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UNDOF総合競技会開催
日本隊が大活躍!! |
10月21日、国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)司令部が年2回主催するUNDOF総合競技会が行われ、ゴラン高原派遣輸送隊(以下、「日本隊」)から刀根2空尉、本多1陸曹、藤野2陸曹、樋口2陸曹、出町3陸曹、櫻庭3海曹の6名が参加した。
この競技会は、UNDOFの任務遂行に必要な基礎的能力及び体力・気力を向上させることを目的として、オーストリア、フィリピン、インド、クロアチアそして日本の各派遣隊が代表選手を出し、各国混成で10個チームを編成、小銃射撃、模擬手りゅう弾投てき、地図判読、8km持続走、救急処置、いかだ作成・漕艇、車両操縦、小銃の分解・結合及び武装障害走の9種目を行い、その合計得点を競うもの。
競技会当日、快晴の空の下、各チームが知力・体力・チームワークを発揮して各種目に挑んだ。日本隊の隊員は、特に車両操縦及び武装障害走の競技で活躍した。結果は、日本隊の隊員が所属するチームが、種目別成績において7種目で第1位になるとともに、総合成績においても優勝から第3位まで全てに入賞した。このうち、優勝したチームには、輸送班の藤野2陸曹が所属しており、車両操縦の種目においてその能力を発揮し、チームの優勝に貢献した。そのほか、総務・厚生幹部の刀根2空尉がリーダーを務めるチームが準優勝に輝いた。
藤野2陸曹は、表彰式後、「優勝できてうれしいです。正確さを意識して車両を操縦しました。自衛隊における普段の訓練で身についた力を発揮すれば、他国の軍人に引けをとることはないと思いました」と優勝の感想を述べた。
参加した隊員は、当初、同じチームに所属する各国軍人の考え方の違いや英語による意思疎通に苦労していたが、競技を通じて徐々に打ち解け、お互いの信頼関係を深めることができた。表彰式後の懇親・慰労パーティーにおいて、日本隊を含む各国軍人同士が語り合う姿の中には、もはや国籍や言葉の壁はなかった。 |
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入間基地准曹会60隊員参加
慰霊碑、展示航空機を清掃 |
入間基地准曹会は10月29日、修武台記念館周辺の慰霊碑、記念碑及び展示航空機の環境整備を実施した。作業当日は天候にも恵まれ、基地内から16部隊、60名の会員が参加し、全員が心をこめて一生懸命に環境整備を実施した結果、慰霊碑、記念碑及び展示航空機は見違える程すばらしく綺麗になった。
これは、先の東日本大震災により全自衛隊員がそれぞれの持場で、それぞれ頑張っている現状の中で、入間基地においても准曹会員である上級空曹が心を一つに団結できるとともに基地への貢献に繋がる事業はないかと役員で検討した結果、基地慰霊祭及び航空祭前に基地の歴史と伝統を物語る修武台記念館周辺の環境整備に着目した。
入間基地開設以来27柱の英霊を御祭する慰霊碑や旧軍時代からの記念碑、そして基地の顔でもある展示航空機の環境整備を准曹会が自発的に実施する事に基地司令が同意頂いた事は大変名誉なことであり、また、展示航空機の埃を払い更に輝きを取戻す事で航空祭当日、多くの来場者を気持ち良くお迎えする事は大変意義がある事だと考えたからである。
今回の環境整備に参加した会員一人一人も達成感と満足感で心が満たされ、会員相互の団結の強化及び融和親睦を図る大変良い結果となり、基地准曹会の活動としては大成功であった。 |
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韓国参謀議長が朝霞駐屯地来訪 |
大韓民国合同参謀議長・韓民求(ハン・ミング)陸軍大将が10月17日、防衛省を公式訪問した。
この日、統合幕僚長や防衛大臣等を表敬した後、合同参謀議長一行は朝霞駐屯地を来訪、東部方面総監部及び中央即応集団合同による対応を受けた。合同参謀議長の朝霞来訪は、平成14年及び平成20年以来約3年半ぶり3回目。
到着後、東部方面総監渡部悦和陸将及び中央即応集団司令官藤崎護陸将による出迎えを受けたハン大将は、総監部庁舎において両陸将以下総監部・司令部の将官と懇談、さらに東部方面隊及び中央即応集団についての概況説明を受けた。
また、以前から自衛隊の災害対処に注目していたというハン大将は、装備品展示会場において、先般の東日本大震災で使用された各種装備品について説明を受け、大いに関心を寄せていた。 |
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