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   2004年7月1日号
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「本音で語るトーク」
山口部長の講演が大人気
<神奈川地連>
 神奈川地連(部長・山口康彦1海佐)は6月4日、川崎商工会議所で、地連部長による防衛講話を実施した。今回の講演は川崎商工会議所会頭の諮問機関である少壮経済人懇談会の招待講演として企画された。
 講演に先立ち佐藤商工会議所会頭と最近の世界情勢等について意見交換した際、「商工会議所の将来を担う青年会員に、日本の毅然たる心構えについて御講話を頂戴したい」との挨拶があり、「皆さんの関心事にできる限り答えたい」と、山口部長もこれに応じて、予定時間を余すことのない熱演を展開した。
 山口部長は着任以来、自衛隊協力4団体ほか、県内の官公庁機関、自治体、商工会議所、ライオンズクラブなどに対し、「イラクの自衛隊派遣関連説明」や「安全保障に関する説明」をテーマに精力的に講演を実施している。講演回数はすでに50回に達しており、新入隊員の激励会等のミニ講演を含めると100回を優に超えているほどだ。
 【月10回依頼殺到、アンコールも】
 山口部長の講演は、「歯に衣着せぬストレートな表現」が人気を呼んでおり、内外の有識者層から婦人層に至るまで、申し込みが殺到している。更に、講演終了後に聴取者から「映像で見る世界情勢等の説明が解りやすい」「馴染みやすい言葉遣いで自衛隊の実態や実情がよく解る」との感想が多く寄せられている。
 また、山口部長の実体験を踏まえながらの気さくな話しぶりは、気軽な雰囲気で聞ける「本音で語るトーク」として好評である。地連では、今後とも県内外の主要各機関関係者に対し、積極的な自主的広報活動を実施し、部長を筆頭に各課長と隊所長も加えて、県民の防衛意識の向上に寄与していきたいとしている。

諏訪御柱祭
<長野地連>
 長野地連(部長・川口博司1陸佐)は5月3日、諏訪地区自衛隊協力会連合会(中村昇会長)の要請により「諏訪御柱祭」に松本・宇都宮駐屯地合同音楽隊を派遣し、演奏支援を実施した。
 この祭は諏訪大社で7年に1度行われる大祭で、日本3大奇祭のひとつにも数えられ、上社・下社併せて180万人もの観衆が訪れる。山から御神木となる木を切り出して急坂を駆け下りる「山出し」から、数千人の氏子によって社殿へ曳行する「里引き」、境内に直立させる「建て御柱」をもって祭は終る。「山出し」は特に有名で、全国各地から観光客が訪れ賑わいをみせ、この日も沖縄からの見物客に遭遇した。
 音楽隊は「里引き祭」に際し御柱引行ルート上をパレードした後、社殿傍の駐車場で固定演奏を行った。沿道には氏子と観光客があふれ、異様な熱気と興奮の中パレードは行われたが、音楽隊長・松澤曹長以下合同音楽隊の凛とした姿は、観客の視線をいっとき祭から奪う程堂々たるもので、自衛隊のPRのほか「イラク派遣隊員の無事帰国祈願」を目的に行進した。
 引き続き行われた固定演奏では、「川の流れのように」から「ドラえもん」まで幅広いジャンルの演奏で会場を魅了した。また演奏会にハッピ姿で駆けつけた山田勝文諏訪市長は、あいさつの中で災害時の自衛隊の重要性について触れるとともに、今後の活躍に期待を寄せた。

生徒450名、活動意義に心うたれ
<千葉地連>
 千葉地連(部長・山本克彦1海佐)は6月1日、拓大紅陵高校が行っている3学年約450名全員に対する総合的学習を支援した。学校からの要望で継続的に実施されているもので、生徒だけでなく学校長以下職員も毎年、楽しみにしている。
 授業は当地域を募集担任する南部地区隊長・大塚3陸佐の挨拶に続き自衛隊の役割・活動、県内に所在する陸海空自衛隊の部隊・基地などについて説明が行われた。引き続き、広報室長・高山3陸佐の号令で、ステージからイラク派遣隊員の服装をした部員が節度ある動作で学生の前に登場。職員・生徒一同は、重たい防弾チョッキやイラクの気象特性に応じたブッシュハット、ブーツ、防塵用サングラスの説明に加え、迷彩服に目立つように縫いつけられている「日の丸」の意義を説く室長の話に耳を傾けた。更には、テレビでは報道されていない映像を交え、イラク国民の困窮振りと日本の援助に対する期待の大きさや自衛隊の活動意義・重要性を説明すると、心を打たれているかのように会場は静まりかえった。
 落下傘開傘の展示も行い最後に傘を装着した生徒は、少し照れながらも会場一杯の笑い声に応え、普段体験できない空挺隊員の気分を味わっていた。同校の教育方針の一つに「愛国心の高揚」と唱われているだけあって、生徒達は皆、真剣かつ熱心に説明を聞き、相互に有意義な時間を過ごした。

「眺め最高!!」ハッピー・フライト
<秋田地連>
 秋田地連(部長・吉田則之1陸佐)は5月28日、秋田駐屯地で東北方面航空隊の支援を受け、秋田県内の援護協力者と募集協力者など48人の体験搭乗を実施した。
 パイロットから搭乗間における安全管理とヘリコプターの性能などの説明を受け、早速フライトへ。当日は絶好のフライト日和であり、参加者はヘリコプターをバックにして秋田県出身の女性整備士と一緒に思い思いの記念撮影をしていた。
 秋田市上空を約20分間飛行し、空の旅を終えた参加者からは「空からの眺めは最高でハッピー!ものすごく楽しかったです」との声が多く聞かれた。

地連創立50周年「阿波の道」記念発刊
<徳島地連>
 徳島地連(部長・清水洋1海佐)は、徳島地連創部50周年を記念して『阿波の道』を発刊した。
 『阿波の道』の内容は、徳島県内における部外工事で切り開いた道路および学校グランドを写真集として記録したもので、当時の工事風景の写真や地元新聞に掲載された記事、16力所に建立された記念碑などを記載している。
 『阿波の道』は県内の市町村役場や部外工事担当部隊などを中心に配付し、関係者から「徳島県と自衛隊の密接な関係の歴史が伺える」と好評を得ている。

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