防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2008年3月15日号
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子供たちの声
《板妻》
職場見学を通じて
今の自衛隊と昔の自衛隊との違い
大澤佳之
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 僕はまず、自衛隊の歴史から調べることにしました。昔の自衛隊は自衛隊ではなく警察予備隊という名前でした、1950年アメリカが朝鮮戦争に軍隊を行かせる間、日本の治安を守るために日本につくらせました。かなりの人数が入隊したそうです。この時、警察予備隊に入った人は国を守るという意識より、就職するところを探していて、たまたまあったから入ったという意識の方が強かったと思います。1954年に自衛隊という名称に変わりました。
 今の自衛隊は昔より入隊が容易ではありません、さらに自衛隊員をあまり増やさない方向で入るのも困難になるかもしれません。入隊するには試験があります。入っても希望どおりにいかないかもしれません。今の自衛隊は海外派遣をしていてイラク人道復興支援など危険な場所に行って任務をやっています。自衛隊に入るには覚悟をしないといけないということです。海外派遣をされる確率も低いと思うのでその心配はないかもしれません。そんなことを考えていたら自衛隊に入ろうと思っていたのに入りたくなくなってしまいます。そんなことを考えていたらいつまでたっても入ることはできません。結局、自分しだいということです。僕は自衛隊に入ろうと思っていました。入隊試験で合格したとしても訓練で耐えられなくてやめてしまうと思います。自衛隊に入っている人は根性があると思いました。今の自衛隊は、駐屯地記念日に駐屯地に入れて、地域の人たちの理解や関心を深めています。昔の自衛隊には駐屯地開放はありませんでした。
 また、装備品について考えてみました。昔の自衛隊はアメリカ軍の装備品を借りて訓練などをやっていました。資料館で見てみると、太平洋戦争で使われているものや今でも使っているものなどもありました。見学のとき、ついてくれていた自衛官の人が言うには、なかなか装備品が新しくならないそうです。資料館のテレビも新しくしてほしいそうです。確かにそうだと思います。装備品の性能が上がっていくと構造が複雑になるので作るのにも時間がかかるので装備も新しくできません。日本の安全のためにも早く装備品が新しくなってほしいです。
 僕は今の自衛隊も昔の自衛隊も国を守るという目的は同じだと思いました。
 
もし自衛隊が無かったら
柴田 岳
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 みなさんはもし自衛隊が無かったらどうしますか?僕は困ります、何故かと言うと、自衛隊は人の命を守る仕事だからです、例えば、福岡県西方沖地震の時も、食料を配ったり、人を励ましたり、九州集中豪雨では、土砂に人がうもれていないか確かめたり人命救助をしたりして人の命を救っています。そんな自衛隊がなくなると地震、土砂崩れが起きても、救助や食料を配ってもくれません。自衛隊が無くなると、どのような事が一緒に無くなってしまうのか、まずは自衛隊の仕事について知ろうと思います。
 自衛隊の仕事は給水、医療、人々との交流、などなど色々なことがあります、その中で無かったら、一番大変そうな仕事について説明します。それは、医療と給水だと思います、まず医療ではレントゲン写真を使って、イラク人医師へのレクチャーする人、薬剤の取り扱いを説明をしたりする人、病院にしきゅうされた薬品を確認する人などが医療の仕事です。
 給水の仕事は、給水車に水を注入したりする仕事です。そんな大事な仕事が無くなったら大変なことになります、給水が無くなれば、いざという時の水が大幅に減ってしまう事や、災害で怪我した時も、薬や食料も来ないので、どうすることも出来なくなってしまいます。
 次に海外での自衛隊の活動について説明します。海外での仕事ではおもにイラクへの活動が多いです。イラクではこどもの日にボランティアしたり公共施設の復旧、整備、イラクの人々との交流などがあります。そんな自衛隊の活動の結果、医療では新生児死亡率が、1/3に低下し、基本的な医療サービスの利用が可能になり、給水活動では、清潔な水の安定した供給が可能になり、整備では、教育環境が大きく改善されました。
 自衛隊の活動の結果、「良かった」と思う人が71%、「役に立った」と思う人が67%、どちらも半分を超えていたので、すごいと思いました。そんな自衛隊がなくなると、海外支援の活動や、地震、土砂崩れが起きても助けに来てくれません、だから、自衛隊は私たちにとって、とても重要な存在なんだと思います。
 
