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東京都自衛隊父兄会教育部隊研修を実施 〈東京〉 |
東京地本(本部長・三宅優陸将補)は、8月8日、練馬駐屯地及び朝霞訓練場において、東京都自衛隊父兄会新規会員等18名に対する第1普通科連隊教育隊及び第1通信大隊教育隊の部隊研修を実施した。
本教育部隊研修は、東京都自衛隊父兄会の新規会員を対象に昨年度から実施しているもので、子息・令嬢の成長を通して自衛隊に対する理解の促進と信頼の獲得を図るとともに、参加会員を通じ近隣の方々に自衛隊の素晴らしさを伝えて頂くことに期待している。今年度は、一人でも多くの家族に見学して頂けるよう、回数を1回増やし、年間5回の見学を予定している。
部隊研修では、はじめに第1通信大隊教育隊において、野外通信システムや電話線の敷設における縛着訓練等を見学し、続いて、第1普通科連隊教育隊にて迫撃砲砲手訓練、小銃班の戦闘訓練を見学した。
特に、真夏の炎天下、重量3・5kgの89式小銃や7kgの5・56mm機関銃を軽快に扱いながら射撃と運動により躍進する小銃班の戦闘訓練を、家族がしっかりと見つめている姿が印象的だった。
小銃班の戦闘訓練実施後に、東京都自衛隊父兄会は、クーラーボックスで保管していた冷たいウェットティッシュを約70個差し入れた。予期せぬ差し入れに隊員は喜び、気持ち良さそうに汗や埃を拭っていた。
また、訓練の終わりには、隊員とご家族が対面する場が設けられ、逞しく成長したご子息と久方ぶりの会話を楽しんでいるようだった。
今年度入隊した子息をもつご家族からは「暑い中、真剣に訓練に取り組んでいる姿を見ることができ、その成長ぶりに感激しました。また、良い同期の方々にも恵まれ、親として本当に嬉しいです」との言葉が聞かれた。
東京地本は、今後も東京都自衛隊父兄会新規会員の部隊研修等を通じて、会員各位に自衛隊の理解を深めて頂くとともに、自衛隊と民間との架け橋となって頂けるよう努めていく。 |
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予備自衛官5日間招集訓練
延べ191名が出頭 〈福島〉 |
福島地本(本部長・川野静生1陸佐)は、8月26日から30日の間、福島駐屯地において第44普通科連隊が担任した予備自衛官5日間招集訓練を支援した。本訓練には、5日間で延べ191名の予備自衛官が出頭し、訓練担任部隊による武器訓練、職務訓練等の各種訓練により、練度の維持を図った。福島地本は、職務指定の通知、即応予備自衛官への勧誘、隊友会への加入促進等を実施するとともに、昨今の募集環境の厳しさを鑑み、自衛官等の募集に関する縁故知人情報の提供を依頼した。
訓練最終日には、最終任期満了の3名に対し、永年勤続表彰式及び本部長との会食を実施して永年に亘る功績を労った。最終任期満了の3名は「勤務先との出頭調整に苦労しながらも訓練に出頭し、最終任期満了を迎えることができて達成感を感じております。一方で、予備自衛官を終えることに寂しさを感じています」と述べた。 |
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第10回ミリタリーエンジニアテクノフェア 〈一般社団法人 防衛施設学会〉 |
(一社)防衛施設学会(理事長・大野友則防衛大学校名誉教授)は、9月6日、「第10回ミリタリーエンジニアテクノフェア」を、グランドヒル市ヶ谷で開催した。
同学会が今春に一般社団法人化されて初めてとなる本フェアでは、各企業が保有する新技術等のミリタリー分野における利活用方法について、防衛施設建設に携わる防衛省・自衛隊関係者、建設会社、建設コンサルタント、学校関係者等に対し情報提供することや意見交換の場を提供することを目的とするもので、今回で第10回目を数えた。本フェアの趣旨を踏まえた17社が、講演会場においては各社10分のプレゼンテーションが行われたたほか、展示ブースにおいては各社オリジナルの技術について、趣向を凝らした実物、模型、パネル等によって説明がなされ、400名近い産学官の来場者と活発な意見交換が行われるなど、会場内は熱気に溢れていた。この中には西正典防衛省大臣政策参与のほか各自衛隊施設系幹部の顔も数多く見られ、本フェアに対する防衛省内関係者の関心の高さを表していた。
