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スペーサー
自衛隊ニュース   1102号 (2023年7月1日発行)
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防衛ホーム スポーツ部
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小集団活動
個人参加型フットサル -「個サル」のすすめ

空自幹部学校(目黒)教育部 茅島一真2空曹

目黒でお待ちしてます! 即席チームで

 読者のみなさまこんにちは。私は、航空自衛隊目黒基地幹部学校教育部に勤務しています茅島2空曹です。単身赴任2年目で目黒基地内に居住しています。赴任当初は、何かと誘惑の多い大都会「東京」での生活ということもあり不安もありましたが、同じ嗜好(クラフトビール)の営内者がいたおかげで楽しい週末を満喫しています。
 さて、本題に入りますが「個人参加型フットサル(以下「個サル」)」とは、フットサル(サッカーコートの9分の1の広さのコートを使用し、5人対5人で行われるミニサッカー)のゲームを実施するために、不特定の参加者が集まり即席のチームを編成して、ゲームのみを楽しむものです。部活動のように、毎週決まった時間に練習を行い、試合に勝利すること(ガチ=真剣勝負)を目指すものではありません。

10人そろえば

 個サルのメリットは、最低でも10人集まれば、ゲームが楽しめることです。サッカーは11対11で22人(7人制でも14人)必要となりますが、フットサルの場合は5対5で行うため最低10人集まればゲームを楽しむことができます。もし個人的にフットサルのゲームを行いたいと考えた場合、友人等に声かけ等して他に9人集める必要がありますが、個サルの場合は1人で参加してもゲーム開催の日時に10名以上の人数が集まっていれば必ずゲームを楽しむことができるのです。
 現在、目黒基地では平日の夕方に週1回、休日に週1回の計週2回、自発的に個サルを開催しています。目黒基地には、統幕学校、教育訓練研究本部(陸自)、幹部学校(海自・空自)の4幕の教育機関が所在しています。

交流活性化も

 目黒基地で行われる個サルの最大の特徴は、それぞれ所属している方がサッカー、フットサルの経験の有無・性別に関係なく、体を動かしたくて参加することで、各幕間での交流も活性化し、相互理解を深めることにも一役買っていることです。また、最近では、陸・海・空・統幕の学校等に入校している学生も、積極的に参加してくれています。
 私は、今年度から本小集団活動の幹事をしています。この記事を読んで、興味を持った入校もしくは異動予定の方は、ぜひとも気軽に連絡をください。皆さまの参加(入校または異動)を心よりお待ちしています。

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7空団(百里)持続走で競う

20チーム参加、施設隊制す

 航空自衛隊百里基地はこのほど、基礎体力及び管理能力の向上を図るとともに、グループ走による部隊団結の強化に資するため、トリムマラソン大会を開催した。
 大会の午前は、チーム対抗の部3キロトリムランで20チーム(第7航空団以外の百里基地所在部隊で大会参加を希望する部隊含む)が参加した。競技は10人一組みで実施。チームごと目標時間を設定して、設定した時間と実際の完走時間の差により決定した。
 各チーム老若男女混成チームが熱い応援の中を力走。1位に輝いたのは基地業務群施設隊チーム、2位に整備補給群修理隊、3位に百里救難隊が入った。
 個人対抗の部3キロ走・計測年代別も行い、参加選手は日ごろ訓練の成果を如何なく発揮した。