陸上自衛隊について
佐々木結花
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 私は板妻へ行く前、自衛隊の人たちは強くて怖そうなイメージがありました。自衛隊の人たちは訓練をうけていて規制を守って生活しなければならないので大変だなと思いました。でも、地震とかが来たときに私たちを助けてくれると思うと自衛隊の人達は「すごい」と思いました。
 10月31日(水)学校の授業で普通では見学できない所へ行けるので、楽しみで早く行きたくなり、それに、バスと電車を使って行けるので、すごく楽しみになりました。
 板妻へ行って、自衛隊の使っている武器や、着ている服、乗っている車や練習中の様子をDVDで見て私は、自衛隊ってかっこいいな、と思いました。実際に乗っている車にものせてもらってすごく速いスピードがでていてびっくりしました。DVDを見ているときに訓練をしているので私達ではできないことをやっていました。たとえばヘビを食べたり、雪が降る中を歩いたり、凸凹な道を歩いたり、険しい山を歩いたりして大変そうだなと思いました。
 そして、板妻では朝6時に起きて、夜は11時30分に寝るという規則があって自衛隊は、大変な仕事だと思いました。資料館を見学して、色々な武器がありどれも全部重たそうだと思ったり、服がたくさんあって、ほとんどの服がかっこよくて、他には、けっこう古いラッパがあり、古いものがたくさんあっておどろきました。
 私の今の思いは、自衛隊の人達は今も私たちの事を見守っていてくれているのかと思うと、すごく嬉しいです。私は板妻へ行き、新しく学んだことがあります。それは、「自分のことは自分で守る」ということです。
 私はこの体験を通して「人の大切さ・夢をあきらめてはいけない」という事と、大人になって働くということは責任があるということなんだな…と思いました。

「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
前向きな努力が大切
ライジングビルメインテナンス株式会社 宇田川卓見
宇田川氏は平成18年11月、航空中央業務隊を3空尉で定年退職。55歳
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 高校卒業から35年余にわたり慣れ親しんだ航空自衛隊。一昨年11月、職場の心温まる退官パーティーと隊の退官行事により無事卒業となり、市ヶ谷基地援護室の紹介により、翌12月1日付けで現在の職場(ライジングビルメインテナンス株式会社)に再就職いたしました。
 ライジングビルメインテナンス株式会社は、三井住友銀行(SMBC)の店頭警備に携わる警備会社で、銀行の本店及び全国各地の支店に多くの自衛隊出身者が警備員として勤務しております。昨年の秋には、航空中央業務隊45周年記念行事で感謝状が贈呈されました。
 私は現在、JR蒲田駅東急ビル1階、2階の蒲田西支店で勤務しております。主な仕事内容は、店頭警備・管理施設の保安警備及び、店舗・事務所の整理整頓や清掃です。開店前の準備(ATMコーナーの清掃等)に始まり、開店から閉店までは店頭警備に専念し、閉店後は店舗内の整理整頓や清掃をして一日の業務が終了、退社となります。
 入社当初、先輩の警備員の指導宜しく、無我夢中で勤務しました。私が入社した12月が一番忙しい時期だったということを後で知りました。お客様からの矢継ぎ速の問い合わせや苦情、ロビー内の通行整理・誘導案内等、忙しいおかげで仕事も早く覚えられました。車の運転と同じように、最初はハラハラ・ドキドキですが、経験を増す毎に安心して対応できるようになりました。
 失敗や体調不良等困難に直面する場合もありますが、あせらず前向きに努力すれば結果はついてくると考えています。再就職で一番大切なことは、この前向きな気持ちだと思います。今後も職場の期待や信頼を裏切らないように、またこれまでお世話になった方々、信頼してくださる会社、今後お世話になる後輩のことを念頭において、清潔で楽しい職場を築いてまいります。

「軍師・山本勘助の為にも」
大 沼 肇
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 したたかに生き抜かねばならなかった戦国時代の武将達のNHK大河ドラマ『風林火山』は、この時代最大の合戦といわれる川中島の武田信玄と上杉謙信の直接対決をもって幕を閉じた。この物語りには、毎回のように戦う軍団の苦悩と知・情・意が盛り込まれ特に甲斐の国、武田信玄と軍師山本勘助との勇気ある名将・先見の明をもつ名参謀のコンビの良さに注目した。そして勘助(演・内野聖陽)が独眼ながら勇気のある大活躍の姿には真に迫るものがあり、勘助個人が胸に秘めた人間性の演技にも共感を呼び固唾をのんで拍手を贈った。数多くの苦難の道を歩む中、いつの時代でも理念としての戦略・戦術の重要性、取り分け情報(収集・分析・評価・判断)は絶対に必要不可欠であり『如何にエラーの少ない方が勝つ』という事をこの戦史から学びとることができた。ただ、ここで疑問に思っている事が一つある。このドラマでは、勘助が黒い眼帯を左眼につけていたが、山梨県甲州市恵林寺所蔵の山本勘助肖像をみると、右眼が不自由だったようだ。あの印象深い心に残るドラマであっただけに確たる時代考証に基づいたものなのであろうが、果して本当の姿はどうだったのであろうか。時あたかも昨年の世相を表す(日本漢字能力検定協会が公募で選定)恒例の一文字が『偽』であっただけに『誤り』であったのかも知れない。勘助は泉下で笑っているかも知れないが、彼の為にも真実を知りたい。

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