第1術科学校及び幹部候補生学校(学校長・宮崎行隆海将補)は11月1日、平成20年度江田島地区自衛隊記念日行事を実施した。 長谷川洋第1術科学校長は式辞で「将来を担う候補生及び学生諸君は、激しく変動する内外の情勢に一喜一憂することなく、勉学、訓練、精神修養、そして体力練成に励むとともに、人格の陶治に努め、心も身体も強く逞しい海上自衛官になって貰いたい」と述べた。 続く祝辞では寺田衆議院議員が「隊員は、家族との絆を深めコミュニケーションを図り、地元の人達との交流を図って欲しい」と、また、曽根江田島市長が「江田島市は、海上自衛隊と共存共栄の絆をしっかりと結び、出来得る限りの協力と支援を惜しまない」と、いずれも海上自衛隊と地元との緊密な関係の促進を強調した。 観閲行進は、呉音楽隊員34名が奏でる「軍艦行進曲」にのって、3個大隊総勢846名の観閲部隊によって威風堂々と行われた(=写真)。 来客から「見事な式典だった」「力強く統制のとれた観閲行進だ」との声が数多く聞かれ、学生と職員一同にとって大きな励みになっていた。 この記念日行事を節目に、職員と学生一同は、伝統と歴史の継承発展とともに、国民の負託に応え得る精強な海上自衛隊を目指し、研鑽努力を続ける決意を新たにした。