美幌駐屯地(司令・河村友則1陸佐)は1月11日、同駐屯地隊員食堂において、二十歳になる隊員に対し、祝意を表すとともに二十歳としての自覚及び自立心を振作させることを目的に「駐屯地二十歳の集い」を実施した。 今回行事の目玉として事前に隊員から二十歳を迎える人生の節目において、家族へ日頃中々言えないこと、伝えきれないことを「感謝のメッセージカード」にして家族へ送付した。隊員が作成したメッセージカード送付に併せて河村司令から家族へ「ご家族からご子息・ご息女へのメッセージカードを作成していただき駐屯地二十歳の集いの式典においてメッセージをご紹介させて頂くこと又は隊員へ手渡すことに賛同をお願いする」手紙を書き、隊員へのサプライズとして各家族に事前に依頼した。 式典には、ご子息・ご息女を思う愛情が溢れる家族からの「メッセージカード」が数多く届いた。 午前11時の行事開始後、自衛隊協力諸団体等多くの来賓、駐屯各部隊長等が臨席のもと祝賀会食間に家族からのメッセージカードの朗読を実施した。二十歳を迎えた隊員達にはサプライズでの紹介だったため、「え?いつ書いたの?どんな事書いているの?」と内容が気になりながらも楽しみにしている様子であった。 家族からのメッセージは「私達の子供に生まれてきてくれてありがとう。生まれてきた時の小さな手を握りしめたことを今でも鮮明に覚えているよ」、「大人になり、国のために立派に頑張っているね」、「いつまでも人を思いやる気持ちを忘れずにあなたらしくいてね!遠くから応援しているよ!その仕事に誇りをもって頑張って」とお祝いと感謝の言葉が溢れていた。隊員は家族からの言葉を聞いて、感動するとともに嬉しくなり笑顔がこぼれ、サプライズ紹介が二十歳を迎える隊員の門出に華を添える形となった。 紹介及び祝賀会食終了後、執行者の河村司令は式辞において、「仲間よりも秀でることは、高貴なことではない。真の高貴とは、過去の自分よりも優れた人間になることである。メッセージカードにもあった通り、ご家族にもう一度電話をして、感謝の言葉を伝えて欲しい」と述べた。 式辞に引き続き、来賓を代表して陸上自衛隊美幌駐屯部隊充実整備期成会の平野浩司会長(美幌町長)から祝辞が贈られた。 その後、二十歳になる隊員を紹介し、陸上自衛隊美幌駐屯部隊充実整備期成会からの記念品を副会長の美幌商工会議所・後藤哲也会頭から新成人へ贈呈が行われた。 次に新成人を代表して第6普通科連隊本部管理中隊の天野滝登3曹がお礼と決意の言葉を述べた。 最後に第6普通科連隊最先任上級曹長・湯浅正明准陸尉から結びの言葉が述べられ、新成人の活躍を参加者全員で祈念した。
倶知安駐屯地(司令・齋藤誠2陸佐)は、1月13日、駐屯地体育館において「令和5年駐屯地二十歳の集い」を開催し、新たに二十歳を迎えた隊員の門出を祝った。 本行事は今年度より成人行事から二十歳の集いと名を改め行われ、倶知安町自衛隊協力会会長の文字一志町長をはじめ各自衛隊協力関係者の参加を得て、駐屯地の隊員が見守る中、参加した10名の隊員を祝福した。 齋藤司令は式辞で「人間は成長する生き物である。たくさん転んで立ち上がって色んなことを学んで成長していく。失敗から立ち上がり、勇気をもって行動し、挑戦をして欲しい」と隊員を激励した。 代表として挨拶を述べた第301対舟艇対戦車直接支援隊の穐本3曹は、「この20年間多くの方々の支えがあり、ここまで成長することができた。自衛官として二十歳の節目を迎えたが、辛くても、苦しくても決して諦めることなく、時には周りの力を借りながらでも乗り越えて行く事が自衛官として立派な大人になることだ」と力強く表明した。 駐屯地では今回参加した10名を含む14名の隊員が二十歳の節目を迎え、それぞれ志をもって、夢や目標を胸に、これからの人生を担う決意を新たにした。
