防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2008年1月15日号
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寄せ書き
 
年女の抱負
重迫撃砲中隊=福知山 1陸士 矢根聖子
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 0歳・12歳と2度の子年を経験し、今年人生3度目の節目がやって参りました。人は私が子年生まれだと知ると「やっぱり。落ち着きがないから子年だと思った」と言われます。
 思い返してみれば、確かに私はどこか挙動不審で落ち着きがないように感じます。私自身、視野が狭く余裕がないからだという理由も大きいと思います。しかしそれ以上に、自分に自信がないというのが大前提にありました。
 自信はあり過ぎるのもですが、なさ過ぎる方が問題だと思います。なぜなら自分が今まで多くの人たちと出会い、経験してきたこと全てを意味のないことにしているからです。人は年数・種類は違っても、その人にしかできない数々のことを経験してきているはずです。それは自分自身で誇りに思うべき所だと、最近人に諭されました。
 自分に少し誇りを感じることで、私自身少し自信を持てると思います。今年は私も24歳になります。また多くのことを経験し、少しずつ自信を増やしていき、そろそろ「矢根が子年、思慮深いね」と言われるように精進していこうと思います。
 
人間万事塞翁が馬
対戦車中隊=久居 2陸士 田中健司
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 自分の生まれた干支と同じ干支の年がやって来る。世間一般では当たり年と言われ、何事にも失敗を招きやすく災いに遭いやすいので、大きな事を行うのはできるだけ差し控えた方が良いと言われている。
 干支が一巡する「十二年」を周期として人生は様々に変化しており、その変化に対応しなければならない。ということは、未経験(不測)の事態に対応しなければならないということである。
 折しも新隊員の教育期間が終わり、中隊に配置され新しく一歩を踏み出したばかりの自分であるので、期待、希望と共に不安も胸の内にある。そういった「不安」というもの比重が大きいと大きな失敗への不安が頭をもたげ「不安」に蝕まれて病んでしまうこともあるだろう。
 しかし年男として、また日本男児として生を受けたからには「やる時はやる」覚悟をもって事に挑みたいと思う。陸上自衛隊という所は、人間の人生と同じで常に不測の事態、困難に直面してその多様な変化に対応して来たし、これからも対応していかなければならない。私もこの変動の年にある身なので、やる時は大胆に、けれども慎重な所はあくまで慎重に。「明鏡止水の如く」、されども心は「烈火の如く」、勇猛果敢に難関に挑戦していきたい。
 恩師(班長)の受け売りではあるが「与えられた任務に軽重はなく、全力で任務にあたれ」という方針でいきたいと思う。最後に両親に授かりし名前「健司」として、健康を司るに恥じない壮健な身体でこの年を乗り切りたい。
 
「二十歳」
42普連本管中=熊本 1陸士 石踊晴香
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 私は今年20歳になり成人を迎えます。成人を迎え一番に言いたいことは、両親への感謝の気持ちです。今の私が健康で自衛官になれたことは、厳しい躾の中にも愛情を注いで一心に育ててくれた両親のおかげです。心から「ありがとう」と言いたいです。家族に支えてもらって成長してきた私も自立し社会に出ます。社会に貢献できる立派な大人として成長していく為に2つの目標を挙げたいと思います。
 まず1つ目は社会人としての自覚を持つことです。社会に出るということは、自ら判断しその言動や行動に自分が責任を負うことだと思います。例えば選挙の行使権利を主張できる反面、犯罪を犯せば実名で報道されます。義務も今まで以上に遵守する自覚が必要だと思います。今現在私は自衛官として国防という責務を担っています。今までは先輩たちに服務面や体力面、仕事の知識等について教えてもらいました。しかしこれからは自ら進んで自衛官、社会人としての自覚を持ち規律を守り、常に体力の向上を図り仕事の知識を増やしていきたいと思います。そして有事の際には、迅速な対応で先輩や市民の方々に少しでも頼りにされる様になりたいと思います。
 2つ目は向上心を持つことです。自衛隊生活において、たくさんのことを学ぶ機会は幾度となくあると思います。指導されたり怒られたりして、そこで嫌になり踏み止まるのではなく、それを機に自分を成長させていきたいです。何十年かかっても人として大きくなれるように、志を高く自分を磨いていきたいです。
 「成人」とは「人に成る」と読みます。これからは一社会人、一自衛官として自覚を持ち、更なる飛躍を目指し徳操のある社会人になれるように向上心を持って頑張っていきたいです。
 
