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スペーサー
自衛隊ニュース   1098号 (2023年5月1日発行)
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インド太平洋方面派遣(IPD23)始まる
 海上自衛隊は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現のため、約5カ月間にわたりインド太平洋地域を巡って各国海軍等との共同訓練等を行う「令和5年度インド太平洋方面派遣(Indo-PacificDeployment2023:IPD23)」をスタートさせた。派遣期間は4月20日から9月17日。4個部隊編成でアメリカ、インド、オセアニア諸国、東南アジア諸国等17カ国を訪問する。
 (1)第1水上部隊(指揮官・第1護衛隊群司令:西山高広海将補/護衛艦「いずも」・「さみだれ」・「しらぬい」および搭載航空機4機/約880名) (2)第2水上部隊(指揮官・掃海隊群司令:金刺基幸海将補/輸送艦「しもきた」およびLCAC2隻/約140名) (3)第3水上部隊(指揮官・くまの艦長:櫻井敦2海佐/護衛艦「くまの」/約90名) (4)潜水艦部隊(指揮官・派遣潜水艦艦長/潜水艦1隻/約80名)
 4月20日、第3水上部隊のFFM護衛艦「くまの」が約2カ月間の航海に出港。同日と翌21日には昨年3月に就役して以来初めて、フランス海軍フリゲート艦「プレリアル」と関東南方で日仏共同訓練を実施した。
 IPD21は2017年から始まり今回で7回目。一部訓練に陸自も参加する予定だ。

同盟国・同志国と関係強化図る
ハイレベル交流精力的に

 4月16日から18日にかけ統合幕僚監部は、オランダ国防軍参謀総長のオンノ・エイヘルセイム空軍大将を公式招待した。
 2021年に海上自衛隊とオランダのフリゲート艦「エファーツェン」が日本国内で共同訓練を行ったことを例に、吉田統幕長は、「欧州とインド太平洋地域の安全保障は今や不可分である。自由で開かれた国際秩序の維持のため、貴国との関係をより深めていきたい」と述べた。これに対しエイヘルセイム蘭国防軍参謀総長も「前回のハイレベル懇談(2015年)から期間が開いてしまったが、今後は頻度を上げていきたい」等と述べ、両国が防衛協力を一層推進して行くことで一致した。

着任後、積極的なハイレベル交流で連携強化図る
 吉田統幕長は3月30日に着任後、同盟国・同志国とのハイレベル交流に精力的だ。4月20日時点で、NATOを含む10国15名のカウンターパート等とVTCを含むハイレベル会談を実施。会見では「今後も同盟国・同志国等との連携強化を積極的に図って参りたい」と意気込みを述べた。

酒井海幕長は米太平洋艦隊司令官と懇談
 4月20日、酒井良海上幕僚長はサミュエル・パパロ米太平洋艦隊司令官の表敬を受けた。海幕長応接室での懇談は、日本が3大会振りに優勝した野球世界一決定戦ワールドベースボールクラッシク(WBC)の話題で和やかに始まった。
 酒井海幕長は「我が国周辺における安全保障環境の現状を鑑みれば、日米の強い絆が更に重要となっている」等と述べ、パパロ司令官も「西太平洋地域は、経済面や安全保障面の世界の中心となっており、日米の相互運用性はますます重要だ」等と述べた。両者は日米同盟の抑止力、対処力の強化を図っていくことで一致した。


在スーダン邦人を国外に退避
C2で45名をジブチに輸送
 4月15日、アフリカ北東部のスーダン共和国で、スーダン国軍と準軍事組織「即応支援部隊」が衝突。情勢悪化を鑑み、19日に外務大臣から、同国に滞在する邦人等の輸送準備要請を受けた浜田防衛大臣は、派遣海賊対処行動部隊の拠点がある近隣のジブチ共和国に空自輸送機を待機させる命令を発した。同日、自衛隊は先遣隊の連絡調整員5名をジブチに向け派遣。航空支援集団司令官を指揮官として約370名からなる「在スーダン共和国邦人輸送統合任務部隊」が編成され、21日午後にはC130輸送機1機が小牧基地からジブチへと出発した。後を追うようにC2輸送機とKC767空中給油・輸送機も22日までに順次出発、23日未明までに3機全てがジブチに到着した。
 24日、ジブチを出発したC2でスーダン東部のポートスーダンから在留邦人と配偶者やその子ども合計45名をジブチに退避させた。フランスや国際赤十字の協力でジブチやエチオピアに退避した13名を合わせ、25日までに首都ハルツームからの退避を希望していた大使館員を含む58名全ての在留邦人の退避が完了した。スーダン南部国境付近には、国外退避を希望している邦人1名が在留しており、政府は引き続き支援を行うとしている(4月25日時点)。

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