中部方面総監部(総監・堀井泰蔵陸将)は、4月4日、伊丹駐屯地において方面給食向上施策「ダイニング甲子園」の優秀献立認定証授与式を実施した。
お題は「味付きご飯」
「ダイニング甲子園」は、「方面隊の給食の質を更に向上させ、駐屯地給食及び営内生活の魅力化を図るとともに、給食について積極的に広報して、防衛基盤の醸成及び隊員募集に寄与する」を目的として企画・開催された中部方面隊独自の給食向上施策の一つ。年度単位で1テーマを設定しコンテスト形式により優秀レシピを表彰する。
令和4年度は、若年隊員の米飯離れ、小麦価格の高騰、残飯削減への対応を狙いとして、「米の喫食を増進させる味付きご飯」をテーマとして実施した。
32種がエントリー
6品を選出
中方管内の各駐屯地から創意工夫を凝らした食をそそるユニークな合計32種類のレシピがエントリーした。1次審査では栄養士ら専門家による書類審査等により6品を選出した。次いで2次審査として全駐屯地の食堂で隊員に実際に提供し、隊員の食味評価により、最優秀1品、優秀2品、優良3品を決定した。
審査結果は、最優秀は、大久保駐屯地「大久保美味んば(びみんば)」=写真=、優秀は、久居駐屯地「〜伊勢の地で燦燦(さんさん)と輝く味〜三重っぱりメシ」、千僧駐屯地「千僧系 坦々丼!」、優良は、高知駐屯地「チキンナンバンめし」、青野原駐屯地「牛もつ入りソバめし」、姫路駐屯地「味付け不要!塩麹と塩昆布のもろこし炊き込みご飯」となった。受賞部隊には堀井総監から認定証を授与されるとともに、副賞として某グルメガイド風の三ツ星ならぬ三ツ桜の顕彰版が贈られた。
式では中方総監の堀井泰蔵陸将が訓示で「尽力された皆様に感謝する。引き続き隊員に喜ばれる質の高い給食を提供できるよう尽力してほしい」と要望した。
隊員に喜ばれる給食を
最優秀を獲得の青野1尉は「大久保駐屯地ワンチームでがんばった成果が出てうれしいです。今後もこの証に恥じることのないよう、隊員に喜ばれる給食の提供に努めていきます!!」
と今後の意気込みを語った。
本施策の企画を担当した糧食班長星野3佐は「給食は隊員の楽しみです。どうすれば隊員が満足してくれるかを常に考えていたいですね。令和5年度『ダイニング甲子園』においては、『一般的な定番料理の主菜』をテーマとして実施予定です。また、『デザート甲子園』、『ダイニング甲子園』でエントリーされた全レシピを中方公式ホームページに掲載中です。QRコードから誰でも簡単に確認可能ですので是非ご利用ください」と本誌に語ってくれた。 |