仙台駐屯地(司令・大場剛陸将補)では1月11日、「仙台駐屯地成人祝賀行事」が行われた。 今年度は、3年振りに、来賓や隊員家族が臨席した成人式祝賀行事となった。 駐屯地司令から、「今年二十歳を迎える19名の諸官、本当におめでとう。人生の節目を迎えた諸官に、自衛官の先輩として、『多くの人に信頼される自衛官を目指せ』『支えてくれた方々への感謝を忘れず、少しでも恩返しを心掛けよ』」とのはなむけの言葉が式辞として述べられた。これに対し成人を代表し、東北方面後方支援隊の笠原万稔3曹が、「社会人として、部隊の一員、また一人の日本人として、未来の日本のために日々精進することをここに誓います」と答辞を述べた。 成人隊員は、みな希望に満ち溢れ、その堂々とした姿に、来賓や家族の方々から「大変立派な成人祝賀行事で感動しました」というコメントが多数寄せられた。
福島駐屯地(司令・湯舟道彦1陸佐)は、1月13日、駐屯地体育館において「駐屯地二十歳を祝う会」を行った。 「二十歳を祝う会」には、福島駐屯地に所在する67名、福島駐屯地において教育等に参加していた21名を含めて88名の隊員が対象となった。 祝う会には、福島市長代理、自衛隊協力諸団体の会長等の多くの方々を来賓として招くとともに、駐屯地隊員が参列して祝った。 式辞において駐屯地司令の湯舟1佐は、「感謝の気持ちを持つこと」、「生きていく上での肚固めをすること」、「相手の立場に立って考えて行動すること」を隊員に要望した。 式の最後に、二十歳を迎える隊員の代表者4名が、感謝の気持ちや大人としての決意、今後の目標などを「二十歳の主張」として堂々と発表し、第44普通科連隊第1中隊に所属する角田大和1陸士は、「大人としての自覚と責任を持ち、信頼される自衛官になりたいです」と力強く抱負を語り最後を締めた。
秋田駐屯地(司令・妹尾研作1陸佐)は、1月11日、駐屯地体育館において「令和5年駐屯地二十歳の集い」を挙行した。 肌寒さが残る朝、来賓の方々と各部隊長が見守る中、今年度二十歳を迎える56名は、自覚と責任を胸に式に臨んだ。 妹尾司令は、「多くの出会いを大切にし、自衛官として、また社会人としての責任を持ち、大きく活躍することを期待します」と式辞を述べ激励した。 新成人を代表して決意表明した第4中隊の櫻庭士長は「二十歳としての自覚を深め自ら研鑽に励むとともに、強く生きていこうと決意を新たにしているところです。責任を自覚し、国民、県民の皆様から厚い信頼が得られるよう日々努力していこうと思います」と力強く述べた。最後は秋田県で行われる儀式らしく壮大な秋田県民歌が奏楽され、晴やかに幕を閉じた。 式典後、取材に訪れていた報道関係者からインタビューを受けた本部管理中隊 小関士長は「両親をはじめこれまでお世話になってきた人たちに感謝し少しでも恩返しできるよう頑張っていきたいと思います」と思いを語った。 二十歳という区切りの門出を迎えた隊員たちは、ひと際引き締まった表情で、未来への一歩を踏み出した。
新町駐屯地(司令・二見光俊1陸佐)は1月13日、駐屯地体育館において高崎市議会議員をはじめ、各協力団体等来賓が臨席して、「令和5年新町駐屯地二十歳の集い」を実施した。昨年度までは成人式として実施していたが、成人年齢引き下げに伴い、令和5年で二十歳を向かえた新成人11名の門出を祝った。式では二見司令が「目標」と「挑戦」について「部隊の一員として目標を揚げよ」「目標が定まったなら挑戦せよ」と式辞を述べ、引き続き来賓の皆様からお祝いと激励の言葉が贈られた。また、高崎市及び各協力団体等から記念品が贈呈され、隊員たちは「日本人として社会人として志を高く持ち、日々頑張りたい」「自分の行動に責任を持てる大人になりたい」等二十歳の決意を新たにした。
