の講義にひたっております。笑
 米国では、一部で前例のない寒波が襲い、交通機関がすべて麻痺するなどの異常気象が続いていますが、ここカリフォルニア州のバークレイは、毎日晴天つづきで、暖かい日が続いております。日中は、長袖のシャツ一枚でもOKです。

 さて、今日の表現は、Are you heading out to downtown Berkeley? 「バークレイのダウンタウンにくり出すの?」です。Heading forは、〜の方向に向かうという意味ですが、heading outとすると出かけるという意味になります。
 それに場所を続ければ、〜へくりだす、でかけるということになります。ダウンタウン・バークレイは、BARTという輸送システムの駅名ですが、バークレイの繁華街という意味でも使います。〜ingにすることによって、実行したいという気持ちが込められますので、相手を促す表現にもなりますね。

 年初そうそうに、大きなイベントがはいり、挑戦的な一年が始まりました。バークレイは落ち着いた大学の街です。イタリアレストラン、中華レストラン、日本食を出すカフェなど異文化、多様性のある街です。古い歴史的な建築も多くみられ、さらに大学のキャンパスは、スギや松の大木が見られ、落ち着いた環境が保たれています。大学院生生活をenjoyしています。それでは、皆さん、楽しく陽気でストレスの少ない生活をお楽しみください。
See ya! スワタケル


防大1年生を激励
山梨県防衛大学校協力会会長
山梨地本

 10月21日、山梨県防衛大学校協力会会長(平井成尚氏)による「防大第1学年秋期定期訓練」激励(北富士梨ヶ原廠舎)が行われ、山梨地本(本部長・石津吉康1陸佐)が支援した。
 激励は過去10年以上続いており、毎年恒例の行事として行われている。
 平井氏は学生約450名の前で「北富士から見る富士山のように美しく、高い理想を持ちながら、足元の富士演習場の土を喰らい、冷たい雨に打たれながらも地面に這いつくばって果たさなければならない任務の重さと道の遠きを体感してもらい、最終的には、相手の立場を思いやれるような懐が深く尊敬される自衛官を目指して修練していって頂きたい」と述べ、学生達は激励の言葉に、皆、感慨深く聞き入っていた。
 また、激励品の贈呈も行われ、終始、緊張感の漂う中、学生達の生気に満ちた様子が感じられた。
 なお、山梨県出身者(1名)及び東ティモールの留学生(2名)に対し、平井氏から個別に激励があり、学生達は、立派な幹部自衛官または、軍人を目指して頑張ることを誓った。
 防衛大学校と東ティモールとの留学制度は、平井氏の東ティモール大使との交流がきっかけで4年前に始まった。まだまだ初々しさの残る防大第1学年だが、たくましく気合いの入った姿に、今後の自衛隊の未来を担う希望が感じられた。


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