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   2004年3月15日号
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第一報 アテネオリンピック
体校選手2名出場決定!!
(射撃班)田澤 修治 3尉
(射撃班)小西ゆかり 3曹

 自衛隊体育学校(校長・那須誠陸将補)、射撃班の田澤修治3陸尉と小西ゆかり3陸曹がマレーシア・クアラルンプールで行われたアジア射撃選手権大会(2月7日〜18日)に出場。それぞれ3位と5位で上位入賞を果たし、これによりアテネオリンピック(8月開催)代表選手に確定した。田澤、小西両選手とも五輸出場ははじめて。
 さらに、柳出勝1陸尉も同大会のエアライフル60発競技で日本新記録を樹立する見事な成績をおさめ、国別出場枠を獲得。5月の最終選考会で出場者が決められる。
 また、レスリング班では井上謙二2陸佐がブルガリア共和国・ソフィア市で開催されたトライアル大会(2月14、15日)に出場し、60kg級で優勝を果たし国別出場権を獲得した。代表決定戦は6月の全日本選手権となる。
 同校の第2教育課(課長.脇野道男2陸佐)の選手たちは、今後も各種目でそれぞれ行われる国内外の試合にアテネオリンピック出場を賭けて挑み、6月には各競技種目の出場選手が決定される。

体校2月成績
 競技内容と結果は(入賞まで)は次のとおり。
 〈柔道〉埼玉選手権・全日本予選(埼玉・8日)小松崎弘子2陸曹=無差別級優勝
 〈陸上〉▽中日対抗室内陸上大会(中国天津市・15日)鈴木尚人2陸曹=800m3位、1,600mリレー優勝
 〈水泳〉▽東京都記録会(東京)奥野智裕2陸曹=100m自由形2位、200m同3位、仲下力2海曹=100m平泳ぎ3位、200m同2位


第10回全自レスリング大会
陸自練馬が3連覇達成
 第10回全自衛隊レスリング選手権大会が2月14・15日の両日、自衛隊体育学校球技体育館(朝霞)で開催され、全国自衛隊の部隊はじめ少年工科学校、防大、防医大、在日米軍から29チーム、約120名の選手が参加して熱戦を繰り広げた。特に今年は、米軍から例年参加している横須賀海軍に加え、座間の陸軍選手が初出場を果たし国際色豊かに大会を盛り上げ、部隊や家族の声援が飛び交う中、会場は終始熱気に包まれた。
 1日目、団体決勝戦は、昨年の優勝チームで、今年3連覇を目指す練馬駐屯地と昨年辛くも2度目の優勝を逃がした青森駐屯地とのリベンジマッチとなった。結果は、全日本選手権3位の木下選手をはじめ元全日本クラスの選手を揃える練馬駐屯地が安定した強さとパワーを見せつけ5対0で圧勝。悲願の連覇を達成した。
 翌日の個人戦では練馬駐屯地、第1施設大隊がそれぞれ2名の優勝者を輩出したほか、3位入賞者を出した防衛医大の活躍に注目が集まった。また、74kg級で優勝した久居クラブの黒田選手が今年の最優秀選手に選ばれた。
 試合結果は次のとおり。
 〈団体戦〉▽優勝=練馬駐レスリング部▽2位=青森駐レスリングクラブ▽3位=第8普通科連隊、第8施設大隊
 〈個人戦55kg級〉▽優勝=足立竜一(1施大)▽2位=牧野静広(12普連)▽3位=清水目正義(青森駐)、時博幸(8施大)
 〈同60kg級〉▽優秀=田岡秀規(1施大)▽2位=鶴健二(西普連)▽3位=森山振一郎(1施大)、壽満則(横教隊)
 〈同74kg級〉▽優勝=黒田清志(久居)▽2位=勝目力也(武山)▽3位=熊谷光祐(防医大)、沼田隆志(大宮)
 〈同86kg級〉▽優勝=佐藤元(練馬)▽2位=松本真吾(同)▽3位=池田孝博(小郡)、COREY SWANSON(US横須賀)
 〈同84kg超級〉▽優勝=木下英規(練馬)▽2位=丸田剛(横教隊)▽3位=CHAEL HOLLO(US横須賀)

女子3選手が好成績
2004バイアスロン世界選手権
冬季戦技教育隊
 陸自冬季戦技教育隊(隊長・岸良和典1佐)の築舘郁代、大高友美、目黒香苗3選手は、2月6日から15日の間ドイツで開催されたバイアスロン世界選手権大会に出場し、揃って好成績をおさめた。
 3名が出場したのは個人種目のパシュート競技(男子12.5?q、女子10q)で、2月6日、男女選手60名が参加して行われた。
 競技当日の朝は吹雪で、大会中も雪交じり。時々吹雪き、風速は3.5m/S。気温マイナス1.5度、吹きだまりのような雪が舞っていた。バイアスロンは、スキーの距離競技とライフル射撃を組み合わせた複合競技。風が射撃の命中率と射撃時間に影響を与える中、築舘選手は60名の中で最小のペナルティ2で抑え、前日のレース48位から一気に21位に浮上。今季初のワールドカップポイント10点を獲得した。
 大高選手は、連日ワールドカップポイント6点を獲得。特に立射は2回の射撃を合わせたペナルティーが1と、今季からバイアスロンに転向したとは思えないほど安定していた。
 また、目黒選手は持ち前の走力を生かしてペナルティーが6。前日の42位から29位に上げる活躍ぶりだった。