高田駐屯地(司令・比嘉隼人1陸佐)は1月13日、駐屯地内にて「駐屯地成人式」を行い新成人の門出を祝福した。 今年は昨年4月の成人年齢引き下げに伴い、18歳から20歳までの74名の隊員が対象となり、入校等で参加できない隊員を除く56名が式典に参加した。式典には上越市副市長及び上越市議会議長等並びに家族が出席して執り行われた。 駐屯地司令の比嘉1佐は「志を高く揚げ、揺るぎない信念と自信をもち、自らの目標に向かって挑戦し続けてもらいたい、そして悔いのない人生、国民に信頼される頼もしい自衛官に成長するよう期待する」と新成人を激励した。 上越市副市長による祝辞、成人者の決意表明、花束・記念品の贈呈と続き、最後に新成人を代表して第2普通科連隊の菊地士長が「国民から信頼される自衛官になれるよう確実に一歩一歩邁進いたします」と力強く答辞を述べ、式典は終了した。 午後は、伝統文化研修として駐屯地近傍に所在する「上越市立歴史博物館」を訪れ、郷土の歴史について学ぶ貴重な時間を過ごした。
今津駐屯地(司令・足立賢一2陸佐)は、1月13日、今津駐屯地において駐屯地に所属する二十歳となる18名の隊員に対して令和5年駐屯地成人式「二十歳の集い」を開催した。 駐屯地成人式においては、新成人となった隊員が「二十歳」という人生の節目に「初志貫徹」「全力」等の抱負や目標、各隊員の周囲の方への感謝を述べたほか、あいば野自衛隊協力会会長(高島市長)より祝辞が贈られるとともに、駐屯地司令より「感謝の気持ちを忘れず」「絆を大事に」を要望し、隊員を祝した。 近年、コロナウイルス感染防止のため中止となっていた恒例の新成人隊員による戦車綱引きを開催したが、今回は航空自衛隊饗庭野分屯基地から新成人隊員3名が綱引きに参加した。陸・空の新成人隊員が約38トンにもなる74式戦車を引くも当初微動だにしなかったが、先輩隊員の加勢で見事戦車を引くことに成功し、駐屯地は大きな歓声に包まれていた。 新成人隊員代表として第3後方支援連隊第2整備大隊戦車直接支援隊の福原3曹は、「これからも『絆』を大切にして誰かの支えになれるような社会人として日々精進したい」と誓いの言葉を述べ、参加した新成人隊員は一様に成人としての決意を新たにしていた。
青野原駐屯地(司令・栗田千寿1陸佐)は、1月上旬、駐屯地体育館において、「駐屯地二十歳の集い」を実施した。 今年度、二十歳を迎える隊員は、駐屯地司令をはじめ、来賓の方々から、心温まる祝福と激励の言葉が贈られた。 式中、二十歳の隊員は、「実射訓練検閲で日本一を目指す」「自衛官として自覚を持ち、目標をもって取り組みたい」「日本全国を旅して見聞を深めたい」などの抱負を述べ、社会人・自衛官としての自覚を認識し、二十歳としての決意を新たにした。
海上自衛隊第24航空隊(司令・和田和起1海佐)=小松島は1月17日、「SHADOW DAY」(SHADOWは第24航空隊のコールサイン)と冠して、新成人祝賀会、SH60K配備披露及び電子整備場披露を行った。 今年は18歳から20歳までの隊員が新成人を迎える特別な年となり、24空では31名が成人を迎えた。 司令から、「これからは自らの行動に対して全ての責任を負うことになる。日本人が受け継いできた利他の心を大切に、一社会人として行動してもらいたい」との祝辞が送られ、新成人たちは、真剣な面持ちで静聴していた。 その後、楽器演奏を趣味とする有志隊員で結成された「SHADOW BAND」による心のこもった演奏が披露され、新成人と参列した隊員たちからは大きな拍手が沸き起こった。 新成人たちはそれぞれの抱負を壇上で発表、「成人を迎え、社会人としての自覚と責任を今まで以上に持ち、様々なことに挑戦して飛躍できるよう頑張ります!」等と、先輩たちの前で力強く誓った。 同日午後に行われたSH60K配備披露では、24空隊員総員が見守る中、小松島航空基地に2機SH60Kが着陸、司令に対し機長から装備替え空輸完了が報告された。 併せて昨年末に完成したSH60Kの装備品を整備する新電子整備場も披露され、当隊におけるSH60K運用体制を整えた。 第24航空隊隊員一同は、「SHADOW DAY」を通じて、若い隊員の活力と新装備品の能力を最大限に発揮し、課された任務の達成を強く誓った。