また、新たな試みとして、米国で同様の活動を行っているSAME(サミー、米国軍事技術者協会、Society of American Military Engineering)日本地区を招き、ブースによる説明のほか、同沖縄支部のロバート・グレインジャー会長による10分間のスピーチが行われた。グレインジャー会長は「SAMEと(一社)防衛施設学会には安全保障環境の構築のほかミリタリーエンジニアの育成などの共通の目標がある。その共通の目標に向かって互いがコラボレーションすることが大切」と述べ、同学会の渡邉一浩副理事長が壇上に上がり握手でこれに応じた。
特別講演においては、「南スーダン派遣施設隊のPKO活動における建設・土木技術」と題し、元南スーダン第9次派遣施設隊副隊長の坂口誠2陸佐から、現地の気候風土を踏まえた道路整備等における苦労や現地の方々との交流等について自らの体験を踏まえた熱意あふれる説明がほぼ満席の聴衆者に対して行われた。聴講者の中から「初めて聞く自衛隊PKO活動のご苦労に対し自分たちの持ち合わせている技術で何ができるか改めて考えてみたい」といった声も聞かれ、産学官が集まる学会ならではの場となった。
なお、イベント終了後には、約150名参加による名刺交換会が行われ、フェア延長線上での活発な議論が行われたほか、(一社)防衛施設学会とSAMEのコラボレーション強化の証として互いの幹部同士の写真撮影が行われた。
今後も(一社)防衛施設学会では、平成29年2月に学術研究発表を主体とする「年次フォーラム2016」、同9月に「第11回ミリタリーエンジニアテクノフェア」を計画しており、これらのイベントを通じて、土木、建築、機械、電気、通信のみならず、多分野の技術が総合的に集約された新技術によって防衛施設という安全保障基盤を構築すべく、まさに産学官の「ミリタリーエンジニア」が集う場を提供していくこととしている。 |
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雪月花 |
逆輸入のような形で日本に上陸した「ポケモンGO」。日本各地のフィーバーぶりをマスコミはこれでもかこれでもかと連日伝える。市ヶ谷周辺でも若い人たちがグループでウロウロ、顔を上げないのだからぶつかって来る、謝ることもしない無法状態だった。何がそんなに面白いのか別にお金も懸かるわけでもないし筆者も野次馬根性でダウンロードしてみた。市ヶ谷周辺では思ったより簡単にポケモンをゲットでき、すぐにレベル2になった。産経ニュースによると中谷防衛大臣(当時)と訪日中のハリス米太平洋軍司令官が防衛省で会談したとき「ポケモンGO」の話で盛り上がったそうだ。「防衛省はホットスポットと聞きました」との司令官に「ポケモンは防衛省の敷地には入れないことになっています。」厳重警備を強調する中谷大臣。二人は相好をくずしたようだ。だが厳重な警備にもかかわらずポケモンは侵入していたのだ。靖國通りに面した庭園の灯篭の陰に潜んでいた、友人に写真を見せてもらった。情報が漏洩するわけでもないのだから目くじらを立てることもあるまい。しかし、米国ではポケモンの出現場所に自宅の敷地が使われて迷惑を受けているとの訴訟も起きている、あちこちで起きそうな問題ではある。あれから3か月、海外ではまだまだ熱は冷めていないようだが日本ではかなり落ち着いてきた。ポケGOがなければこんな事にはならなかったのにとか、子どもに持たすんじゃなかったとか悔やむことのないように楽しみたい。 |
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