第1回体育セミナー開催
陸海空指導者が参加
 朝霞の自衛隊体育学校で2月6日、陸海空の各部隊及び学校等の訓練、体育指導関係者を集めて「第1回体育セミナー」が開催された(=写真)。
 これは陸幕が主催するもので今回は「中高年齢隊員に対する健康管理、体力監理」をテーマに約110名が参加して現状の把握、対策等についての意見交換を行った。
 セミナーでは体育学校はじめ中央病院、衛生学校、開発実験団部隊医学実験隊の専門家がそれぞれの視点から問題点、解決策を提議。質疑応答では終始にわたり活発な議論が交わされた。また、午後には体育学校教官が「陸上自衛隊の体育訓練基準の見直し」「徒手格闘訓練における安全管理」について等の発表が行われるなど有意義なセミナーとなった。

全自アーチェリー
大久保駐屯地勝利
 第9回全国アーチェリー大会が2月13日から15日の間、自衛隊体育学校アーチェリー屋内訓練場で陸・海・空の部隊から団体戦8チーム、個人戦29名が参加して行われた。
 競技は個人戦が射距離30mのトーナメント形式で、団体戦がエキジビジョンマッチで競われた。
 成績は次のとおり。
 〈団体戦〉▽優勝=大久保駐屯地▽2位=海自岩国基地▽3位=仙台駐屯地
 〈個人戦〉▽優勝=妹尾克己(岩国・31整備隊)▽2位=大内尚(仙台・2特科群)▽3位=廣崎敦(相浦・西方普連)

重迫撃砲中隊が(団体戦)初優勝
普通科教導連隊銃剣道競
眠れる虎目覚める
 普通科教導連隊は2月7日、駐屯地体育館で平成15年度連隊銃剣道競技会を実施し、中隊対抗の部において重迫撃砲中隊(中隊長・富樫3佐)が見事初優勝を成し遂げた。
 競技は、8コ中隊対抗によるリーグ戦方式の団体戦と、陸士1任期未満によるトーナメント方式による個人戦が行われ、白熱した好試合が展開された。
 中隊対抗においては、6コ試合を終えた段階で、前回の覇者第2中隊は、第3試合で重迫撃砲中隊に敗れた。さらに、第2、3、4、5中隊がともに2敗の僅差となり第5中隊に敗れ1敗となった重迫撃砲中隊を追うかたちとなった。
 各中隊はあと一本取れば順位が入れ替わるという勝本数8対9という均衡した試合となった実力伯仲の中、勢いに乗る重迫撃砲中隊は対戦車中隊に圧倒的大差で勝利し、見事、連隊史上初の優勝を収めた。
 また、重迫撃砲中隊の陸士については勝本数38本という実力を示し、優勝の原動力となった。個人戦においても熱のこもった試合が展開され、柴沼士長(3中)が優勝した。
 審判には第1普通科連隊、第32普通科連隊及び第1空挺団から支援を受け、模範的かつ礼儀作法を含めた厳正な審判により、引き締まった好試合が展開され、全競技を無事終了した。
 閉会式には、中隊対抗の部入賞中隊に静岡県銃剣道連盟から木銃が、また、個人対抗の部入賞者にメダルが普教連OBからそれぞれ贈られた。
 成績は次のとおり
 〈中隊対抗〉▽優勝=重迫撃砲中隊(6勝1敗勝ち本数72)▽準優勝=第4中隊(5勝2敗勝ち本数74)▽第3位=第5中隊(5勝2敗勝ち本数68) 第4位 第3中隊(5勝2敗勝ち本数65) 第5位 第2中隊 第6位 第1中隊 第7位 本部管理中隊 第8位 対戦車中隊
 〈個人対抗〉陸士1任期未満の部▽第1位=柴沼士長(3中)▽第2位=井上士長(1中)▽第3位=関士長(4中)
 〈中隊対抗の部全勝者〉▽川見2曹(本管)▽村山士長(1中)▽大井3尉(2中)▽識名士長(3中)▽金田2曹(3中)▽中田2曹(3中)▽新田3曹(4中)▽秋葉3曹(4中)▽寺尾3曹(4中)▽野辺地士長(重迫)▽成枝士長(重迫)

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