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スペーサー
自衛隊ニュース   1095号 (2023年3月15日発行)
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雪(氷)まつり 自衛隊が全力支援
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さっぽろ雪まつり <11旅団>
 2月4日から11日まで「第73回さっぽろ雪まつり」が開催された。陸上自衛隊第11旅団(旅団長・青木伸一陸将補)を筆頭に副旅団長(五十嵐淳1陸佐)を団長とした「さっぽろ雪まつり協力団」が第1雪像制作隊(北部方面システム通信群)、第2雪像制作隊(第18普通科連隊)、雪輸送隊(第11旅団隷下各部隊、第3施設団、北部方面後方支援隊)、第11音楽隊により編成され、3年ぶりのさっぽろ雪まつりを大いに盛り上げた。
 雪像に使用する雪を運び込む作業から制作・維持・補修までを行う。現場では日々約240名の隊員が制作に携わり、職人技を駆使して「さっぽろ雪まつり」に訪れる人を感動させた。もちろん、現場以外でも、型枠の作成や仕上げに使用する化粧雪の採雪・運搬やレリーフ(部品)の作成、各種メディア対応など多くの隊員が携わった。
 今回は、すべての医療従事者への感謝を込めて、ナイチンゲール家が過去に別荘として使用していたイギリスの「エンブリー荘」を7丁目会場に、北海道開拓の礎を築いた開拓使直営の洋風ホテルとして1880年に建築、既存の木造ホテルとしてはわが国最古の建物である「豊平館」を8丁目会場に制作。現地には自衛隊広報ブースを2カ所設営し、訪れた人は1万7000名を数えた。ブース内には「防衛ホーム 号外」も置かれ、手に取った人には「雪像を作る過程がよくわかる」「隊員さんの生の声が書いてある」などと好評だった。
 雪像は、途中で夜間補修も行い、長年継承してきた雪像制作に関する習熟した技術と経験を駆使し、現物により近く、美しい真っ白な状態を維持し、札幌市制施行100年の年の「さっぽろ雪まつり」を終えることができた。
 会期終了翌日の2月12日、8丁目の現場では、制作に携わった隊員がステージ上に整列、敬礼を行なった後に清めのお酒を雪像にかけた。その後ゆっくりと重機が近付き、最も苦労した2階バルコニー部分から崩し始めた。
 見どころの一つでもある取り壊しを見守っていた観光客らからは「ああぁ〜〜」とどよめきが起き、「勿体無い」「この儚さが逆に良い」などと様々な声が聞こえた。およそ1カ月かけて制作し、1週間展示した大雪像も、ほんの数時間で元の地面に戻って行った。
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おびひろ氷まつり <5旅団>
 第5旅団(旅団長・鳥海誠司陸将補=帯広)は、1月3日〜29日までの間、帯広市緑ヶ丘公園において実施された帯広三大まつりの一つ「第60回おびひろ氷まつり」を支援した。
 第4普通科連隊長(南條衛1陸佐)が協力担任官となり帯広駐屯地に所在する旅団隷下各部隊から集成した制作隊は、同公園内に設置された特設会場内の氷雪像制作(氷のレリーフ及び滑り台)や安全支援を、また第5音楽隊(隊長・吉田2陸尉)は野外ステージでの音楽演奏を行った。
 本まつりは、帯広の冬を野外で楽しもうという趣旨の下、帯広の氷まつり推進実行委員会(委員長・米沢則寿帯広市長)が企画し、帯広市民の憩いの場である同公園内において様々な催しや売店が立ち並ぶ歴史あるイベントだが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け一昨年は規模を縮小しての開催、昨年は氷雪像等を制作したものの開催直前に中止となったため、実に3年ぶりの通常開催となった。
 正月明け早々から開始した氷雪像の制作期間中は、猛烈な寒波が襲い厳しい環境下での作業となったが、長年培ってきた様々な知恵と工夫により、特設会場内でもひと際目立つ立派な滑り台とレリーフを完成させることが出来た。
 この間、東北海道自衛隊協力会連合会(会長・川田章博氏)をはじめ、各協力団体等から激励を受けるとともに、27日の開会式においては、その功績を認められ、実行委員長より第4普通科連隊に対し感謝状が授与された。
 開催期間中、制作隊が制作した氷のレリーフ前で記念撮影する家族連れや、歓声をあげながら巨大滑り台を楽しむ大勢の子供たち等、過去最高となる延べ約18万6千人が来場した本まつりを盛り上げるとともに、自衛隊に対する理解の促進、信頼の獲得に大いに貢献することが出来た。
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美唄雪んこまつり <第2地対艦ミサイル連隊>
 第2地対艦ミサイル連隊(連隊長・後藤信久1陸佐=美唄)は、1月16日〜2月5日までの間、「美唄雪んこまつり」支援を実施した。
 本支援は、観光物産協会(協賛・美唄市等)が主催する「美唄雪んこまつり」に協力し、地域社会との連携の強化や自衛隊に対する理解と信頼を醸成するとともに、積雪寒冷下における築城能力の向上を図るものである。
 協力隊長である第4中隊長(小西1尉)を核心とし、日々約40名の隊員が3週間かけて滑り台付き大雪像を作製した。
 おまつり会場では様々なイベントが行われていたが、人気を集めたのは滑り台だった。子供達の「もう一回滑る」「自衛隊さんありがとう」との明るい声がおまつり終了時間まで絶えず響き渡り、支援にあたった隊員達も大いに元気をもらい、達成感を感じつつ、支援を完遂した。

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