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   2004年8月15日号
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家族等81名、即応予備自訓練を見学
陸自に対する認識と理解深める
<東京地連>
 東京地連(部長・用田和仁陸将補)は、平成16年度新規事業として即応予備自衛官訓練見学を実施した。見学は6月から7月の間で、土日を利用して4回実施し、即応予備自衛官の家族、職場の上司や同僚、即応予備自衛官志願者並びに予備自衛官補計81名が訓練見学に参加した。
 第1回目は、6月20日に、第1特科隊第4中隊(中隊長・佐藤1陸尉)のFH-70・150mm榴弾砲2門による射撃を想定した操砲訓練を、第2、第3回目の同26日、27日は、第31普通科連隊第2中隊(中隊長・安田3陸佐)・第3中隊(中隊長・猪瀬1陸尉)による総合戦闘訓練及び市街地戦闘(検問)の訓練を、第4回目は、7月10日に、第1施設大隊第4中隊(中隊長・原口1陸尉)による軽門橋・軽徒橋の構築訓練をそれぞれ見学した。訓練見学に参加した職場の直属の上司からも「即応予備自衛官召集訓練に参加させて我が社の現場においても機敏性・指揮動作がしっかりするなど大いに役立っています。これからも訓練で得た技能を職場に普及してもらいたい」と目を細めて話していたのが印象的だった。また、普段、家庭や職場では見られない即応予備自衛官としての真剣な姿に感動を隠し切れぬ様子であり「お父さんすごい、かっこいい、頼りがいがある」など感激の声もあがっていた。
 各訓練見学とも、はじめに、各中隊長によるブリーフィングを実施、その後、訓練場へ移動し、引き続き各中隊長から現地で概況説明を受けながら各訓練見学を実施した。
 それぞれ午前中の訓練の見学後は、駐屯地食堂で、グループ毎に即応予備自衛官を交えてなごやかに会食を行った。午後からは、陸上自衛隊広報センターの見学を実施し、陸自に対する認識と理解を深めてもらった。
 訓練見学の参加者からは、即応予備自衛官に対しさらなる理解と協力を惜しまないという声が多く寄せられ、また企業の方からは今後も訓練に出頭しやすい環境作りに努めていきたいという意見もあり、訓練見学は有意義に終了した。

親子51名が体験試乗
<弘前駐屯地>
 弘前駐屯地(司令・落合直巳1佐)に7月18日、親子レクリエーションの一環として黒石市東英小学生の親子51名が訪れた。
 参加者らは駐屯地の説明を受けた後、指揮通信車の体験試乗や展示用の戦車、ヘリコプターを見学した。特に、指揮通信車の試乗は全員楽しみにしていたらしく、間近に来て眺めたり記念撮影をしたりと大人気で、試乗の最中には肌で風を感じながら歓声を上げ楽しんでいた。(=写真)
 初夏の晴天の下、親子らは多くの思い出と自衛隊に対する理解を深めて駐屯地を後にした。

雪月花
 防衛ホームの編纂に長くたずさわっていただいた吉田正夫さんが亡くなった。82才だった。3年前に奥さんに先立たれて急に元気がなくなり、ほとんど入院生活だった。当欄「雪月花」を最近まで書き続けていただき、最後は入寮したホームの食堂のテーブルで書いていた。まだ奥さんが病床にいる時は、「雪月花」を奥さんに批評してもらっていたそうだ。その時の奥さんは咽頭ガンでしゃべることができず、やせ細った指で吉田さんの手のひらに感想を書いたとのこと。その奥さんが亡くなり「雪月花」を本当に読んでくれる人がいなくなり、もう張り合いがなくなったと悲しんでいたことを思い出す。何年か前に日本は老々介護しかないのではないかということを書いていたがこれはご本人たちのことだったのである。奥さんが亡くなる時、吉田さんも同じ病院に入っていた。その最後に書いた指文字が「あなた、ありがとう」だったと奥さんのお葬式の日に吉田さんから聞かされた。お二人には子供がいなかったので吉田さんが最後に何を話したかは分からない。人間とはこんなに仲のいいものなのか、こんなに夫婦とは慈しみあえるものなのか今考えている。私にはちょっと真似のできないことのようだ。(金沢)

HOME'S English Class(防衛ホーム英語教室)
I DON'T FEEL COMFORTABLE YET
(アイ ドント フィール コンフォタブル イエット)
まだしっくりいかないなあ
 Hi!皆さん。お元気ですか。連日暑い日が続いています。お元気でしょうか。各地で花火大会や夏祭りがひらかれています。夏の暑さを吹き飛ばして、夏を楽しむことができるといいですね。夏バテしないように、冷たいものを飲み過ぎないようにして、夏を乗り切りましょう。
 さて、今回の表現は、“I don't fee1 comfortab1e yet”「まだしっくりいかないなあ」です。転勤で新しい職場で奮闘している方にはぴったりの表現かもしれません。I don't fee1〜は「というふうに感じない、思わない」という意味ですね。comfortableは「快適・居心地がいい」という意味です。Yet「まだ〜でない」を付け加えることによって「まだまだ自分の思い通りの状態ではない」ことを意味します。「足が地につかない、くつろげない、しっくり行かない、落ち着かない」と言い換えることもできます。なかなか英語になりにくい表現ですが、このフレーズでカバーできます。何となく、使うこともできますが、「なぜ」を追求する米国の文化ではしっかりと理由とか意見を考えておくと会話がとどこおらなくて良いかもしれません。
 猛暑が続いています。台風10号での災害派遣お疲れ様でした。イラク、ゴランハイツ等の海外での活躍頑張ってください。皆様のご健勝とご成功を祈念しております。See ya! (陸幕防衛部=在沖縄米海兵隊司令部キャンプ・コートニー勤務)〈スワタケル〉

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