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防衛省(市ケ谷)選手が好成績
少林寺拳法関東大会で
 梅雨空の合間の6月10日、千葉県千葉市のJFE体育館アリーナで「2023年度少林寺拳法関東実業団大会」が開催され、1都3県から多くの選手が参加した。
 新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、長らく集客型の大会が開催できず、3年ぶりに多くの来賓を迎えての大会開催となった。本大会に毎年参加している防衛省(市ヶ谷)からは、今回も多くの選手を送り込み、以下の好成績を上げた。(敬称・階級略)
 ◇単独演武▽優勝=小佐野登美子(監察本部)◇組演武▽優勝=生形良隆(北関東防衛局)・大森遥▽準優勝=川鍋孝司(海上幕僚監部)▽優勝=坂本卓己◇団体戦▽優勝=川鍋孝司・松本裕児・梶山信一・大森遥・生形良隆・小佐野登美子
 また、防衛省(市ヶ谷)チーム代表の生形良隆全自衛隊少林寺拳法連盟理事長は次のように話した。「(コロナ禍で)活動を抑制してきた影響で部員数が減少し厳しい状況が続いている。なんとか部員を増やして連盟を活性化させたい」。
 今大会については、「今回、市ヶ谷からは久しぶりの大会出場となったが、練習時間が満足に確保できない状況でも結果を出すことができて良かった。本大会は10月の少林寺拳法世界大会の選考会も兼ねており市ヶ谷から世界大会に選手を送り込めれば士気も上がるのではないか」。
 さらに今後の展望について「来年1月27日に市ヶ谷で3年ぶりの全自衛隊大会を計画しており、全国から多くの選手を集め盛大に開催したい。少林寺拳法は護身の技術であり年齢や性別を問わず楽しめる。興味のある方は当連盟の公式ウエブサイトを通じて連絡をもらいたい。市ヶ谷では厚生棟体育館で練習しているのでぜひ声をかけてほしい」と語った。
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佐藤3曹(体校)快挙準V

近代五種 W杯4戦で

 ブルガリア・ソフィアで5月9日〜同14日、近代五種競技のワールドカップ第4戦が開催され、自衛隊体育学校(朝霞)近代五種班から佐藤大宗3海曹ほか4名が出場。佐藤3曹が準優勝の成果を納めた。
 近代五種はフェンシング(エペ)、水泳(200メートル自由形)、馬術(障害飛越)、レーザーラン(600メートルコース5周、周回間にレーザー銃射撃4回=各5発=)の5種目を行い、得点・順位を競う。
 予選は男子70名を2個グループに分けて実施され、佐藤3曹はグループ2位で準決勝へ、さらに同1位で決勝へ進んだ。
 迎えた決勝は、フェンシングが24勝11敗(245点)の4位、水泳は2分10秒82のタイム(289点)で11位、馬術は300点で6位、レーザーランは10分42秒(658点)で9位の、総合得点1492点でトップとわすが3点差の準優勝となった。
 近代五種ワールドカップ個人種目での銀メダル獲得は日本人初の快挙で、パリ五輪に向けて大きな成果となった。大会後、佐藤3曹は「自分一人の力ではなく、サポートしてくれたみんなで獲得したメダルです」と謝意を述べた。


うちの子は自衛官

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IPD23「いずも」出国行事に参加して
神奈川県家族会 湘南地区会 江口貴美枝

 護衛艦「いずも」は昨年に引き続き、5月31日にインド太平洋方面派遣(IPD23)のため、横須賀を出港しました。この度の出国行事に初めて家族そろって参加することができ、さまざまな感動がありました。と言うのも一年前の同派遣(リムパック2022等)の際、コロナ禍で隊員は出港の2週間前から艦内に隔離されることとなり、息子は早々に家を離れ、出港の日もヴェルニー公園から「いずも」を見送り、少し寂しい思いもありました。
 今回は、直接「体に気を付けてね」といつも通りの声掛けが出来「ホッ」としました。また、派遣に関する家族説明会では艦長(城武昌1等海佐)から、式典前にも部隊指揮官である第1護衛隊群司令(西山高広海将補)から、今回の訓練の目的などを丁寧にわかりやすくお話しいただき、安心した気持ちになりました。
 式典後、敬礼をしながら一列に整列し、艦の中に行進していく様は、息子が海上自衛隊に入隊し、親として心配な気持ちの中、無事に横須賀教育隊を修了した時のことを思い出し胸が熱くなりました。
 これから、日本のため、そして開かれたインド太平洋の実現のために長期に渡る任務を遂行し、無事に帰国することを祈っています。


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