防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2008年1月15日号
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大学生の部隊見学支援
《三重》
先入観を払拭、関心高まる
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 三重地本(本部長・桐井賢一1陸佐)は11月19日、久居駐屯地で実施された三重大学生の部隊見学を支援した。
 当日、三重大学から自衛隊に関するレポートを作成したいという学生4人が三重地本に来部し、まず募集課長の中島2空佐から自衛隊の任務や活動についての説明を受けた。特に、中島2佐の前所属である航空救難団における実際の人命救助の話を興味深そうに聞いていた。その後、久居駐屯地に移動し、自衛官の訓練の様子や医務室、浴場などの各種施設、軽装甲機動車等の装備品を見学するなか、学生は「もし、戦争になったらどうしますか?」「自衛官としての心構えは?」などの質問を隊員にしていた。学生4人は自衛隊に対する知識等がなく、実際に駐屯地を見学してイメージを膨らませたいとの狙いだったが、見学終了後には「自衛隊は閉鎖的なところという先入観があったが、この見学により払拭された。レポート作成の参考になるものも多かった」と感想を述べていた。
 三重地本では、今後もこのような部隊見学を支援し学生の自衛隊に対する関心を高めていきたいとしている。

広報ブースでPR
《帯広》
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 帯広地本(本部長・竹末正市1陸佐)は12月15日、第5旅団主催「第25回ファミリーコンサート」で募集広報を実施した。
 会場の入り口で広報ブースを設け、募集に関する説明や来場者にポケットティッシュ等を配布し募集広報を行った(写真)。また、帯広地本が独自で制作した募集CMを開演前にステージ大型スクリーンに放映し、一般市民に2士採用についてPRした。
 帯広地本では、今後も地域住民の自衛隊に対する理解と協力を深めていくととに一人でも多くの人々が自衛隊に対し興味や関心を持ってもらいたい、としている。

隊員募集協力者がP3-C体験搭乗
《京都地本》
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 京都地本(本部長・小森一生1陸佐)は12月2日、岐阜基地でP3-C体験搭乗を実施した。対象はこれまで隊員募集に功労のあった部外協力者30人で、自衛隊の認識と理解を更に深めることを目的で行われた。
 当日は朝から雲ひとつない秋晴れのなか、一同は岐阜基地へ向かった。厚木基地所属第6航空隊パイロットから海上自衛隊の活動や搭乗時の安全教育を受けたあと3回に分けて航空機に搭乗した。機内での説明後、いよいよ離陸。滑走路を滑り出したP3-Cが加速とともに滑らかに上空に舞い上がった。上空ではかつての古戦場である関が原を望むことができ、鮮やかな紅葉も搭乗者は楽しむことができた。約15分間のフライトを終え、期待は小牧基地の滑走路に降り立った。参加者からは「紅葉も綺麗で大満足のフライトでした。また体験搭乗の機会があれば是非参加したい」などの感想が聞かれた。

会社員が生活体験入隊
協調・規律など学ぶ
《群馬》
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 群馬地本(本部長・浦野重之1陸佐)は12月5日から7日の間、陸自相馬原駐屯地で小倉クラッチ(株)社員9人に対して生活体験入隊を支援した。「社員としての規律を習得、心身の強化及び命令や報告の重要性を認識し習得する」との要望で、第12高射特科中隊が担任して基本訓練や行進訓練を重点に実施した。
 期間中は、天候に恵まれたものの、12月ということもあり、上州名物「からっ風」の吹きすさぶ、厳しい状況下での訓練となった。基本教練では、訓練当初は号令発声や個々の動作もぎこちないものだったが、訓練を重ねるにつれて、助教の指導と互いを思いやる気持ちが高まり一挙動ごとの動作が一つになっていった。また、行進訓練では助教を驚かすほどの力強い行進をしていた。

「うらが」艦艇広報に前回比2倍の来艦者
《和歌山地本》
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 和歌山地本(本部長・河本宏章1陸佐)は12月1、2の両日、和歌山県の南端に位置する新宮港で「うらが」(艦長・高島一2海佐)の艦艇広報を実施した。
 艦艇広報は昨年7月の掃海艦「はちじょう」に続き2年連続で行われた。来艦者は前回と比べ2倍以上増え、両日合わせ約2500人が訪れる盛況ぶりとなった。歓迎行事で高島艦長は、「『うらが』は災害派遣でも活躍できる艦なので、たくさんの人に見学していただき、海自に対する理解を深めてほしい」と挨拶した。
 「うらが」の一般公開では、機雷の展示、防災及び機雷回収活動状況等のパネル展示、艦橋見学などが行われた。地本の広報ブースでは、高校生以下を対象に自衛隊グッズが当たるくじ引きを実施。2日間とも訪れる家族もいるなど、用意した600人分のグッズが不足するほどの人気だった。

