8月10日、航空自衛隊千歳基地(司令・福江広明空将補)航空祭が行われた。前日からの待機組も多く、6時半の開門となった。時折、自衛隊機に比べて機体が大きくゆっくりとした動きの民間機の離陸、着陸が間近で見ることもできる。これも千歳基地航空祭が人気である理由のひとつだろう。
UH―60JとU―125AとF―15によるオープニングフライトから始まった今回の航空祭。息をつく暇もなく、UH―60JとU―125Aによる救難訓練展示。UH―60Jは航空救難団50周年記念塗装がしてある。そして、U―125A・T―4・F―2・F―4・F―15・政専機による航過飛行、F―15の機動飛行と続いていく。絵のような好天気に恵まれ、地元の人によると「暑くて…」という気温は22度。そんな中、米空軍のF―16の飛行、F―15による弾薬搭載・スクランブル発進展示といる者たちを飽きさせない。
午後にはお待ちかねのブルー・インパルスが登場。その頃には少しだけあった雲もすっかり取れ、演目は第1区分。基地にいる人はもちろん、近隣にいる人も含めてこの時間、何万人の人が空を見ていたのだろうか…。
地上ではF―15のコックピットに乗って写真撮影をする人。パイロットスーツを着せてもらい写真撮影をする子どもたち。地上展示機のそばにいる隊員を質問攻めにする人。様々な楽しみ方で航空祭を満喫していた。
徳島県から来ていた人は「札幌に新婚旅行に来ていて、航空祭があることをポスターで知ったので来ました。航空祭は初めてで、びっくりしています。夫婦で自衛隊の大ファンになりました」と、目を輝かせていた。 |