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   2003年10月15日号
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観衆12万8千人を魅了
小松基地航空祭
主翼に白い龍が大きく描かれた特別塗装のF-15戦闘機
 小松基地(司令・条幹雄空将補)で9月14日、航空自衛隊による航空祭が行われ、一糸乱れぬ大編隊飛行の華麗なフライトが、過去最高となった12万8千人の観衆を魅了した。
 晴天に恵まれ絶好の航空祭日和となった午前8時、同基地の第303、306両飛行隊によるオープニングフライトに始まり、9時頃からは大編隊飛行が行われた。救難ヘリ・UH60Jと捜索隊・U125Aによる救難展示飛行と続き、岐阜基地から飛来した最新鋭戦闘機F-2Bが模擬対地攻撃訓練。対する地上からは対空砲火VADSによる模擬訓練も実施され、会場を湧かせた。
 10時45分からはロック岩崎氏の操るピッツS-2Bによるアクロバット飛行が行われ、軽快な妙技がファンをうならせた。
 11時35分からは、いよいよ高機動飛行。第303、306両飛行隊から2機ずつが平成15年度の航空総隊戦技競技会に出場した特別塗装で参加。主翼に白い竜が大きく描かれたF15イーグル戦闘機が、圧倒的なパワーと性能を見せつけ、観衆の歓声を集めた。
 午後からは曇り空となったが、ブルーインパルスの展示飛行は予定通り実施され、航空ファンを楽しませた。

戦いの一大ぺージェント
富士総火演を協力者304名見学
<東京地連>
 東京地運(部長・用田和仁陸将補)は「平成15年度富士総合火力演習」に幹部候補生1次試験合格者をはじめ募集対象者や募集、援護、予備自などの協力者多数を見学案内した。
 8月23日から24日の間、富士学校長主催による予行演習が行われ、東京地連からは延べ304名の協力者が招待を受けた。特に24日に招待を受けた東京都庁関係者をはじめとする東京地連協力団体109名は、天候にも恵まれ航空攻撃、りゅう弾砲、迫撃砲、誘導弾各種装備品などの射撃から全部隊総攻撃まで富士演習場に繰り広げられた壮大な戦いのぺージェントを堪能した。
 今回初めて総火演を見学した東京都総務局危機管理監・中村正彦氏は「初めて見学し非常に感激しました。昨年、東京都からは458名の自衛官が入隊しました。これからも更に優秀な人材を自衛隊にお送りし、国のために活躍してもらいたいと思っています。自衛隊の役割は国防のみではなく、災害発生時において、最後のよりどころは自衛隊であり、我々は自衛隊に頼らざるを得ない立場にあります。東京都でも自衛隊の連携は非常に重視しています」。また、東京青年会議所(JC)理事長・平将明氏は「国防は自衛隊に任せて大丈夫だと確信しました。JCは40才までの経営者の会であり平素から安全保障について大きな関心を持っています。先日、東京地連部長の紹介で青年幹部自衛官の方とお話をする機会を得ました。『国の為に命を捧げる覚悟がある』と心強い発言を聞きました。本日の訓練に参加する隊員の方々を拝見しても、国に命を捧げる人に自然と感謝の気持ちを持ち、尊敬することが出来る日本にしていかなければならないと感じました。我々のような立場の者が国民に訴えていかなければならないと思っています」と、それぞれ感想を述べていた。

合同企業説明会に任期制398隊員参加
 東京地連は9月9日、練馬駐屯地体育館で行われか(財)自衛隊援護協会東京支部及び陸上自衛隊東部方面隊主催「任期制隊員合同企業説明会」を担任した。会場には陸・海・空の任期制隊員398名、企業207社、関係者ら約200名が参加し、盛大に行われた。
 説明会は午前9時から開始され、初めに主催者側を代表して(財)自衛隊援護協会東京支部長・西田憲正氏と東部方面援護業務課長・樋口徹1佐が挨拶を行った。次いで担任官として自衛隊東京地方連絡部長・用田和仁陸将補が説明会への理解と協力を求めた後、陸・海・空各部隊から参加した隊員が各企業主らと個々に面談し、厳しい雇用情勢下での就職について真剣な話し合いが行われた。また、(財)自衛隊援護協会の「相談コーナー」や東京地連予備自衛官課が開設した「予備自衛官等コーナー」にも隊員が相談に訪れ、会場内は終始熱気に包まれていた。
 説明会は平成8年から行われ、今年で8年目。今では参加企業も約2倍近くに増え名実共に充実した説明会となっている。

オータムフェア開催

<陸自広報センター>
 陸上自衛隊広報センターでは秋のイベント「オータムフェア」を開催します。
 〈イベント内容〉★人型トラックに乗って朝霞駐屯地内を見学★野外炊具による炊き出し(軽食体験)
 ※材料費200円(広報センター友の会主催)
 〈開催日時〉10月18(土)、19日(日) 両日とも午前10時〜午後3時
 〈場所〉陸上自衛隊広報センター(朝霞駐屯地)
 〈お問い合わせ先〉陸上自衛隊広報センター 電話 03-3924-4176

防災訓練で広報活動
 8月31日から9月1日にかけ新宿区、杉並区、中野区、台東区、日野市などで防災訓練が行われた。
 東京地連では各地区隊長をはじめ募集事務所長らがそれぞれの訓練場所へ急行し、担当地域の災害シミュレーションに対する見聞を広めながら地域と自衛隊との架け橋となり、訓練参加者の対応に追われていた。
 特に新宿区防災訓練会場(新宿区戸山小学校)では、第1普通科連隊の派遣部隊と一緒に訓練に参加した区民に対し、豊島出張所長・千葉3佐が、災害に対する危機管理及び自衛隊への一層の理解と認識を求める広報活動を行った。

洋上懇談会を支援
 東京地連は9月9日、東京港晴海埠頭で行われた海上自衛隊横須賀地方総監(齋藤隆海将)主催の「特務艦はしだて」による洋上懇談会を支援した。
 今回、東京地連関運で洋上懇談会に招待を受けたのは、東京都総務局危機管理監・中村正彦氏をはじめ募集・援護協力関係者と東京地連協力10団体の各代表者ら約50名。参加者は臨海副都心のこもれ灯が眩しく光る洋上での懇談で、自衛隊に対する一層の理解と認識を深めていた。

自衛隊音楽まつり入場者を一般公募
 自衛隊音楽まつり(マーチングフェスティバル2003イン武道館)が、11月22、23の両日、日本武道館で開催されます。申し込み方法などは次のとおりです。
 【11月22日(土)】▽第1回公演14時30分〜16時▽第2回公演18時〜19時30分
 【11月23日(日)】▽第3回公演14時30分〜16時▽第4回公演18時〜19時30分
 〈申込み方法〉
 (1)往復はがきにこちらの要領で記入した上で、郵送にてお送り下さい(10月17日(金)必着)
 (2)当選はがき1枚で2名まで入場できます。
 (3)多くの青少年層に来場してもらうために「青少年券」を設けています。青少年券での入場は2名のうち1名以上が29歳以下であることが必要です。
 ※自衛隊音楽まつりの入場券及び当選はがきは非売品です。営利目的では使用できません。
 〈お問い合わせ先〉防衛庁陸上幕僚監部広報室 電話 03・3268・3111内線40091〜94

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