新年の抱負(市長との約束)
3中隊=信太山 陸曹候補士陸士長 鎌仲匠吾
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 早いもので自衛官になってからもう1年と8ヵ月になる。その間にも色々な方から自衛官としての心やスキルを学んできた(忘れたものもあるけれど…)。そしてこれからも色々と学んで、目標である空挺やレンジャーの隊員になれるよう、再度挑戦をして合格するまで諦めない所存である。
 そもそもこれほどまでにレンジャーと空挺にこだわっている理由は、中学校にまでさかのぼる。当時の私は自己中心的で、いつも両親や先生方に迷惑をかけていた。そんな生活をしている中で自分の中に「このままで本当にいいのか?」という疑念が生まれ、結構普通の人間になれた中学校卒業時に、自分の中で「今まで迷惑をかけた人たちの為にも何か人の役立つ仕事がしたい」と思うようになった。
 自衛隊の採用試験に合格し、入隊激励会において地元市長からの激励の際、お誉めの言葉をもらい最後に「自衛隊に入っての目標は?」と聞かれたので私は「まずレンジャーバッチを取り、その後、空挺に入ります」と言った。そのあと市長と握手した際に「レンジャーと空挺、どちらもとれるよう頑張れ」と言ってくれたので、すごくうれしかった。私はもうすぐ20歳になるが、いまだにそのことが頭に残っている。とにかく来年は、市長と約束をしたレンジャーにチャレンジする。
 
成人の抱負
本管中=福知山 陸士長 仲川正浩
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 私は今年20歳になり成人を迎えます。成人を迎え一番に言いたいことは、両親への感謝の気持ちです。今の私が健康で自衛官になれたことは、厳しい躾の中にも愛情を注いで一心に育ててくれた両親のおかげです。心から「ありがとう」と言いたいです。家族に支えてもらって成長してきた私も自立し社会に出ます。社会に貢献できる立派な大人として成長していく為に2つの目標を挙げたいと思います。
 まず1つ目は社会人としての自覚を持つことです。社会に出るということは、自ら判断しその言動や行動に自分が責任を負うことだと思います。例えば選挙の行使権利を主張できる反面、犯罪を犯せば実名で報道されます。義務も今まで以上に遵守する自覚が必要だと思います。今現在私は自衛官として国防という責務を担っています。今までは先輩たちに服務面や体力面、仕事の知識等について教えてもらいました。しかしこれからは自ら進んで自衛官、社会人としての自覚を持ち規律を守り、常に体力の向上を図り仕事の知識を増やしていきたいと思います。そして有事の際には、迅速な対応で先輩や市民の方々に少しでも頼りにされる様になりたいと思います。
 2つ目は向上心を持つことです。自衛隊生活において、たくさんのことを学ぶ機会は幾度となくあると思います。指導されたり怒られたりして、そこで嫌になり踏み止まるのではなく、それを機に自分を成長させていきたいです。何十年かかっても人として大きくなれるように、志を高く自分を磨いていきたいです。
 「成人」とは「人に成る」と読みます。これからは一社会人、一自衛官として自覚を持ち、更なる飛躍を目指し徳操のある社会人になれるように向上心を持って頑張っていきたいです。

「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
積極性で仕事を楽しむ
青森綜合警備保障(株) 神 真
神氏は平成18年3月、大湊地方隊(青森)を海士長で任満退職。
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 私は平成18年3月、任期満了により退職しました。平成15年3月に高卒で入隊してから3年間、海上自衛官として大湊地方総監部で勤務していました。自衛官だった頃には、多くの人に助けられながら成長することができました。今でもとても感謝しています。
 私が再就職した会社はALSOK青森綜合警備保障という会社で、全国にあるALSOKグループの一つです。テレビのCMやビルなどの入口に貼ってある青と黄色のステッカーを見たことがある人も多いと思います。自衛隊を退職する直前まで自分で再就職先を探すつもりでいたのですが、就職援護の方々のお陰で、とても良い会社に入社することができました。
 入社してから早くも2年の月日が過ぎようとしています。警備員の仕事にも慣れてきて、楽しく仕事をしています。この2年で生活環境が大きく変わりました。結婚し、第1子が産まれ忙しくも充実した毎日を送っています。
 最後にこれから退職を考えている自衛隊員の皆様へ。まず軽い気持ちですぐに退職しようとしないこと。簡単に諦めないこと。そしてどうしても退職しなければならない人たちは、再就職に向け社会人1年生のような気持ちを持って、何事にも前向きに挑戦してほしいと思います。どんな会社でも個人には合わせてくれません。自分が会社に合わせ積極的に仕事をすることが、楽しく仕事をするためには必要だと思います。気持ちを切り替えて頑張ってください。

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