第6普通科連隊(連隊長・河村友則1陸佐=美幌)の第1中隊に所属する隊員、空岡赳巨3陸曹(当時陸士長)は、昨年10月月3日から同12月13日までの間、東千歳駐屯地で第1陸曹教育隊の第141期初級陸曹特技課程に教育入校。優秀な成績により北部方面総監賞を受賞し、憧れである自衛官だった父親との約束を果たした。
6普連(美幌)空岡3曹
父との約束果たす
空岡3曹は自衛官であった父親に憧れてに入隊。常に父親の背中を追うように日々訓練等に励み努力を積み重ね、陸曹候補生に指定され、第1陸曹教育隊への教育入校が決まった。
教育入校にあたり連隊が実施した事前教育として、陸曹候補生履修前教育を受けている間、当時定年退官前であった父親(空岡真二3陸佐)から河村連隊長へ「息子の頑張っている姿を妻にも見せてあげたい」という1本の電話があり、連隊長企画で感動の親子サプライズ祝福が実施された。
河村連隊長が父親と富士学校普通科部で勤務が一緒だったことからつながりがあり、サプライズで静岡県にいるはずの父親が教育中に突然現れ空岡3曹(当時士長)が父親と再会するという内容。
サプライズ企画は大成功し、空岡3曹(同)は定年退官前の父親に再会できてうれしさのあまり涙があふれてしまいながらも「この再会を糧にさらに父親へ近づけるよう立派な陸曹になり、連隊のために頑張っていきます」と父親に誓った。
教育入校した空岡3曹(同)は困難にぶつかり苦戦してしまうことがあっても「憧れである父親」へ近づくため、前を向き続け、教育間の同期達と一致団結しながら一日一日を乗り越えてきた。努力が実り、教育間優秀な成績により北部方面総監賞を受賞するとともに父との約束を果たし、1月1日付で3曹に昇任した。
空岡3曹は「憧れである父親へ一歩近づけたと思います。今まで応援してくれた両親には感謝の気持ちでいっぱいです。たくさんのことに挑戦し一人前の陸曹になります」と今後の抱負を力強く語った。 |