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2008年7月1日号
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5高群、念願の「初優勝」
総隊戦競・高射部門
日頃の訓練成果発揮
川久保指運隊長 に優秀選手賞
5月26日に那覇基地で行われた航空総隊戦技競技会(高射部門)に、第5高射群(那覇)は競技参加と運営支援という二足のわらじを履いて参加したにもかかわらず昨年及び一昨年においてあと一歩届かなかった念願の「優勝」を見事獲得した。
競技会は、指揮所運用隊が管理する戦術訓練シミュレータ(OTT)棟において、1個指運隊及び4個高射隊による高射群以下の模擬防空戦闘の形式で実施され、PAC-3に換装された1高群を除く5個高射群の代表選手が、日頃の訓練の成果を発揮して戦技能力を競い合うもの。
第5高射群司令・くわ原中1佐率いる5高群チームの指揮官で指揮所運用隊長の川久保3佐以下25名の精鋭たちは今年の3月から準備訓練を開始し、群内屈指の指導員及び訓練シナリオ作成員の叱咤激励のもと、約3ヶ月に及ぶ厳しい訓練の末、平成13年度における南混団の総隊戦競優勝(DC連接下の組織戦闘)から7年ぶり、OTT使用の高射群独立戦闘形態となった平成17年度以来、高射部門として初の「優勝」を果たした。
競技に臨むにあたり、選手達は予備員も含め全員が一致団結、各人の持ち場を守って奮闘した。特に指揮所運用隊長の川久保3佐は「優秀選手」として個人表彰され、永田総隊司令官との2ショット記念撮影の栄誉を受けたほか、紅一点、19高隊の菅本士長が、曹士WAFとして初めて高射戦競優勝チームの一員に輝いた。
禁煙にチャレンジ
《大久保》
大久保駐屯地(司令・小川祥一将補)は、世界保健機関(WHO)が定めた「世界禁煙デー」となっている5月31日から6月6日までが禁煙週間にあたることから、駐屯地は6月6日を禁煙デーと設定し、隊内全箇所で禁煙とした。
毎年5月31日は「世界禁煙デー」となっており、各国で様々な禁煙活動、たばこが及ぼす害の重大さの啓発などが行われている。駐屯地でも禁煙週間中、喫煙場所等に「こうしてたばこを止める」と題して上手な禁煙の方法を紹介するチラシを掲示。喫煙隊員への禁煙意欲を促した。また、禁煙週間の最終日となる6月6日には駐屯地全域において禁煙を実施。喫煙・受動喫煙による健康被害を考える一日とした。
禁煙デーを終えた喫煙隊員からは「良い施策だと思います。これを機会に禁煙にチャレンジしてみようかな…」「たばこに代えてあめ玉をなめていました」等々。
「喫煙者にとっては本当につらい一日となったかもしれないが、たばこと健康について考える絶好の機会として捉え、これを機会に禁煙にチャレンジする隊員が増えることを期待する」と担当者は語っている。ちなみに今回の禁煙デーを契機に禁煙を宣言した部隊長もいるとのこと。
河井連隊長が連隊OBに叙勲伝達
《大村》
6月10日、大村駐屯地において第16普通科連隊長(河井繁樹1陸佐)が、連隊OB(元重迫中隊)近藤利廣氏と(元第3中隊)冨永榮二氏に対して、内閣府が実施する危険業務従事者叙勲を伝達した。
この叙勲は、瑞宝章のうち「とくに危険性の高い業務に精励した者」を対象に別枠として新設されているもので、今回は全国で元自衛官935名(瑞宝光双章434名)(瑞宝単光章501名)が受章した。第16普通科連隊からは、瑞宝双光章5名・瑞宝単光章1名が受章し、うち4名は5月15日に防衛省で防衛大臣から伝達された。
今回未伝達者2名の方に対し、連隊長が、各幕僚及び中隊長立会のもと叙勲を伝達した。伝達後の懇談では、両氏が出動した雲仙普賢岳の噴火災害についての思い出などに話がはずんだ。懇談後、両氏は叙勲の受章について「連隊長から伝達して頂き光栄です。栄誉ある章を頂き本当にありがとうございました。私たちは、今後とも地域に貢献し、自衛隊OB及び一般の企業の立場から、自衛隊及び大村駐屯地に対し支援・協力していきたい」と語っていた。
防衛協会定期総会を開催
懇親会、講演会も
全国防衛協会連合会及び東京都防衛協会(山口信夫会長)の定期総会が6月18日、グランドヒル市ヶ谷で開催された。
総会に引き続いて行われた講演会では、多数の聴講者を前に海上幕僚監部の尾島義貴1佐が「海上自衛隊インド洋派遣について」をテーマに、スクリーンに映し出された写真を見ながら自身の現場指揮官としての体験を熱く語った。講演終了後、質疑応答に続いて日吉章副会長が心温まる謝辞を述べた。
次いで、場所を移して懇親会が催され、石破茂防衛大臣をはじめ防衛省・自衛隊の高級幹部、歴代防衛庁長官、衆参国会議員、協力団体の長ら関係者多数が出席した。会場は終始熱気にあふれ、出席者全員で防衛省・自衛隊、防衛協会の更なる発展のため尽力を続けることを誓った。
新隊員、25km完歩
《普通科教導連隊》
5月23日、新隊員教育隊は、第29期新隊員課程(前期)105名に対し、隊員としての必要な体力・気力の養成及び徒歩行進に必要な基礎的各個動作を修得させる事を目的に25km行進を実施した。
午前8時15分、駐屯地を出発した新隊員は初夏を思わせる日差しの中、東富士演習場の起伏に富んだコースを行進した。中には足にマメを作る隊員もいたが、25kmを完歩した新隊員の表情は、目標を達成したという自信と充実感に満ちていた。
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