防災講習会に参加
《滋賀地本》
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 滋賀地本(本部長・相良雅司1陸佐)は12月1日、防災講習会「唐崎の防災」に参加した。当日は天候も良く、地域住民等110人が来場するなか、地本はロビーや会場内に災害派遣に関する写真パネルを展示した。また、広報班長の前田文夫2尉が「自衛隊の災害派遣」と題して滋賀県内の自衛隊の配置や活動内容、発災時の活動要領、災害に対しての備えなどを説明した。終了後には「非常に勉強になった。住民にも好評で今後も続けていきたいので、ぜひ協力してもらいたい」と自治会関係者は継続的な協力を求めていた。

9師団コンサートで市民と交流はかる
《青森地本》
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 青森地本(本部長・石田隆久1空佐)は12月4日、八戸市公会堂で行われた第9師団主催「ファミリーコンサート」を支援した。自衛隊関係者だけでなく市民の人にも自衛隊の音楽を聞いてもらおうと企画された演奏会で、今回で2回目となる。
 コンサートは2部構成で行われ、第9音楽隊長・安部亮1陸尉指揮で、華やかな序曲「ハンティドン・セレブレーション」を皮切りに、「ディズニー・プリンセス・メドレー」など12曲をダイナミックで荘厳な演奏で観衆を魅了した。
 また、休憩時間には八戸事務所の広報官が自衛隊募集パンフレットなどを配布し、イラク人道復興支援活動や陸海空自衛隊広報のビデオを放映した。映像を観ていた男性は、「イラク戦争前の半年間、現地の水力発電プラントに参加していたが、当時の安全と比べられない時に自衛隊が派遣され、大変苦労されたと思います。今後も色々な活動があると思いますが頑張ってください」と広報官に激励の言葉を述べた。また、地元女子高生は、「素晴らしい演奏で、感激しました。父も自衛官なので将来自衛官も進路の一つにしたい」と話すなど市民との交流だけでなく、募集広報としても成功した行事となった。

女性部発会式を支援
《千葉地本》
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 千葉地本(本部長・久野敬市1海佐)は12月2日、千葉県自衛隊協力会連合会女性部会発会式を支援した。現在、全国各地の防衛教会・自衛隊協力会には30都道府県に既に女性部会が設立されているが、千葉県においても数年前から準備を進め、今回女性部会が発足する運びとなった。
 発会式には各支部女性会員、新規会員及び来賓など約70名が参加した。冒頭に安部事務局長が設立の経緯について説明を行った後、初代女性部会長の臼井久美子氏が「約1年間の準備期間を経て、ようやく女性部を立ち上げることができて嬉しく思います。女性部会の発足を機にこれからは自衛隊への理解を深め、協力していきたいと考えております」と今後の活動についての抱負を述べた。
 その後、陸自高射学校音楽隊による小演奏会が催され、会場に流れる生演奏に出席者は聴き入っていた。最後に祝賀会が設けられ懇親を深めるなか、盛会のうちに発会式を終えた。

防災イベントで活躍
《高知地本》
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 高知地本(本部長・大山雄一1陸佐)は12月2日、奈路小学校において行われた「防災コミュニティーin奈路」を支援した。三世代が一緒に防災を考えるという目的で開催されたこのイベントに地域住民など約180人が参加した。自衛隊の参加は初めてのことで、地本は第50普通科連隊とともに児童に対する講演、炊き出し、災害活動パネル及び装備品展示を行った。
 児童への自衛隊活動の講演では、50普連1科長がクイズ形式で講演し、受講した児童は日頃接する機会の少ない自衛隊についての理解を深めた。また、炊き出しの実演では、時間内で150人分の災害食を調理する姿に驚きの声を上げたり、昼食で出された食事に「学校給食より美味しい」と話す関係者もいるなど好評を博した。自衛隊の支援に対して参加者の関心も強く、終日賑わいをみせるなか、多くの人から「やっぱり自衛隊は頼れますね」などの賛辞が贈られ、照れる隊員の姿も見られた。

〈訂正〉1月1日号(第 731号)9面の埼玉地本の記事で「茂呂山」は誤りで、正しくは「毛呂山」でした。訂正するとともに関係者の方々にお詫び致します。

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