▽下関 基地隊(司令・森田寧1佐)は8月3日、基地を開放してちびっ子ヤング大会を開催した。
当日は快晴で基地隊屋上のポールには「ウエルカム」の旗がなびき、訪れたちびっ子たちを歓迎した。
基地内では、掃海艇による響灘クルーズ、ゴムボートによる吉見湾内冒険クルーズ、陸上自衛隊第13飛行隊OH-6Dの地上展示、大村航空隊所属SH-60Jのヘローキャスティング、小月航空基地救難飛行隊UH-60Jの救助訓練展示が実施された。また、グラウンドでは、ストラック・アウト、シャボン玉教室や、上曹会による模擬店など多彩なイベントが開催され、約1,700人の人出で賑わった。
掃海艇の体験クルーズでは、掃海部隊の沿革や任務を解説しつつ、乗艇者は20ミリ機関砲の操法展示、ラッパ吹奏、手旗信号等を見学。山陰海岸特有の起伏に富んだ海岸線を眺めながら、約1時間のクルージングを満喫した。
また、体験航海に先だって、乗艇者の中からちびっ子6名を1日艇長に任命。幹部用制服を着用して、航海中は双眼鏡を持ち、艇長の椅子に座って、航海の安全を見守った。「いえしま」に乗艇し、1日艇長をつとめた下関市吉見小学校5年生山本美穂さんは「自衛隊の制服を身に付け、少し緊張しましたが、多くの人が艇を動かしているのがよく理解できました。海からくる風がとても気持ち良かったです」と感想を話していた。
▽福知山 駐屯地(司令・財城昭彦1佐)では7月26日、夏休みちびっ子ヤング大会を開催し、ボーイスカウト福知山をはじめ多くの親子連れや子供達のグループが駐屯地を訪れた。
体験試乗、装備品展示、制服試着体験、コンパス行進など、普段日常生活では体験出来ない催し物に子供達の歓声と笑い声が、夏空に響きわたった。
体験試乗では、迫力のある高機動車に乗車し、もう1度乗りたいと2度、3度と並んで乗車待ちする子供も見られた。
また、コンパス行進では、親子ペアで示されたポイントに相談しながら確実に到達する組、親の方が真剣になる組、それぞれあったが、すべての親子がゴール。景品を手にし、手を取り合って喜ぶ親子から満面の笑みがこぼれていた。参加者は、夏休みの思い出を胸に、蝉の声を聞きながら「来年も又来ます」と楽しそうに駐屯地を後にした。
▽小月 教育航空群(司令・和田晃1佐)は7月26日、基地を一般公開し、ちびっ子ヤング大会を開催。2,779人の市民が来場した。スポーツ大会は、近郊の児童による少年ソフトボール大会、少女ポートボール大会、少年・少女剣道大会の3種目で、53団体69チームによる熱戦が繰り広げられた。各チームは、午前6時半頃から続々と入場し、それぞれの会場では優勝を目指して練習に熱が入っていた。午前9時、開会式のあと競技がスタート。熱い戦いに応援席から声援が送られ、会場には熱気が立ち込めていた。
その他、花飛行機、輪投げ、宝探し、スタンプラリーなどの催し物や、模擬店もあり、子供達は多彩な催しを楽しんでいた。
また、海軍カレーも大好評で、準備した500食分の食券が、販売からわずか30分で完売。人気の地上訓練機試乗でも、226人が模擬操縦を体験し、待ち時間が1時問30分になるなど大盛況で、参加者は、「本当に空を飛んでいるみたいで面白かった」と初めての体験を大喜びで話していた。
▽横須賀 地方隊(総監・斉藤隆海将)では7月19日、恒例の夏休みちびっ子ヤング大会を開催した。イベントは9時に正門が開門されスタート。天候にも恵まれ大勢のちびっ子達が来場しイベントを楽しんだ。
1護群「おおなみ」「たかなみ」、21護隊「さわゆき」による一般公開や、水中処分母船3号、交通艇による港内見学に多くの人が集まったが、やはり護衛艦「さわゆき」による体験航海は毎年高倍率の人気イベントで今年も長蛇の列がつくられた。その他、正門横すべりでの輸送艇2号の災害派遣展示やヘリコプターによる救難訓練展示、水中処分隊による高速航行・潜水訓練展示、大型タグボート2隻による放水訓練展示が行われ、臨場感あふれる訓練展示の様子を皆、真剣に見入っていた。
また、ちびっ子広場で各種出店が軒を並べたほか、「モールス体験」や、「結索体験」、「竹とんぼ・ゴム鉄砲体験」、など、各コーナーで夏休み初日の貴重な体験を味わった。基地は、午後4時まで開放され、約7,000人が来場した。
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